鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4019回】 今年1年の感謝を込めて

2021年12月31日 | 住宅コンサルタントとして

本日で2021年も終わります。

 

2020年2月から今日まで、

世界はコロナウィルスに振り回されました。

 

これまで当たり前のように出来ていた、

大切な人たちとの食事や飲み会、旅行、

スポーツ大会や学校行事などが、

とてもありがたいことだと気づかせてくれました。

 

そしてリモートワークやそれに伴う便利なツールを

皆が使いこなす中で、リモートのメリットデメリットも

かなり明らかになったと思っています。

 

決まった型の報告に関しては、

リモートでも全く問題無いかと思いますが、

ゼロから1を生み出す企画であったり、

深いレベルのコミュニケーションに関しては、

オンラインでは無理だと個人的に思っています。

 

2023年には、またかなり世界は変わっているかと思います。

 

2022年の予定は、パンパンに埋まってしまいましたが、

新しいクライアント様をお連れしての

ミラノサローネ視察やイタリアの家具ショップ見学や

個人的におすすめのお店や企業の視察など、

ワクワクする企画を2023年には開催したいと

個人的に思っています。

 

2021年もクライアント様のおかげで、

そしてビジネスパートナー様の支えもあって、

本当に素晴らしい1年となりました。

 

弊社の理念は変わらず、

日本の住環境のレベルUPと

地域経済の活性化のために貢献できるよう、

2022年も全力を尽くしたいと思っています。

 

本当に今年一年、お世話になりました。

 

皆さまも良いお年をお迎え下さいませ。

 

そして2022年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

   鬼山竜也

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4018回】 読書三昧

2021年12月30日 | 住宅コンサルタントとして

今年は本当にハードで、

日々、コンサルティングの準備に追われ、

十分な読書量を確保することは難しかったです。

(↑完全な言い訳です)

 

なのでこの年末年始、

溜まりに溜まった発注済みの本を

片っ端から読みあさりたいと思っています。

 

そのリストですが、

 

・新しい経営の教科書(岩田松雄氏著)

→2回、読んでいるのですが、3回目の読み直し

 

・リアル店舗の奇蹟(飯田結太氏著)

→飯田屋さんの社長の著書

 

・ドムドムの逆襲(藤﨑忍氏著)

→専業主婦からドムドムの社長となった

 

・嫌われた監督(鈴木忠平氏著)

→落合監督への密着取材の記録

 

・たった4年で100店舗の美容室を作った僕の考え方

(北原孝彦氏著)

→スタッフの能力に頼らないしくみで100店舗を達成

 

・「営業の智慧」「営業の意味」(中村信仁氏著)

→3回目となる読み直し

 

・学校の「当たり前」をやめた。(工藤勇一氏著)

→クラス担任制度や中間・期末テストを廃止した、

麹町中学校の校長の著

 

は最低でも読みたいと思っております。

 

この時期くらいしか、読めないし・・・。

 

 

思い返すと、司馬遼太郎さんの歴史小説にはまり、

高校の授業中にずっと司馬さんの小説を読んでいて、

ロクに勉強しなかった10代。

 

25歳で読書に目覚め、

本を読んで学んだことを実践し、

改善を繰り返して仕事のツボが何となく分かった20代。

 

2回、面接で落とされ、

3回目でやっと入社を認めていただいた前職時代、

とにかく経営の基本すら知らず、

(当時、3C・4P・SWOT・ランチェスターなど何も知らない)

猛烈に能力不足を補おうと睡眠時間を削って学んだ30代。

 

起業して、誰からも指導をしていただけなくなり、

さまざまな経営者の本を読ませていただき、

その中から自分を軌道修正し続けた40代。

 

本を読むことを怠っていたとしたら、

本当に頭が悪く、ロクでもないオッサンにしか、

間違いなくなっていなかったと思います。

 

本にいくら投資をしたのか、記憶がありませんが、

投資した分の数百倍は回収できたと思います。

 

