無事、本日日本に帰国しました。
コペンハーゲンやスウェーデンのマルメでは、
最高気温23℃、湿度20%前後という
とにかく快適な気候で過ごしていて、
それに体が慣れ切ってしまっています。
関空を出た瞬間の温度と湿度に
日本に帰ってきた実感を感じると共に、
夏は北欧がベストだと改めて思いました。
さてデンマークに1週間いて、心から感じたのは、
デンマークの人たちの豊かさと余裕です。
日本だと電車とかに乗っているとため息をついたり
とにかくせかせか、イライラしている人が多いじゃないですか!
(←もちろん、私もその一人です)
でも、デンマークの人たち、とにかく余裕があるというか、
皆、自然体で日々を楽しんでおられる感じなんですね。
そして電車も道路もレストランも、
どこも人が大勢いて溢れているなんてことはなく、
(ここがスペインやイタリア、ベルギーやオランダと大きく違う)
日本人の感覚からするとどこも空いている感じなんです。
レストランやインテリアショップの店員さん、
道を歩いている一般の方はもちろん、
空港の入国手続きをしている警察官の方まで
目と目が合うとニコッと笑って下さる。
もう本当に、皆余裕があるというか、
豊かさにおいて圧倒的な差を感じて帰国したのです。
方や日本では、三流週刊誌や心が貧しい人たちが、
芸能人やスポーツ選手など有名人の揚げ足をとって
失敗や失言を徹底的に叩いたり、
まあ何と貧しいことか、と思います。
で、どうすれば日本がデンマークのように豊かになれるのか?
まずは心理的に余裕を持つ上で、
やはり実質的な収入のUPが欠かせないと思います。
日本人の所得は、確かに世界的に見て下がっていますが、
でも日々の暮らしを工夫すれば、
実質所得は向上できると思うのです。
個人的に日本人の支出とデンマーク人のそれを比較した場合、
圧倒的に日本人が多く支払っている分野として、
車と保険と教育ではないか、と思うのです。
とにかく、移動に関して公共交通機関を利用しやすい環境が
デンマークには整っていると感じます。
日本のように一人1台、車を持つケースというのは、
郊外の本当に外れエリアに住んでいる家庭以外、
無いのではないかと思います。
そして公共交通機関と自転車を駆使して
皆通勤や通学をしたり、移動しているのですね。
ご主人が350万円の車(7年ごとに買い替え)を所有し、
税金と保険で年間30万を払っているとして、
0円になったとしたら、月に6~7万円浮くことになります。
更に保険。
医療費が実質無料なデンマークでは、
そもそも医療保険という概念も無いと思うのです。
日本人はとにかく保険にお金を払いまくっているので、
それが浮くだけで、月に1~2万円程度の実質収入UPに
つながるのではないか、と感じています。
そして教育に関してですが、
デンマークでは学費が大学院まで全て無料。
しかも中学2年生までは学力テストもなし。
すなわち、塾代など学ぶことに関するお金も
日本と比較するとかなり抑えられていると思います。
塾代ですが、使っているご家庭だと
お子様一人につき、月に3~5万円程度、使っているかと・・・。
ということで、医療代と学校代を全て無料、
すなわち税金でまかなったとすれば、
今の収入でも日本人はかなり豊かになれるのでは、
と考えたりします。
収入が現状維持でも、豊かな暮らしを実現させるために、
ちょっといろんな点を見直してみるのも良いかもしれませんね。