鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4200回】 自分の意思を持てるか?

2022年06月30日 | 人として

自分の意思を持たず、

ただ周囲に流されて生きている人が、

日本人って多いような気がしています。

 

週刊誌やワイドショーの下らない情報であったり、

視聴率を稼ぐための煽り情報などに影響を受けまくり、

地に足がついていない人が、かなり多い。

 

そして自分は何を大切にして生きる、とか、

どういう人生を歩む、とか、

親として、男として、父としてどうあるべきか、

というような自分の意思を持っている方というか、

そもそもそういうことを考えない方が、

これまたかなり多いような気がします。

 

スマホをいじる時間は多々、確保しているのに、

自分のことを考えたり、自分の言動を振り返ったり、

という習慣があまりない。

 

だから、くだらない情報に影響を受けてしまう。

 

ビジネスパーソンとして、自分はどうなりたいか?

そのために、自分はどういう努力をする必要があるのか?

 

親として、子どもにどう育ってもらいたいのか?

そのために、どういう接し方を親としてすべきなのか?

 

というように、自分の意思をしっかりと持ち、

その実現のために、何をしなくてはならないのかを

自分の頭で考えられる人間になる必要はあるでしょう。

 

皆さんは自分の意思を持てていますか?

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【第4199回】 内部留保を蓄積し、自己資本比率を高めるべき理由

2022年06月29日 | 住宅コンサルタントとして

賃金の上昇スピードよりも、

物価の上昇スピードが速い今、

今後、消費者の消費マインドが

ますます減少していくことが予想されます。

 

今はコロナ禍の中、

いろんなことを我慢してきた方たちが

リベンジ消費をしてくれているケースも多い(特に観光)ので、

まだ消費が停滞するイメージを

それほど持てていない方もいるかもしれませんが、

秋口以降も物価は上がり続けるでしょうから、

消費がますます停滞していくと思っています。

 

契約時から着工時まで、

タイムラグが半年から1年ある住宅会社の場合、

時間の経過と共に原価が上昇するインフレの下では、

利益はどうしても低下傾向となります。

 

更になぜかいろんなエリアで土地価格も上昇していて、

今まで総額3000万円で土地+建物が収まっていたエリアでは、

総額3500万以上かかるようになっていたりします。

 

今までは、自分たちの予算だとこのエリアに住めたのが、

今だとより不人気エリアに住むエリアを変えるか、

自分たちのイメージより15%程度小さい家を建てるか、

の二択しかないという、現実を目の当たりにして、

家を建てるモチベーションが下がっている方も

それなりに出てきているのが現状です。

 

よって前期・今期・来期あたりまで、

住宅会社の決算は厳しくなることが予想されます。

 

でも、住宅会社としては、

建てて下さったお客様の家を

守り続けていくためにも、倒産する訳にはいきません。

 

そして、お客様の家のメンテナンスをし続けるには、

当然ながらスタッフを雇用し続けなくてはなりません。

 

こういう厳しい時代でも、会社を継続するために、

日頃から健全経営をし、内部留保を蓄積しておく。

 

財務内容がしっかりとして、信用される経営をしているから、

いざという時に、金融機関から良い条件で

資金を借りられるのです。

 

結果、資金をショートさせず、会社を存続させられる。

 

日本の税制上、内部留保を蓄積するためには、

利益を出し続け、税金を納めなければなりません。

 

そして総資産をなるだけ増やさず、

利益剰余金をコツコツと積み重ね、

自己資本比率を高めておくことが、

信用につながるのです。

 

お客様とスタッフさんを守るためにも、

コツコツと内部留保を蓄積し、

自己資本比率を高めていきたいですね。

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【第4198回】 詐欺まがいのトークをする、全国急拡大中の住宅会社

2022年06月28日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に大嫌いというか、

許せない住宅会社が2社、存在します。

 

それぞれに共通するのは、

人材の確保も育成もできていないのに、

とにかく出店を急ピッチで進め、

契約後のトラブルが多々、発生している会社です。

 

1社は、新潟県のある会社、

もう1社は、一時のタマホームさんのように、

全国展開を急ピッチで進めている、

関西が本社の会社。

 

って、ここまで書くと、

業界の方であれば、会社名は想像できますよね(笑)。

 

無責任な出店、

無責任な受注を繰り返す。

 

人材を育成できないので、

ヘッドハント会社を利用して、

他社から引き抜きを繰り返す。

 

自分たちの売上と利益しか考えていない、

個人的には反吐が出る会社です。

 

ところが、こういう会社に騙され、

家を建てる方が多々、存在するというのが現実。

 

弊社のクライアント様でも、

ここ最近、この中の1社と競合されたのですが、

そこの営業マンが言ったセリフが、

 

「着工が1年先になっても、

ウッドショックや資材高騰による値上げは、

当社はありません」

 

という言葉。

 

いやいや、1年後の資材価格がいくらになっているか、

現時点で予測できないですよね?