それくらい、本はビジネスパーソンの成長に

欠かせない武器だと思っています。

 

動画も良いのですが、全て映像付きなので、

インプットした情報から派生が生まれにくいのです。

 

本の場合、読みながら咀嚼し、

更にはそこから頭の中で空想できるので、

イメージ力や発想力の向上につながるような気がします。

 

この年末年始、皆さんはどんな過ごし方をされますか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4017回】 打率を高めるには・・・

2021年12月29日 | 住宅コンサルタントとして

契約数を新規の来場客数で割った数字を

「(新規)接客契約率」と呼んでいます。

 

野球で言えば、打率ですね。

 

この打率ですが、個人的には今、

お客様はしっかりと予習してから来場されるので、

15年前と比較すると打率は高くなっていなければならない、

と思っています。

 

年間24棟以上の注文住宅の会社の場合、

基本的には接客契約率は20%以上、欲しいところ。

 

ちなみに、弊社のクライアント様で、

年間200棟以上のビルダーの最高値は、

接客契約率34.1%という、驚異的な数値です。

(その中の1支店は、接客契約率50%超えです)

 

接客契約率を高めるポイントとしては、

初回接客時に次アポが取得できるかという、

 

「接客アポ率」、

 

それからアポを取得してから契約できるかという、

 

「アポ契約率」

 

に分けて分析すると見えてきます。

 

接客アポ率が低い営業マンには、

初回接客をさせる前に基礎的なトレーニングを

コツコツを積んでもらわなければなりません。

 

モデルハウス案内、自己開示、ヒヤリング、

会社説明、商品説明、スケジュール説明、

次アポの取得、というように細かく分けて、

それぞれの項目でお客様とコミュニケーションを取れるよう、

トレーニングを積んでいただくのが良いでしょう。

 

今の時代、次アポ率は最低でも50%は取れなくてはなりません。

(理想は60%以上)

 

そして次アポを獲得したお客様からの成約率は、

33%以上を目指さなくてはなりません。

(理想は40%以上)

 

次アポを取得した後、成約につながらないのは、

お客様個々がお持ちの問題点を明確化できずに、

クロージングをかけてしまっていたり、

そもそも商品力が劣っていたり、

商談前の準備が圧倒的に不足していたり、

などなど、各営業マンにとって理由は異なります。

 

この問題に関しては、個別で対応していくしかなく、

真の力が試されるかと思います。

 

いずれにしても、来場前にお客様はリサーチし、

ある程度、関心が高まった状態で来場されるので、

成約率は高くて当然の時代。

 

打率を高めるための工夫、皆さんの会社はできているでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4016回】 仕事納め

2021年12月28日 | 住宅コンサルタントとして

昨日で弊社の2021年の業務は終了いたしました。

 

今年も本当に素晴らしい1年を過ごすことができました。

 

これも全て、素晴らしいクライアント様、

それから文句ひとつ言わずに

仕事しやすい環境をつくってくれた

家内のおかげだと思っています。

 

本当にありがとうございました。

 

今年を振り返ると、いろんなことがありました。

 

・ホテルでの宿泊が、年間232泊となり、

ジムに通えなくなり、退会した

・その代わりに、筋トレをホテルの部屋でおこなうように

・飛行機の欠航が相次ぎ、移動に本当に苦労した

・クライアント様の7割以上が過去最高受注に

・視察勉強会を年間で4回、企画実行できた

(2020年はゼロ)

・第二の故郷、北海道にもクライアント様ができた

・クライアント様の出店や店のリニューアルが多々、あった

・次男がスペインに留学

 

などなどです。

 

2022年に住宅会社が強化すべきことは明白です。

 

その他以外の部分、

例えば商品、接客、営業、マネジメントなどに関しても、

具体的に各社様に取り組んでいただきたいことを

年末年始にまとめ、1月よりご提言させていただければ、

と思っております。

 

