この1ヶ月間で、あるクライアントの受注残が一気に増え、
このクライアントの今期の決算が素晴らしいものになることが確定したので、
かなり気分が良い、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。
やはりこのお仕事をさせていただいている中で、
クライアントの業績・決算が素晴らしいものになることが確定すると
本当に幸せな気持ちになれます。
私は今、ありがたいことに好きな経営者の方としかお付き合いをしていません。
自分の好きな方、大切な人が順調だと、自分も幸せですよね!
さて、先日あるクライアントから、次のようなお話を教えていただきました。
あるエリアで100棟以上新築をされている住宅会社があります。
当然、地域における住宅会社では上位ランクです。
ただ、この会社の業績がリーマンショック以降、落ち込んだそうです。
そこで、会社としてコンパクトハウス事業に取り組んだそうです。
コンパクトハウスとは、3ケタ住宅とも言われていますが、
要は30坪以下の小さな家をそれなりに見栄えを良くして
本体価格を3ケタ(1000万円未満)に設定し、販売するという手法です。
スタート直後は、それなりの反響があり、まずまず受注されたそうなのですが、
今ではさっぱりお客様が反応されなくなったそうです。
そしてついに商談・追客出来るお客様がゼロになった、とのことで、
その事業を任されているマネージャーが非常に困っているそうです。
こうしたお話を聞いて、「やっぱりなぁ」と私は思いました。
そもそも私自身、クライアントにただ価格が安いだけのローコスト住宅や
コンパクトハウスなどは一切提案していません。
それは、こういう結果になることが予想出来るからです。
ローコストに安易に流れると、建てさせていただく家の大半がローコスト住宅になります。
外観がワクワクする、家の中に見どころがたくさんある家を建てて、
そうした家をいろんな方々が見て、みんなが「いいね!」と思って下さるからこそ、
良い評判が広がっていくのですが、ローコストで見どころが少ない家を建て続けると
「あそこの家は安いんだけどね・・・」
という評判が広がることになります。
そうした結果、商売をやり続ければやり続けるほど、
1棟の受注の難易度が上がるのです。
これは、商売をやり続ければやり続けるほど、商売がやりやすくなる、
という商売の原則に反することなのです。
理念なきローコスト。
最終的に、その会社に大きなダメージを与えると個人的に思っています。
上記の会社がコンパクトハウス事業に参入した経緯を知っている私としては、
あまりに安直に方針を決めすぎだと思います。
理念があってのローコスト参入ならいいのです。
ただ、「ローコスト住宅が売れる!」と思い、自分達の業績のことだけを考えて、
参入すると、こういう結果になるのです。
「当たるビジネスモデル!」「これからの時代はこの手法!」という、
胡散臭い言葉に踊らされることなく、商売の王道を歩んで参りましょう!
このクライアントの今期の決算が素晴らしいものになることが確定したので、
かなり気分が良い、鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。
やはりこのお仕事をさせていただいている中で、
クライアントの業績・決算が素晴らしいものになることが確定すると
本当に幸せな気持ちになれます。
私は今、ありがたいことに好きな経営者の方としかお付き合いをしていません。
自分の好きな方、大切な人が順調だと、自分も幸せですよね!
さて、先日あるクライアントから、次のようなお話を教えていただきました。
あるエリアで100棟以上新築をされている住宅会社があります。
当然、地域における住宅会社では上位ランクです。
ただ、この会社の業績がリーマンショック以降、落ち込んだそうです。
そこで、会社としてコンパクトハウス事業に取り組んだそうです。
コンパクトハウスとは、3ケタ住宅とも言われていますが、
要は30坪以下の小さな家をそれなりに見栄えを良くして
本体価格を3ケタ(1000万円未満)に設定し、販売するという手法です。
スタート直後は、それなりの反響があり、まずまず受注されたそうなのですが、
今ではさっぱりお客様が反応されなくなったそうです。
そしてついに商談・追客出来るお客様がゼロになった、とのことで、
その事業を任されているマネージャーが非常に困っているそうです。
こうしたお話を聞いて、「やっぱりなぁ」と私は思いました。
そもそも私自身、クライアントにただ価格が安いだけのローコスト住宅や
コンパクトハウスなどは一切提案していません。
それは、こういう結果になることが予想出来るからです。
ローコストに安易に流れると、建てさせていただく家の大半がローコスト住宅になります。
外観がワクワクする、家の中に見どころがたくさんある家を建てて、
そうした家をいろんな方々が見て、みんなが「いいね!」と思って下さるからこそ、
良い評判が広がっていくのですが、ローコストで見どころが少ない家を建て続けると
「あそこの家は安いんだけどね・・・」
という評判が広がることになります。
そうした結果、商売をやり続ければやり続けるほど、
1棟の受注の難易度が上がるのです。
これは、商売をやり続ければやり続けるほど、商売がやりやすくなる、
という商売の原則に反することなのです。
理念なきローコスト。
最終的に、その会社に大きなダメージを与えると個人的に思っています。
上記の会社がコンパクトハウス事業に参入した経緯を知っている私としては、
あまりに安直に方針を決めすぎだと思います。
理念があってのローコスト参入ならいいのです。
ただ、「ローコスト住宅が売れる!」と思い、自分達の業績のことだけを考えて、
参入すると、こういう結果になるのです。
「当たるビジネスモデル!」「これからの時代はこの手法!」という、
胡散臭い言葉に踊らされることなく、商売の王道を歩んで参りましょう!