 

1年後の会社の方針なんて、

その会社の経営者ですら分からないのです。

 

それを一営業マンが言う、ということ自体、

この会社の詐欺体質をあらわしています。

 

全国展開している会社や、

一部上場の大手ハウスメーカーですら、

図面と異なる施工をしていたり、

施工不良の住宅を引き渡すこともあります。

 

建築は、甘くはないのです。

 

更には業界歴が長い設計や現場監督が

レベルが高いかというと、

キャリア関係なく、当たりはずれが多いのが住宅業界です。

 

レベルが低い設計や現場監督の仕事のいい加減ぶりは、

私自身がよくよく分かっています。

 

急ピッチで全国展開している会社に共通しているのは、

スタッフを大量に採用して、何とかこなすのですが、

当然ながら社員教育制度やチェック機能が十分でないので、

品質的に問題ある住宅を大量供給している可能性がある、

ということ。

 

こういう会社も存在する、というのが、

住宅業界の現実なのです。

 

急拡大しながら、品質もしっかりとしている家をつくる、

ということは、現実的に非常に難しいのです。

 

住宅業界に関わらず、

急拡大している会社に共通するのは、

社員教育や品質管理が不十分である、ということ。

 

消費者として、良い業者さんを見抜く真贋の目は持っていたいですね。

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【第4197回】 現場の士気が上がらない時

2022年06月27日 | 住宅コンサルタントとして

商品力もあり、マーケティング力もある。

更には営業力もある。

 

こういう住宅会社でも、

業績が芳しくない時があるのです。

 

軍隊で言うと、最新鋭の武器もあり、

情報収集力も戦闘力もある軍隊でも

負けることがある、ということ。

 

上記3つの力があり、更に戦略も間違っていない。

 

でも、結果が出ない。

 

その原因で多いのは、部隊の士気が下がっている、ということ。

 

士気が下がり、チームとして機能しない。

 

自信を持って、セールスができない。

 

後ひと踏ん張りが、効かない。

 

こうして、実力を発揮できなくなるケースがあるのです。

 

では、士気が下がるのは、どういう時か?

 

私自身の経験上、士気が下がるケースで圧倒的に多いのは、

会社が出す方針に、現場スタッフさんが共感できない時です。

 

その方針そのものが、ピントがズレていることもあれば、

現場への伝え方に問題があるケースもありました。

 

更に考えられるとすると、

 

・会社の方針通りに仕事をしても、成果がでない

・成果に見合った評価をしてもらえない

・組織内の人間関係が悪化

 

という感じかと思います。

 

いずれにしても、士気が上がらないと、

実力を発揮できないのです。

 

方針を見直すか、

現場とコミュニケーションをしっかりと取り、

社内の人間関係を良くすることで、

士気は必ず上がっていきます。

 

そして重要なのは、

お客様のためになることに関しては、

スタッフさんは士気が上がる、ということ。

 

逆に自社の都合をお客様に押し付ける、

というのは、現場スタッフの士気を下げることになるのです。

 

ただし、お客様の満足度の最大化を目指すあまり、

必要以上の時間をかけ、必要以上のスタッフを雇用すれば、

会社の収益性は当然ながら悪化します。

 

お客様の満足ラインをクリアすることと、

必要以上の経費や時間をかけないようなしくみを構築することが、

経営陣の腕の見せ所なのかもしれません。

 

皆さんの会社の、現場スタッフの士気は高いでしょうか?