2022年もクライアント様の出店や新業態への参入、

更には面白い展開をされるクライアント様もいて、

個人的には楽しみしかありません。

 

素晴らしいクライアント様と

2022年も素晴らしい1年を歩みたいと

心から思っております。

 

本当に一年間、ありがとうございました。

 

(って、ブログは明日以降も書き続けますけど・・・)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4015回】 一流のお店に通い続ける理由

2021年12月27日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に一番のお気に入りの和食屋さんが

京都の東山にあるのですが、

2021年は毎月、通わせていただきました。

 

このお店、お任せコース1本ですから、

もう大将の世界観とセンスが思いっきり出るのですが、

まあ毎月通わせていただいても、全く飽きがきません。

 

料理の味。

見た目。

器。

お酒(日本酒もワインも、素晴らしい品揃えなのです)。

接客。

大将やおかみさんのトーク。

 

全てが毎月、進化していて、

毎回、感動して帰路につく訳です。

 

この進化し続ける姿勢を目の当たりにしながら、

自分もこうでありたいと心から思っています。

 

今、2021年の12月ですが、

2022年8月までは満席で、

9月も通い続けている常連さんだけで、

あっという間に満席となるでしょう。

 

初めてお伺いした時、

まだネットで予約が取れたのですが、

すぐにミシュランの星を獲得され、

瞬く間にネットで予約が取れなくなりました。

 

料理や接客のセンスで、

すぐに予約が取れないお店になるだろうと感じ、

そこから毎月、予約を取らせていただくようになり、

結果、毎月通えている訳ですが、

これはどの業界でも同じになるだろうと思っています。

 

どの業界も二極化が進み、

予約が取れないお店といつでもガラガラなお店に

ハッキリと分かれるでしょう。

 

予約が取れない一流店になるには、

味(本業における商品のクオリティ)はもちろん、

お店のデザインやしつらえ、接客のレベルが高いこと、

そしてそれらが常に進化し続けることがポイントです。

 

お店のレベルが常に上がり続けるからこそ、

お客様からすれば、毎回新鮮な訳です。

 

更にこれだけのレベルなのに、

まだ上のレベルを目指して精進されていることに、

お客様は感動され、通いたくなるのです。

 

これは業界関係なく、同じ構図であると思っています。

 

私、一流店に行った際は、

そんな視点でお店を見させていただいています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4014回】 調子が良いときに出る、おごりや油断に注意

2021年12月26日 | 住宅コンサルタントとして

業績が悪い時、

努力はしているものの、結果が出ない時、

人は危機感を持って仕事に向き合うことができます。

 

「今のままではまずい」

「どこを改善すれば、良くなるのか・・・」

「お客様にどうすればもっと満足していただけるのか?」

 

と、常に問題意識を持ち、頭を使って、

いろんな部分を改善しようと取り組めたりします。

 

ところが、仕事が順調に決まって、

住宅会社で言えば、受注残が1年分以上貯まって、

理想的な状況がしばらく続くと、

おごりや油断という一面が出やすくなるのです。

 

先日、お伺いしていた、生産性日本一のクライアント様。

 

受注残が一年半以上あって、

業績は非常に好調なのですが、

朝礼で社長は社員さんに喝を入れられた、

ということを教えていただきました。

 

業績は好調なせいか、

社員さんの態度や会話のほんのちょっとした変化に、

非常に危機感を覚えた、とのことでした。

 

ちょっとまずいと感じた際に、

組織に危機感を持たせることができる経営者こそ、

個人的には一流だと思っています。

 

業績がもし順調である場合、

社内に油断やおごりの空気が広がらないように、

誰かが組織内に危機感を持たせることが

とても重要だと思います。

 

そして以前のブログでも書きましたが、

常に自分よりも上のレベルの方を見て、

自らの至らなさを痛感しながら、

コツコツと努力を継続できる方は、

小成功病に陥らないのです。

 

そういう方こそが、

常に結果を出し続けられる一流であり、

自分自身、そこに近づけるよう、精進します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4013回】 誰からお給料をいただいているのか?

