先日、ネットを見ていたら、
「高層マンション育ちの子供が伸びない理由」
という記事があったので、思わず読み込んでしまいました。
読み終えて、大いに共感しました。
(この記事は、各クライアント様にお送りいたします)
この記事に書かれてあることが、非常に当てはまることに
私自身、遭遇するからです。
仕事をするということは、いろんな壁にぶち当たるということ。
その壁を乗り越えるために、
いろんな努力をビジネスパーソンはする訳ですが、
大きく分けて次の3つのタイプに分かれると感じています。
1.アイデアが出てくる上に、それを次々に行動に移して壁を超える方
2.アイデアは出てくるものの、それを行動に移せない方
3.アイデアすら出てこなく、答えを求めてくる方
ここで3に該当する方は、おそらく幼少期にいろんな経験値が足りない方のような気がします。
西村則康氏によれば、
「生活のいろいろな場面で身につくべき身体感覚が乏しい場合、
勉強して学力を上げていく過程ではっきり限界みたいなものがある」
とのこと。
例えば缶蹴りをした時に、フェイントをかけるとか、いろんな虫や花を触るとか、
バーゲンセールに親と一緒に行って、親が真剣に買い物をする姿を見て
「バーゲンって、5割引きってこんなに大人を熱くするんだ!」
というようなことを経験していないと、
学校の勉強で知った知識が自らの体験と結びつかないそうなのです。
すなわち、上っ面だけでしか物事を理解していないので、
ちょっと角度が変わったシーンだとその知識や経験が活きないというか・・・。
そして1に該当する方というのは、
「なんかこうやったら、うまくいくような気がする・・・」
という感覚を持っている方だそうです。
こういう感覚が幼少期に身に着くと、頑張る体質になるような気がします。
私、小学生の頃、それなりに成績は良く、口も立ちましたし、
更に野球とかドッジボールとかの球技も結構上手だったのですが、
小学4年生まで、実は鉄棒で逆上がりができず、
かなり体育の授業で恥ずかしい思いをしておりました。
そこで一念発起し、逆上がりの特訓を猛烈にやったのです。
鉄棒を持つ角度、地面を蹴る強さ、頭の位置など、
試行錯誤を重ねましたが、なかなか出来るようにならない。
そんな中、ようやく出来るようになった時は本当に嬉しかった。
高校、大学でテニスをそれなりのレベルで出来たのも、
社会に出て営業マンとしてそれなりの成績を残せたのも、
今考えると幼少期に結構、壁にぶち当たり、それを乗り越える中で、
「なんかこうやったら、うまくいくような気がする・・・」
という感覚を持てたからだと実感しています。
この「なんかこうやったら、ええんとちゃうかな・・・」ということこそ、
ビジネスで最も重要な仮設思考ですよね。
幼少期にいろんな経験を子どもさんに積んでもらえるような、
そんな住宅や暮らし方を提案していきたいと思いました。