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【第4196回】 生きてくれているだけで・・・

2022年06月26日 | 人として

我が家のワンコは14歳。

 

かなりの高齢です。

 

以前は階段なども全然上り下りできていましたが、

今では2段以上段差があると動けなくなっています。

 

確実に日々、老いています。

 

一度、お腹が破裂しそうになるくらい、

パンパンに膨れ上がり、

病院に家内が連れて行って

事なきを得たことがあったり、

寝違えたのか、首がまっすぐでない時など、

お別れをする時期が迫っていると感じます。

 

ワンコの死を覚悟してからというもの、

朝、目が覚めた時、息があるだけで、

本当にありがたいと思えるようになりました。

 

体調が良さげで、元気でいてくれると、

私たちもメチャ、嬉しいし、幸せな気持ちになります。

 

そして、ワンコの命あることに

感謝の気持ちを持てるようになりました。

 

すると、それはワンコだけではなく、

家族みんなが生きてくれていることも

ありがたいと思えるようになりました。

 

ただただ、生きてくれているだけでありがたい。

 

ただただ、生きてくれているだけで、感謝。

 

すると、今日、お仕事があることも、

感じの良い店員さんに対応していただけたことにも、

電車や飛行機が無事、目的地に到着したことも、

いろんなことに感謝の気持ちを持てるようになりました。

 

感謝の気持ちを持つことが大切である、

と以前から頭では理解できていましたが、

大切な家族の死が近づく中で、

いろんなことに感謝の気持ちを

自然と持てるようになった気がします。

 

当たり前だと思っていることが、

実はとてもありがたいことだったりするのです。

 

現状に感謝し、家族を守るためにも仕事に向き合い、

しっかりと成果を出して稼ぐ。

 

そこを追求していきたいと思っています。

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【第4195回】 コモディティ化となった住宅業界の戦い方

2022年06月25日 | 住宅コンサルタントとして

首都圏や関西圏などの建売業者や、

大手ハウスメーカーを除くと、

どの住宅会社の家も、それなりに高性能になり、

デザインもそれなりによくなってきました。

 

そうなると、商品では差がつきにくくなってきます。

 

また、どの会社もInstagramやTikTokもやっていて、

SNSを活用した発信でも差がつきにくくなりました。

 

お客様側から見て、どの住宅会社も似たように見える。

 

これは、特殊技術を持つ業界を除き、

大半の業種で起こってくることで、

このような差が分かりにくくなった状態を

コモディティ化と呼びます。

 

このコモディティ化の中で、

数あるライバル会社の中から選ばれるためには、

どういうマーケティングをすると良いのか?

どういうセールスをすると良いのか?

 

経営者この問題に対し、徹底的に考え抜いて、

お客様に支持されるために行動していく。

 

それしかない時代です。

 

個人的に思うのは、

もう完全に好き嫌いで消費者が選ぶ時代である、ということ。

 

お客様の好きか嫌いかを判断するのは、

家のデザインやテイストはもちろん、

日頃からの発信内容や売り場のセンス、

接客するスタッフの感じの良さなど、

あらゆる要素が全方位的に見られているのです。

 

だからどんなお客様をターゲットとするのかを明確にし、

そのターゲット層に徹底的に好きになってもらうために、

あらゆる部分に一貫性を持たせていくことが重要で、

それはすなわち、オーナーの世界観がモロに出るよなぁ、

と個人的に思うのです。

 

オーナーの価値観、世界観が、

スタッフさんを通していろんな形で発信される。

 

例えば私が住宅会社の経営者であれば、

圧倒的に接客力やおもてなしで差をつけに行きます。

 

スタッフは、服屋さんや美容師さんとかで、

抜群の接客力を持つ方を直接、引き抜きにかかるでしょう。

 

そしてお客様と商談するスペースは、

かなり造り込むと思います。

 

空間のデザインはもちろん、家具も凝りますし、

お飲み物で出すメニューも、器も、おしぼりも、

厳選したものをお出ししたいです。

 

お客様にとって一生で最も高額なお買い物ですから、

打合せの時間もすごく充実した時間になり、

楽しんでもらいたいと思うのです。

 

更には、お引渡し式や感謝祭も、

お客様に喜んでいただくことを本気で目指すでしょう。

 

個人的には食に興味があるため、

食に関して、かなり凝った企画を考えるでしょう。

 

そしてこういうことに価値を感じて下さる方が、

ロイヤルカスタマーになって下さり、

自社のブランドが確立されていくのです。

 

コモディティ化の中、

ターゲットを明確に定め、

そのターゲットのお客様に好きになってもらうために、

あらゆる部分を磨き続けた会社が勝つ。

 

皆さんの会社では、

こうした取り組みができているでしょうか?