2021年12月25日 | 住宅コンサルタントとして

どこの世界にも、いろんな会社にも

人間的にクズの奴は存在するものです。

 

例えば現場監督で、

自分が今、10物件くらい抱えていて、

会社の経営陣から注意を受けると

 

「そんなにいろいろとおっしゃるのでしたら、

私、会社、今すぐ辞めさせていただきます」

 

と無責任な発言をする、頭も人格も三流な監督。

 

現場が止まったら、何よりお客様にご迷惑をおかけし、

わが社の仕事を真剣にやって下さっている、

協力業者さんや職人さんにご迷惑がかかります。

 

自分が抱えている現場が多数、ある中で、

こういうことを口にする監督は、最低ですね。

 

更には、図面や指示にミスがあると、

そのミスを理由に、そこが改善されなければ、

仕事を受けようとしない工事部長。

 

仲間のミスを指摘して、何が面白いのでしょう?

 

自分たちはミスを一切しない自信があるのでしょうか?

 

逆に自分たちにミスがあった際、

どういうケジメのつけ方をするつもりなのでしょう?

 

 

また、会社が進もうとしている方向を理解せず、

自分はこういうやり方でやってきたから、と

過去の自分のやり方に固執し、

新しいソフトを学ぼうともしない、

頭が固く、勉強好きではない設計。

 

こういう設計は、会社の成長スピードを

ただただ遅くするだけの存在となります。

 

 

そもそも、住宅業界で働く方のお給料は、

どこから捻出されているのでしょう?

 

それは、自社で家づくりを決断してくださった、

お客様のお支払いしていただくお金の中から、

自分たちのお給料は出ている訳です。

 

そのことを理解していれば、

お客様に笑顔になっていただくために仕事をする、

なんてことは当然ですし、

お客様のために出来ることは可能な限りやりたい、

と思えるはずでしょう。

 

でも住宅業界の中で、

お客様のことよりも自分チームのことを

優先してしまう人たちがいます。

 

お客様に喜んでいただくために、

社内の皆で足りない部分を補わなければならないのに、

自分たちの都合を優先させる。

 

お客様からお給料を頂戴している、

という自覚が無い。

 

仕事をする上で、誰からお給料を頂戴しているのか?

 

そこを理解して、お客様に喜んでいただくために

皆で協力しあえる会社が、成長し続けられるのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4012回】 人事異動の重要性

2021年12月24日 | 住宅コンサルタントとして

前々職時代、北海道で営業マンをやっていましたが、

メインとなるサッシや住設の拠点は、

北海道だけで8拠点ありました。

 

拠点がたくさんあると、

各拠点がいろんなことに取り組み、

成功事例が頻繁に生まれ、

それを各拠点で共有できるなど、

良い点がたくさんあったと思います。

 

ただ、拠点が増えれば、その分問題点も増えます。

 

若手が伸び悩む拠点。

スタッフの離職率が高い拠点。

利益率が低い拠点。

ずっと業績が悪い拠点。

 

問題があった拠点は、

当然ながら所長の上司やいろんなスタッフが

北海道をあげてサポートするのですが、

それでも問題が解決できないようであれば、

とにかく人を異動させ、新しい風を組織内に入れる、

ということを頻繁にやっていました。

 

また能力は高そうなのに、結果が出ない営業マンなども、

定期的に異動させられた結果、新天地で能力が開花し、

素晴らしい成果を出すシーンもたくさん見てきました。

 

そういう意味では、人事異動というのは、

組織内のマンネリや伸び悩んでいる人の意識を変える上で、

非常に有効な方法かと思います。

 

一拠点でやっている会社の場合、

問題ある拠点の環境、

伸び悩んでいるスタッフさんの環境などを

変えるといってもなかなか難しいものです。

 