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【第4194回】 ゼネラリストとスペシャリスト

2022年06月24日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様の社員さんたちは、

もう本当に優秀な方が多いです。

 

接客したお客様の50%以上を契約する、

スーパー営業マンであるとか、

デザイン性の高い注文住宅を年間30棟以上、

完工させるスーパー現場監督とか、

年間30棟以上の積算+実施図面を

仕上げる設計さんなど・・・。

 

各々、自分の専門分野のスキルを極めた、

スペシャリストです。

 

優秀なスタッフが多いことに越したことはありませんが、

ある一定の規模の組織には、

スペシャリストとゼネラリストがバランスよく必要となります。

 

年間棟数が30棟前後くらいで、

組織の人員構成が8人未満だと、

各部門、担当が1~2名なので、

組織が全員、スペシャリストでもうまく機能します。

 

ところが、50~60棟を超えてくると、

全てのセクションを複数名で回すため、

各セクションにリーダーが必要となります。

 

リーダーに必要な要素が、ゼネラリストとしての資質。

 

自分の専門分野における知識や思考力は抜群なのに、

部下の育成であったり、

チーム内の業務の振り分けやスケジュール管理ができる人がいないと、

組織内における業務はうまく回らなくなったりします。

 

そして新人や未経験を採用しても、

上手に育成できないために、

スタッフさんが退職したり、ということも起こります。

 

スタッフさんを採用する際に、

個人の能力や実績だけを見て採用すると、

スペシャリストばかりの組織になり、

ある一定の段階でマネジメントが機能しなくなる。

 

組織が成長していく中で、

スペシャリストだけでなく、

ゼネラリストもある一定数、必要になってくる。

 

経営者はそういうことも知っておくとよいでしょう。

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【第4193回】 商品だけに投資をしても・・・

2022年06月23日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界あるあるですが、

自社の業績が芳しくなくなってくると、

商品に問題があると勘違いし、

業績不振の度にいろんなFCに加盟したり、

商品パッケージを購入したりするケース。

 

経営者がこの発想しか持てなくなると、

会社の衰退は一気に加速します。

 

商売においては、確かに商品は大切ですが、

商品だけではお客様の心を掴めないからです。

 

エンドユーザーがスマホで情報収集するようになった現代、

商売で大切なポイントは何か?

 

重要なポイントはズバリ、4点。

 

まずは商品。

次に売り場。

そして接客。

最後にマーケティング。

 

この4点において、ライバルに負けていなければ、

集客から契約に至るまでは、ライバルに勝てるでしょう。

 

商品は大切なのですが、

この業界で多いのが、売り場に投資をしない経営者。

 

モデルハウスを建てたり、

ショールームをつくったりするのですが、

数年に1度、改装したり、新しいコーナーをつくったりという

発想が全く無く、年々劣化し、価値がなくなる。

 

そしてまた別のFCに加盟したりする訳です。

 

そして接客を磨く、ということも苦手というか、

常に新しいものにしか目が向かず、

現状の自分たちのレベルを高める、

という部分に意識が向かないので、

周辺のライバル店に接客でも負けてしまい、

衰退していく、ということもよくある訳です。

 

商売で大切なことは、

まずは昨日より今日、今日より明日、

自分たちが進化成長することなのです。

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【第4192回】 勝ちパターンを忠実に再現すると・・・

2022年06月22日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様で、

衝撃の事実が発覚しました。

 

注文住宅1棟平均単価が、

前期、なんと3000万を超えていたのです。

 

すなわち、市場の中で収入が高いお客様の層が

価値を感じるマーケティングができていて、

更に接客や商品も満足していただけている、

ということ。

 

そもそもお付き合いがはじまった当初、

平均単価は1800万前後だった記憶があります。

 

当時、テクノストラクチャー工法のベタな広告で、

全てコミコミ坪37.8万円、という感じの

打ち出し方をされていました。

 

地域内には、テクノストラクチャー工法を採用し、

本部の言う通りのマーケティングをやっている会社が

3~4社あったかと思います。

 

その土俵で戦っても、未来はないと感じたので、

私としては高性能住宅に舵を切っていただく提案を

させていただきました。

 