複数拠点だからこそ可能な、

環境を一気に変える人事異動。

 

今の時代、間違った戦略を選択する、

というケースはかなり少ない。

 

結果が出ないのは、

スタッフさんのモチベーション低下だったり、

組織内に問題があるケースが多いと思います。

 

そういう時に、人事異動をすることで、

思わぬ良い結果が出ることもあるのです。

 

人事異動。

皆さんの会社では、定期的にありますか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4011回】 コストダウンのコツ

2021年12月23日 | 住宅コンサルタントとして

私、1996年から2005年まで、

建築資材のメーカーの営業マンをやっていました。

 

日々の仕事の中で、ビルダーの仕入れ担当者、

それからサッシ屋さんや建材屋さんの仕入れ担当者と、

とにかく価格交渉を数えきれないくらい、やっていました。

 

どういう人だと、買ってほしいと売り手側は思うのか?

どういう交渉をされると、思わず頑張りたくなるのか?

 

逆に言うと、どういう会社や人だと

価格交渉に応じたくないのか?

 

そのあたりのポイントは、分かっているつもりなので、

ちょっとまとめたいと思います。

 

まず、買って欲しくないお客様、

価格交渉に応じたくないお客様はどんなタイプかを

まとめると下記のようになります。

 

・会社や担当者がいい加減で、売った後、こちらが振り回される

・仕入れ担当者が人間的にずるかったり、ネチネチしている

・売り手側の気持ちを一切、汲んでくれない

・駆け引きが強い

 

まあ、人として常識が無かったり、嫌な人・会社には、

買っていただかなくとも別にいいと思ってしまうものです。

 

 

また、買っては欲しいけれど、

限界まで安く値付けをしないタイプのお客様は、下記のようになります。

 

・人として常識があり、魅力がある

・請求書のチェックをしていないと思われるお客様

・大雑把で、いい加減なお客様

・ライバルがいない(仕入れ先が1社)お客様

 

 

そして、最も利益が取れない(すなわち、こちらが安く売ってしまう)

タイプのお客様は、

 

・人として常識があり、魅力がある

・いろんなメーカーや業者さんが、この会社に買ってもらいたいと思っている

(一業種、複数業者から仕入れしていて、ライバルが多い)

・「価格、そんなに無理しなくていいですよ」というスタンス

・現場の段取りが良く、非常にスマート

 

となります。

 

ビジネスは人と人との関係性の中で生まれますから、

やはり好かれること、そして段取りが良いこと。

更にいろんな業者さんから人気がある会社が、

安く商品を購入できるのです。

 

皆さんの会社は、売り手側、職人さんから人気があるでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4010回】 悲惨な40代、50代にならないために

2021年12月22日 | 人として

スーパーのレジのセルフ化。

 

駅の無人化。

 

旅行代理店でチケットを手配する人が減り、

ネットで予約する人が着実に増加。

 

家電量販店で家電を購入する人も減り、

ネット通販で大抵、済んでしまう。

 

銀行員も人数がそんなにいらないし、

役所もDX化が進むことで公務員の数も減る。

 

まあ、機械やネットで代用可能な仕事では、

雇用を生めなくなっていくでしょう。

 

世に必要とされるビジネスパーソンになるには、

機械やネットで代用不可能な、

すなわち付加価値の高い仕事でしか、

人は不要になってくる、ということです。

 

今、世の中で必要とされている職業でも、

この先、不要となるものが多々、発生するのです。

 

今の40代以下の方たちは、

この現実を理解しておく必要があるでしょう。

 

付加価値の低い、

作業レベルの仕事しかできないオッサンは、

この先、悲惨な人生が待っているのです。

 

では、付加価値の高い仕事ができる

ビジネスパーソンになるためには、

どういうことに取り組めば良いのでしょう。

 

これはずばり、コツコツと勉強し続け、

必要とされる能力と人格を身につけるしかありません。

 

20代~30代前半の間、

目先を楽しむことを優先し、

本を読んだり、セミナーに参加したり、

いろんなことを体験しなかったビジネスパーソンは、

40代になってから本当に苦しむことでしょう。

 

何せ、必要とされなくなり、居場所が無くなる確率が、

この先、ドンドン上昇していく訳ですから。

 

悲惨な40代、50代にならないよう、

若いうちからコツコツと学び続けましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4009回】 気になることがあった際は、ちゃんと指摘する組織か?