更にデザイナーさんに入ってもらって、

コンセプトが明確でイケてるモデルハウスを建てていただき、

更には空調などもおススメのものを入れていただき、

ここ最近では、打合せスペースに投資をしていただきました。

 

結論から言うと、弊社のクライアント様の勝ちパターンを

積極的に採用していただき、実行に移していただいたのです。

 

そのすなおさと行動力、本当に頭が下がります。

 

結果、住宅事業部の単価、利益率も高まり、

住宅事業部の収益性は本当に高まりました。

 

そして昨日、これから数年先に起こることをお伝えし、

それに備えてこういうことをしていきましょう、

という未来への一手のご提案をさせていただきました。

 

現状、好調なので、今すぐ路線を変更していただく必要は

正直無いのですが、数年先、市場が変わった時の

変化のスピードが上がるかな、と思い、

ちょっと早いですがご提言させていただきました。

 

弊社のクライアント様と弊社で構築してきた、

住宅業界の勝ちパターンがあります。

 

目に見える部分で言うと、

出店フォーマット、モデルハウス、打合せスペースなど。

 

見えない部分で言うと、接客・おもてなし・社員さんの人間力。

 

ハードとソフト、両方を再現できる会社は、

過去、全て確実に結果が出ます。

 

形の面で再現できても、

ソフト面で合格レベルに達しなかった会社は、

残念ながら結果が出ませんでした。

 

勝ちパターンの再現とは、

ハード面でなく、ソフト面も忠実に再現していただかないと、

結果としては出ないのです。

 

結果を出すのに、おもてなし力・人間性は欠かせないのです。

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【第4191回】 社員さんが成長する会社

2022年06月21日 | 住宅コンサルタントとして

社員さんが育つ会社と育たない会社。

 

その差は、どこにあるのか?

 

ポイントはいくつかあると思いますので、

ちょっと整理をしたいと思います。

 

まずは採用が重要で、

残念ながら、人として、ビジネスパーソンとして、

常識がない方は成長しませんので、

まずは常識をお持ちの方を採用する、

ということが大切です。

 

常識があるか無いかは、

 

「どういう家庭環境で育ったか?」

「その方の親がどういう教育をされたのか?」

「そもそもどういう親御さんなのか?」

 

を訊くと大体見えてくるかと思います。

 

ビジネスパーソンとして、人として、

常識が無い方を採用してしまうと、

どれだけ環境を整え、組織として力を入れても

成長はしませんので、採用は間違えないようにしたいです。

 

次のポイントとしては、

どれだけ仕事をしやすい環境を

会社側としてつくれているか、ということ。

 

例えば、夏にとても暑く、

冬、メチャ寒いオフィスだと、

仕事に専念できません。

 

汚すぎる環境では、集中できません。

 

また社内の雰囲気が悪く、

組織が分裂していたりしてギスギスしていると、

社員さん側は仕事どころではないですよね?

 

そして最大のポイントは何か?

 

それは、上司がどれだけ部下に時間を割いて、

コミュニケーションを取り、向き合うか、ということ。

 

本気で部下の成長を願って行動できているか、ということ。

 

ただ指示を出すだけでなく、

本人に考えさせるように仕向けたり、

(答えを言った方が早いのですが、それでは考える力が付かない)

セールストークを録音し、後で一緒に聞いたりしたり、

商談前に全ての資料をチェックし、

ロープレをおこなうなど、時間を割いて向き合うことがポイントです。

 

本気で部下と向き合い、良いところを探してあげる。

苦手な面を克服するためにサポートをする。

 

本気で向き合ってくれている上司の姿勢に、

 

「自分が成長して、恩返しをしなくては・・・」

 

と思われるくらいの行動量が必要なのです。

 

社員さんが育つ、魔法は存在しません。

 

社員さんが育っている会社は、

採用、環境づくりをしっかりと取り組み、

その上で上司が徹底的に本気で向き合っているのです。

 

そして若い社員さんが育つことで、

ベテランのケツに火がついて、

組織としても成長していけるのです。

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【第4190回】 同じ感度の方が集まる

2022年06月20日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は、仙台のとある素敵なスポットへ・・・。

 

その名は、OGATA YAMA。

 

建築家の尾形欣一さんの自宅をギャラリーとして公開されています。

(完全予約制)

 

小川のほとりの森の中の自然豊かな閑静な場所。

そんな素敵なところに行ってきました。

 

その詳細は、インスタのストーリーズにUPしています。

 

で、InstagramにUPしてすぐに、

愛媛のセンス抜群のオーベルジュの

オーナーの息子さんからDMが入りました。

 

その建築家の奥様と、その方のことで大盛り上がり。

 

更にはInstagramで個人的につながっている、

芦屋にお住いのセレブな方からもDMが入り、

 

「ここ、行きたいスポットなんですよ」

 

とのメッセージが・・・。

 

またクライアント様からもアクションを多数、いただいたりと

よく似たセンス、感性を持っている方は、

即反応して下さいます。

 

尾形欣一さんは不在でしたが、

奥様が私たちの相手をして下さり、

仙台のいろんなことを教えていただきました。

 

尾形さんと感性の合う、

紅茶を卸している方や、移動本屋をやられている方、

また旅しながらおいしい生ハムを販売している方など、

素敵な方たちを教えていただきました。

 

こういう感性の方は、皆一流ですが、

こちらからお会いしたいとか、

ビジネスでコラボできないか相談したりしても、

ざっくばらんにコミュニケーションが取れることを

私はこれまでの経験で知っています。

 

尾形さんのような感度の高い、素敵な方には、

素敵な方が自然と集まってくるからです。

 

弊社のクライアント様を巻き込んだ企画ができないものか・・・。

 

そんなことを考えながら、

とても素敵な時間を過ごさせていただきました。

 

また尾形さんが作られる自家製スイーツや、

煎れて下さるお茶が何とも美味しくで、

また再訪をお約束してホテルへの帰路につきました。

 

やはりいろんな方にお会いさせていただき、

いろいろと話をすることで、いろんな世界が広がり、

ビジネスのアイデアもわいてくる。

 

移動もせず、人と会わず、

籠ってばかりいてはビジネスは限界が来る。

 

そんなことを再認識した、素敵な1日でした。

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【第4189回】 発想と行動範囲の広さ

2022年06月19日 | 親として

スペインに留学中の次男は、

 

「ちょっとドイツとオランダに旅に行ってくるわ~」

 

と、ただいまオランダにいるようです。

 

スペインの学校で最初に仲良くなったのが、

オランダから留学に来てる子だったそう。

 

でもその子は次男よりも早くから留学に来ていて、

今年の春にはオランダに帰国したのですが、

その子に会いにいくのも旅の目的だったようです。

 

更に同じ大学の友達で、

ドイツに留学に来ている子とも会ったりと、

日本で言えば、隣の県に行く感覚で、

ヨーロッパ内をあちこち移動している様子。

 

それをインスタで見ていて、

実はとても嬉しく思っています。

 

ここ最近、読んでいる本の著者

(TVディレクターさんやフレンチの名店のオーナーシェフ)も、

過去、著書を読ませていただいたり、

動画を拝見したビジネス界の成功者も、

共通するのはインプットの量と質がハンパない、

ということなのです。

 

国を跨いで移動したり、

いろんな国の人とコミュニケーションを普通に取ったり、

ということをこの年齢で経験しておくことで、

発想力もつくでしょうし、

行動範囲も広がるでしょう。

 

私自身、30代後半まで海外に出たこともなく、

非常に狭い視野で生きてきたので、

子どもたちにはそうなって欲しくない、

とずっと思ってきました。

 

長男も次男も、若い頃から海外に頻繁に行き、

その中で長男は警察官を選択し、

次男は海外志向が強いので、

おそらく海外で働くことになるのかと思いますが、

とにかく発想力や行動範囲が広くなって、

親としてとても嬉しいです。

 

コロナが流行した2020年のGW、

実はオランダに行く気満々で、

特にオランダの美術館巡りをしたかった私たち。

 

次男に先を越されてしまいましたが、

私たちも来年にはオランダに行きたいと思います。

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【第4188回】 売り場に投資し続ける

2022年06月18日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社あるあるですが、

新規出店したり、新しいモデルハウスを建てる際は、

会社として凄く力が入る。

 

でも、出店後や建設後、その維持メンテはスタッフ任せで、

そのうち敷地内のお庭や外壁、看板などが傷んできたり、

建物内の内装が傷んできたりしても、

そこへの投資をせず、売り場が次第に古臭くなる。

 