2021年12月21日 | 住宅コンサルタントとして

エスカレーターを降りたところで立ち止まる人。

 

電車に乗る際、改札口の手前で立ち止まって

カバンの中の切符を探す人。

 

車を運転しながら、スマホをいじっている人。

 

コンビニのレジで、合計金額を言われてから、

財布を取り出して小銭を探す人。

 

仕事ができる、できない、という分け方をするのであれば、

これらの人たちは、仕事ができません。

 

それは、自分がどういう行動を取れば、

周囲の方にどのようなご迷惑をおかけするのか、

想像することができていないからです。

 

自分のことしか考えられない。

自分の行動を俯瞰して見ることができない。

 

こういう方は、お客様の視点で物事を見ることができないので、

お客様により喜んでいただけるように

自分の仕事を改善することができません。

 

なので、通用しなくなっていくのです。

 

また、清潔でない人。

貧乏ゆすりをしたり、食べ方が汚い人。

においに鈍感な人。

 

こういう人も相手の立場に立って

物事を見れない典型的なタイプで、

当然ながら、仕事ができません。

 

でも、こういう方、結構多いと思いませんか?

(私の周りには皆無ですが・・・)

 

なぜそうなってしまうのか?

 

個人的に思うのは、人に対して注意をしてあげる人が

明らかに減ってきているからのような気がしています。

 

私、大阪で生まれ育ったのですが、

私の周辺では、とにかく皆が

思ったことをガンガン言う環境で

 

「お前、キモイ」

「お前、全然、おもんない」

「自分、浮いてるで!」

「ちょっと空気、読めよ」

 

というような毒のある言葉を

皆が言われていましたし、

周囲の誰もが言っていました。

 

レジの前で支払いが遅い人がいると、

露骨に後ろの人がイライラしたり、

空気の読めない発言をすると、無視されたり、と

ちょっと厳しい環境だったかもしれませんが、

その環境で育ったおかげで、

自分以外の人の目線で物事を

見ることができるようになったような気がします。

 

関西を出て、北海道に初めて住んだ際、

なんて皆、やさしいんだろう、と感動したと共に、

本当に皆がマイペースだなぁ、と感じまくっていました。

 

マイペースは全然OKですが、

自分以外の人が自分の発言や行動でどう感じるのかを

全く気にしないのであれば、人間力が高い人を除いては、

自分を俯瞰して見ることができる人は少なくなるかと思います。

 

ですから個人的には、

共に働く仲間、後輩などで、

ちょっとまずい行動などがあった際は、

ちゃんと指摘してあげる空気がある会社が、

やはり業績が伸びると思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4008回】 小成功病

2021年12月20日 | 住宅コンサルタントとして

家内に次男のInstagramのアカウントを教えてもらって、

定期的にチェックをしてニヤニヤしている、

周囲から見たら、相当気持ち悪いであろう鬼山です。

 

スペインでの生活、おそらくメチャ楽しんでいるようで、

まあ無事で帰ってきてくれたら、と夫婦で願っています。

 

さて、私はまだ若かりし頃、

弊社のクライアント様の社長に、

上甲晃さんの本を薦めていただきました。

 

上甲さんの著書の中で、

個人的に最も印象に残っているのが、

「小成功病」というもの。

 

吉本興業の芸人さんを例にされていたと思いますが、

吉本の芸人さんは、皆さんご存じの通り、

売れていなければ、収入は雀の涙程度。

 

当然、バイトして生活費を稼ぎながら、

お笑いを極めようと皆さん、努力している訳です。

 

仕事をいただけることに感謝し、

スタッフさん、裏方さんにも頭を下げて、

日々、いただける仕事を一所懸命こなす日々。

 

そして努力が実って、ちょっと売れてきて、

仕事が安定して入ってくるようになった。

 

そして年収が上がってきた段階で、

芸人は2パターンに分かれるそうなのですね。

 

1つは、これまでのスタンスを変えず、

スタッフさんや裏方さんに感謝し、

仕事をいただけることに感謝する芸人さん。

 

もう1つは、態度が横柄になるタイプ。

 

それまで電車で移動していたのを

タクシーでなければダメ、

新幹線はグリーン車を取らなければ、

マネージャーに文句を言う。

 

どこに行くにもサングラスをかけるようになり、

スタッフさん、裏方さんへの態度も偉そうになるタイプ。

 

そして後者のタイプは、間違いなく伸び悩み、

中途半端なレベルで売れるのが止まり、

あとは沈むのみなのだそうです。

 

これ、経営でも全く同じだと思いませんか?

 

ちょっと業績が良くなってくると、

すぐに良い車を買い、勘違い発言が多くなり、

自分の能力で成功したと思い込むタイプ。

 

自分ひとりで仕事なんて回らないのに、

他部署の方や支えてくれている方への

感謝の気持ちが無い。

 

そういう経営者や営業マンは、

間違いなく小成功病にかかっています。

 

上甲晃さんの本を読んで勉強しましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4007回】 承認欲求が強すぎる経営者は、気を付けなくてはならない

2021年12月19日 | 住宅コンサルタントとして

会社を経営して、ちょっとうまくいくと、

周囲のいろんな方から「すごいですね」と言われ、

それが嬉しくてたまらないタイプの経営者が存在します。

 

いわゆる、「承認欲求の塊」タイプの経営者です。

 

この手のタイプは、自尊心が高く、

(本人は自分のことを謙虚だと思っていることが多い)

とにかくいろんな方から認められたい欲がハンパなく、

ちょっとおだてられるとすぐにその気になって、

結構簡単に詐欺にあったり、利用されたりします。

 

そして日頃から、自分より格下の人を囲い、

集団の中心に自分がいることが心地よかったりします。

 

とにかく、ちやほやされると心地よい。

 

十分、認めてもらっていても、「まだ足りない」と、

もっと承認してもらうことを求めるのです。

 

こういうタイプの経営者は、

本当に気を付けなくてはなりません。

 

「これは、選ばれた会社にしか、

声を掛けていないプロジェクトです」

 

というお誘いに簡単に乗ってしまったり、

海千山千の不動産屋にそそのかされて、

絶対に売れない土地を掴まされたりするのです。

 

そうそう、こういうタイプは、接待にも弱いのですが、

金融機関や不動産屋、メーカーや問屋などは、

そこをちゃんと見抜いていたりするのです。

 

ではなぜ、この手のタイプの経営者は、

ちやほやされることに弱いのか?

 

私が思うに、とにかく理想が低くて、

業界内のトップレベルや日本トップレベルと

自分を比較するのではなく、

おらが町の会社と比較してしまっているのです。

 

自分よりはるか上のレベルの方たちには目が向かず、

身近の草野球レベルのチームと比較して、

自社がイケてる、経営者として自分はイケてる、と

感じることが心地よいのですね。

 

世の中には、凄い経営者、素晴らしい会社が

数えきれないくらい存在します。

 

若いのに自分の数十倍の魅力や能力を持った経営者や、

もう人間力で完敗してしまう、すごい経営者も多々、います。

 

そういうレベルが上の人に目線が向かうと、

自分の至らなさ、ショボさに気づき、

精進する気持ちが芽生えてくるかと思います。

 