自分たちは日々、そこで働いているので、

売り場の魅力が低下していることに気づかない。

 

でも初めて来たお客様は、

売り場の魅力の無さを肌で感じる訳です。

 

個人的にいつも感じていますが、

売り場に常に投資をし続ける住宅会社は、

やはり業績も好調ですし、

何といっても運気が高いような気がします。

 

一方、つくってみたものの、

そこに手を入れ続けず、

定期的にリニューアルしたりメンテをしない、

またリノベーションも当然しない、

要するに投資をしない住宅会社は、

運気が低いしお客様は来店されないのです。

 

売り場はつくって終わりではなく、

OPENしてからも手を入れ続け、

育てていくものです。

 

ですから事業計画の中に、

出店しているところのメンテ費用や改装費用は

しっかりと入れておくことが重要なのです。

 

そしてこれは、スタッフを採用した際も同じです。

 

採用した後も、定期的に社員さんが学べるよう、

研修カリキュラムを組んだり、面談時間を確保する。

 

植物を育てるのと同じですね。

 

つくっただけ、採用しただけで満足していませんか?

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【第4187回】 消費者の心情から発信内容を考える

2022年06月17日 | 住宅コンサルタントとして

マーケティングで大切なことは、

 

「その情報を伝えたい相手は誰か?」

「伝えたい相手の心情は何か?」

 

ということを忘れないことです。

 

ターゲットに関して言うと、

 

「家を建てたい人」

 

というのはあまりにざっくりしすぎていて、

もっと絞り込んでいく必要があるのです。

 

「家づくりを検討していたけど、

物価が高騰して毎月のやりくりが大変!

家づくりどころではない!と考えている奥様」

 

とか、

 

「YouTubeとか見まくって、いろんな情報を仕入れた結果、

家づくりで何が大切なのか、分からなくなった方」

 

などなど。

 

そしてそういうターゲット層の方が、

 

何を知りたいと思っているのか?

何に不安なのか?

どういう家を建てたいのか?

 

というように、ターゲット層の心情を想像し、

そこに寄り添うような内容で企画を立てることが、

メチャ重要なのです。

 

ところが、マーケティングセンスの無い会社、

マーケティングのセンスが無い経営者ほど、

自分たちが伝えたいことを発信してしまい、

結果として滑り倒すことになってしまうのです。

 

今の住宅業界がまさにそうで、

大半の会社がお客様に来場していただけず、

非常に苦しんでいる状況です。

 

こういう時こそ、基本に立ち返る時なのです。

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【第4186回】 写真・動画の価値が下がってきている

2022年06月16日 | 住宅コンサルタントとして

まあ、タイトルの通りなのですが、

写真や動画に関して、

いろんな会社のレベルが劇的に上がった結果、

質の高い写真や動画の価値が

下がってきていると感じています。

 

そして今、ファンを着実につくっている、

インフルエンサーやお店に共通するポイントは、

圧倒的なコピーのセンスであるということ。

 

お客様の心に染みる、言葉の発信が非常に上手な、

インフルエンサーやお店に関して、

本物のファンが付いていると感じます。

 

という現実を理解すれば、

自分たちの発信の何を変えなくてはならないかが、

皆様はお分かりになりますよね?

 

こういう部分をお伝えするのに、

ここのところ、私自身も必死です。

 

日々のコンサルティングのテキストは、

日に日に厚くなってきていて、

その準備で毎日、時間に追われ、

自分自身のインプットの時間が不足気味・・・。

 

そして気が付けば、

外部の魅力的な方たちとお会いすることを怠り、

ホテルの部屋に引きこもる、オタク体質になっていました。

 

いかんいかんいかーーーーーん!

 

インプットとアウトプットのバランス、

欠けとるやないかーーーーーい!

(←髭男爵風)

 

魅力的な方にお会いして、

たくさん刺激をいただくこと。

 

良質な情報に触れること。

 

ちょっと油断すると、私自身、

オタク体質を発揮し、

ホテルにこもって仕事をしがちなので、

インプットとアウトプットをバランス良くしていきたいと思います。

 

というか、個人的に、この問題に定期的にぶち当たります。

 

意識していろんな方にお会いしていきたいと思います。

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