認められたい欲が強い経営者こそ、

レベルが圧倒的に高い人たちとお付き合いさせていただき、

自分の未熟さを思い知ることが大切かと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4006回】 理想を追求すると共に、数字にも執着心を持つ

2021年12月18日 | 住宅コンサルタントとして

事業を通して、お客様に喜んでいただく。

 

社員さんに働き甲斐を感じてもらい、

仕事を通して成長してもらう。

 

経営者として、追求していきたい部分です。

 

ところが、これらを追求しながらも、

もう一つ、押さえなくてはならないことがあります。

 

それはもちろん、利益の確保です。

 

販管費よりも粗利益を大きくすること。

支払いよりも、資金の回収を大きくすること。

 

この2つの視点が欠けていれば、

事業は簡単に赤字になってしまうのです。

 

 

住宅会社で言うと、どれだけ契約をしていても、

着工し、上棟し、建物を完成させ、引き渡ししなければ、

売り上げを建てられないですし、お金も入ってこない。

 

ですから、理想の追求に加え、

利益を出すために必要な完工棟数を割り出し、

毎月、確実に必要数、着工し、

工程をしっかりと管理して、

確実に引き渡しをしていく必要があるのです。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

ここの部分の管理を昨年から強化し、

毎月、私自身もチェックさせていただき、

今期の決算は万全の結果です。

 

更に来期(2022年1月~12月)も

今期を超える棟数が工程表に組み込まれ、

来期も素晴らしい決算になることが確定しています。

 

こうした中で、更に会社をより良くするための、

評価制度や社員さんの成長のための研修制度、

社員さんのモチベーションを高めるための取り組みなど、

理想的な経営ができているのですね。

 

しっかりと算盤をはじきながら、

理想を追求していく経営。

 

渋沢栄一氏は、

 

「右手に算盤、左手に論語」

 

という言葉を残されていますが、

理想の追求と共に、必要粗利益額の確保を

経営者は忘れてはならないのです。

 

理想だけ追求しても、経営は成り立たないのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【第4005回】 安直な戦略を提案しない

2021年12月17日 | 住宅コンサルタントとして

弊社がクライアント様に提案する戦略は、

目先の数字を高めるためのやり方ではなく、

ちょっと時間はかかるけれど、

時間の経過と共に商売が年々やり易くなっていく、

という本質的な内容が多いです。

 

超ローコストブランドを立ち上げ、

価格の安さを訴求しながら、

土地を買いまくる、というやり方は、

まずどのクライアント様にも提案していません。

 

確かにその戦略を選択すると、

一時的に数字は上がりますが、

そのビジネスモデルをやり続けて、

 

自社を応援して下さるファンが増えるのか?

携わるスタッフさんが成長するか?

 

というと、そうならないのですね。

 

商いの本質とは異なると思うので、

そういう安直な戦略を提案することはありません。

 

弊社のクライアント様が市場で競合する会社の中には、

そういう戦略を取ってくる先もありますが、

大抵、どの会社がアドバイスをしているか分かります。

 

数年は、競合企業に有利な状況が続くかもしれませんが、

10年後は確実に我々が勝つ、という戦略をご提言しています。

 

圧倒的に人間力で勝つ。

価値で勝つ。

会社の格で勝つ。

安心感で勝つ。

スタッフのキャラで勝つ。

 

面倒で手間と時間がかかりますが、

確実にファンが市場内に増えていき、

スタッフさんが成長し、

自社に自信と誇りを持ってお客様に接することができる。

 

そういう王道のやり方で勝つのです。

 

時間はかかりますが、

それが中小企業、地域密着型企業の目指す姿です。

 

そして地元の方を雇用し、

地元の職人さんや販売店さんに仕事をお願いし、

技術の継承と地域の経済の活性に貢献していく。

 

地元の雇用を生む。

 

地元の方々の住環境のレベルを高める。

 

最終的に地域社会に貢献し、地域を良くしていく。

 

2022年も、商売の王道をクライアント様と追求していきたい、

と個人的に思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする