鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5104回】 付き合ったり関わったりしない方がよい人とは?

2024年12月20日 | 住宅コンサルタントとして
どんな人とお付き合いするかは、
人生をうまく生きていく上でとても重要だと思います。

皆さんは、どんな人とお付き合いをしていくか?

またどんな人とお付き合いしないのか?

こうしたことを定義づけできていますか?

私個人的に、こういう人とはお付き合いをしない、
と決めていることがあります。

すなおでない。
勉強好きではない。
プラス発想ではない。

という、成功の三要素が当てはまらない人とは、
お付き合いをしない、と決めています。

上記のタイプの方とお付き合いをすると、
とにかく気持ちよくお付き合いできないのと、
こちらの運気もマイナス方向に持っていかれる、
と思うからです。

逆にすなおで勉強好きでプラス発想の人とお付き合いをすると、
それはもうこちらもよりパワーをもらえますし、
とにかく気持ち良いですよね?

そして上記の他に、私が絶対にお付き合いをしない、
と決めているタイプの人がいます。

それは、「時間とか日程を簡単に変更してくる人」です。

時間こそ、経営者やビジネスパーソンにとって、
何よりも貴重なことなのですね。

そして一流の方はとにかく忙しいので、
そういう方の時間は本当に貴重なのです。

その貴重な時間をいただいている、
ということを理解できていないからか、
簡単に時間とか日程を変更してくる人とは、
そもそも絶対に良いお付き合いができないと思います。
(もちろん、社員さんやご家族の緊急入院とか、
お客様に対する大きなクレームが起こったのでその対応、
というような場合は、当然日程変更はOKです)

相手への気遣いやリスペクトが無く、
相手の貴重な時間をいただいている、
という感覚が無い人とお付き合いをしてはいけないのです。

お付き合いしてはいけない人を
定義づけしておくとよいでしょう。
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【第5103回】 ポジショニングとリブランディング

2024年12月19日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社として真面目に良い家をつくっている。

性能面もデザイン面でも、ライバルに負けてはいない。

スタッフもそれなりに優秀だし、
社内の雰囲気も悪くない。

なのに結果が出ていないとすれば、
それは経営戦略を見直す必要がある、ということ。

こういう場合、住宅会社として何をするかというと、
コストをおさえた新商品を開発したり、
お得なキャンペーンを打つ、ということが多いのですが、
大抵、結果につながりません。

こういう場合、自社の強みを改めて見出し、
更にはライバル会社の強みやポジションを分析し、
市場内における自社のポジショニングを見直す、
ということが最も効果があると思います。

市場における自社のポジションを俯瞰して見て、
かぶっているライバルとの力関係を分析し、
ライバルよりも自社が弱い場合、
自社のブランド力や営業力を高めるか、
強いライバルとかぶらないポジションに
自社が移動する必要があります。

自社の地力を高めることも重要ですが、
それには時間がかかるのです。

その時間的余裕が取れない場合は、
ポジショニングを変えて、
そのポジションで自社のリブランディングをおこなう方が
結果が出るまでの時間が短縮できる場合があります。

住宅会社のレベルが高いエリアが、
日本の中にいくつかあります。

そのエリアでは競合先のデザイン力が
えげつないくらい高かったり、
高性能な家を簡単に建てるスーパー工務店がたくさんあったり。

ライバルが強いエリアでは、
いかに強敵とかぶらないポジションを取るか?

そしてそのポジションで自社のブランディングをおこない、
強敵と戦わないで商売ができるか、
ということが重要です。

昨日、お伺いしていたクライアント様で、
まさにこのことをおこなったのですが、
半年後、どういう結果が出るのか、
個人的にワクワクしています。

業績が芳しくない時は、
商品やマーケティングを変えることも重要ですが、
ポジショニングを見直す引き出しも
持っておくと良いでしょう。
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【第5102回】 頭が良い選手しか、活躍し続けられない

2024年12月18日 | 住宅コンサルタントとして
団体スポーツのチームビルディングのポイントは
ビジネスにおける企業の組織づくりに共通しますし、
プレーヤーとしての成長論は、
ビジネスパーソンの成長論とも共通する、
と個人的に思っています。

ですので、スポーツ選手の本や動画をよく見るのですが、
今、個人的にメチャ推しているのは、
菊池雄星投手です。

私がよくご紹介するPIVOTという動画サイトで、
菊池雄星さんが登場されて、
9つの質問に対し、回答されているのですが、
もうそれが非常に勉強になります。

というか、私、個人的に
アメリカのメジャーリーガーに対し、
勝手な先入観を持っていたのですね。

身体能力を活かしたプレースタイルの選手が多く、
データ分析とかその活用などは、
日本の方が圧倒的に進んでいると思っていたのですが、
メジャーの方がデータ分析は圧倒的に進んでいるそう。

すぐにバッターが対応してくるそうです。

更にメジャーの場合、
いろんなデータが全て後悔されているようで、
誰でもさまざまなデータを見ることができるそう。
(NPBは各チームがチーム内だけで共有)

だからいろんな切口でデータ分析が進んでいるそうです。

更にメジャーではデジタル断ちの重要性に
皆、気づいているようで、
試合前には大半の選手が瞑想の時間を設けていたり、
メンタルトレーナーからサウナを勧められたりと、
本当にいろんなことを番組で話して下さっていました。

そして菊池選手は今年、アストロズに移籍して
過去最高の活躍をされましたが、
その理由は、菊池選手自身が非常に賢くて、
結果を出すためにあらゆる努力をされてきたから、
ということもよく分かりました。

最も重視しているのは、睡眠だそうです。

スポーツの世界でもビジネスの世界でも、
頭が良くないと結果を出し続けることはできません。

結果を出し続けている人は、
間違いなく学び続け、新しいことにチャレンジし、
市場やライバルの変化に適応し続けている。

本当に為になる動画でした。

そんな菊池選手に感動した私、
速攻で菊池雄星投手の書籍を2冊、発注しました。

年末年始の楽しみにしたいと思います。
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【第5101回】 自社の問題点を指摘しているか?

2024年12月17日 | 住宅コンサルタントとして
人間、頭を使わない方が、楽に生きることができます。

何も考えずに会社に出社し、
業務マニュアル通りの業務をして、
問題が発生したら上司に指示を仰ぎ、
指示通りに動く。

そこで解決できなければ、
また上司に相談し、
上司に現場に出てもらって解決してもらう。

こういう業務のこなし方で、

「自分は仕事をしている」

と思っている人がいたとしたら、
間違いなく1ミリも成長しないビジネスパーソンです。

そんなの、仕事とは言いません。

単なる「作業」です。

そういうことをして、
お客様の満足も上がらないですし、
会社の仕事の品質も上がらないですし、
自分自身も成長しない。

世の中、作業を仕事だと勘違いしている人がいますが、
本当に若いうちにそういう価値観を変えた方が良いでしょう。

働かせていただいている会社には、
さまざまな問題点が存在します。

特に中小企業の場合、本当に問題が多い。

その問題を解決するために、
自分が働かせていただいている会社に対し、
改善提案をしたことって、皆さんはありますか?

常に危機感を持ち、
常に問題意識を持ち、
仕事に対し、主体的に取り組んでいると、
いろんな問題点に気づけるようになるのです。

私、20代の頃から、会社やお客様に対し、
問題点の提起をメチャクチャやっていました。

例えば、ユニットバスの吊り架台で、

「この架台じゃ。ツーバイフォーの建物におさめられない」
「こういう架台を開発して欲しい」

とか、

加熱機器横の引き出しの変形が多発するクレームに対し、

「こういう対策を打って欲しい」

と提言したり。

更には担当先の工務店の2階の床が下がり、
建具の扉が枠に当たる、というクレームが発生していることも気づき、
その原因と対策を提案したりもしていました。

今の会社の問題点は何ですか?

その問題点を解決するために、
会社に改善案の提案をしてみませんか?
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【第5100回】 一流ホテルとビジネスホテルの違い

2024年12月16日 | 住宅コンサルタントとして
私、普段はビジネスホテルにしか泊まりません。

交通費や宿泊費を
クライアント様にご請求させていただいている、
ということが最大の理由ですが、
そもそも地方都市には
一流のラグジュアリーホテルが少ない、
ということも理由の一つです。

そして年に数回、調査のために
超一流の宿に宿泊します。

調査目的だと自腹なので、
金額を気にせず泊まれるのですね。

今回の北陸の調査では、
金曜日に氷見市のルートイン、
そして一昨日の土曜日ですが、
金沢駅前に割と最近できた、ハイアットに宿泊しました。

結論から言うと、その差は歴然でした。

部屋のデザインや防音、ベッドのクオリティ、
アメニティなども当然、レベルが違うのですが、
私が最も感動したのは、空調でした。

氷見のルートインですが、
建物の断熱性能が低いので、
暖房をフルでつけておかないと、部屋が寒い訳です。

外気温が2度くらいで、これをエアコンで21度まであたためると、
とにかく部屋の乾燥がひどい訳ですね。

空気が乾燥しまくっていたので、睡眠の質も悪かったです。

ところがハイアットは建物の断熱性能も高く、
更にはおそらくですが、空調に熱交換が入っているか、
もしくはエアコンそのものに加湿がされているのか、
とにかく部屋に加湿器がないのにもかかわらず、
部屋の湿度もちょうどよかったのですね。

おかげでぐっすり眠れました。

自宅以外であんなに眠りの質が良かったホテルって、
日頃、自分が泊まるホテルでは、浜松のオークラくらいです。

先日、換気システムメーカーの社長でもあり、
住宅会社のコストダウンのコンサルをされている、
ビジネスパートナーさんの社長と食事をしていた際、
お互い200泊以上、ホテル暮らしをしている中、
どんなホテルに泊まり、どんな食事をしているのか、
という話になりました。

その際、そのパートナーさんは、
とにかくマリオット系のホテルに泊まりまくっているそうで、
その理由はやはりいいホテルに泊まらないと、
睡眠の質が良くないのとくつろげないから、
とおっしゃっておられました。

私自身も今回のルートインとハイアットの
あまりの違いを体感し、
ちょっと泊まるホテルを2025年から
変えていこうかな、と本気で検討しています。

どんな部屋で過ごすかで、圧倒的に睡眠の質が変わる。

だから住宅において断熱・気密・換気。冷暖房の
4つのバランスが大切なのです。
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【第5099回】 立地も商圏エリアも、そして人口も関係ないお店

2024年12月15日 | 住宅コンサルタントとして
この週末は北陸の建築物を見たり、
北陸の海の幸を堪能していますが、
北陸に来ると必ず寄るお店があります。

そこはアパレルショップと会員制のカフェが併設していて、
アパレルショップに置いてある商品は、
例えばパンツで3~10万円、
コートだと5~30万円といった価格帯。

ブーツも香水もお香なども置いてありますが、
全てが上質なものばかり。

更にカフェは会員制で、会員にならないと
イートインで食べられないのです。

カフェも紅茶で1000~3000円、
スイーツは500~4000円くらいの品揃え。

アパレルもカフェも、高級品しか無いのです。

このお店、石川県の金沢市ではなく、
小松市というところにあるのですが、
小松市でも中心地からはかなり離れた、
周辺に何もないところにあります。

でも昨日、私たちはお昼過ぎにカフェに行ったのですが、
私たち以外に10名のお客様がいました。

客単価は4000円くらいなので、
わずか1時間ちょっとで4万円を超える売上。

正直、金沢市の街中でもあまり見たことが無いような、
非常にお洒落な方たちもカフェに来たり、
アパレルショップで買い物をしたりと、
この片田舎(←すみません)にこんなお洒落な方たちが、
どこから集まってくるのかな、といつも不思議に思っています。

でも私たちがお店に行くと、
いつもお客様で溢れていて、
商売は絶対にうまくいっているのですね。

このお店を私自身、知っているので、
どのエリアでどんな商売をしようが、
誰をターゲットにし、そのターゲット層にあう商品を提供し、
そのターゲットが価値を感じる空間で接客をすれば、
成功できるだろう、と思っています。

住宅業界でも他の業界でも、
商売がうまくいかないことを
エリアのせいにしたり、
地域性のせいにしたりする方がいますが、
まあこのお店を見て勉強すべきだろう、と思います。

自分たちの魅力が足りないだけ。
そして勉強量や行動量が足りてないだけなのです。

立地の悪さなんて関係なく、
全国で成功しているお店を私も数件、知っていますが、
こういうお店を視察する企画をいつかやってみたいな、
と思っています。
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【第5098回】 組織としくみをつくっていく

2024年12月14日 | 住宅コンサルタントとして
マーケティングの感性と
営業マンとして必要なコミュニケーションスキル、
この2つの要素を経営者自身が有しているか、
もしくはこれらの要素を持ったスタッフさんがいると、
注文住宅事業においてゼロから立ち上げたとしても、
20棟前後までは、それほど苦労することなく成長できます。

ところが、ここで成長が止まる会社と
ここから更に発展できる会社に分かれるのです。

その差はなぜ生じるのか?

20棟を超えてくると、
営業・設計・工事・積算・コーディネーターなど、
各部署複数名のスタッフが必要になります。

それまで各部署1名しかいない場合、
阿吽の呼吸で業務も周り、
人間関係もそれなりにうまくいくのですが。
スタッフさんが増えていくと、
感覚や阿吽の呼吸だけでは、
組織も業務も回らなくなります。

ルールや基準をつくる必要があるのです。

更に人が増えていくと、必ず評価の問題が発生します。

「あの人以上に自分の方が
一所懸命やっていて成果も出しているのに
賞与がなぜ、あの人より安いの?」

と、人間であれば絶対に感じることですが、
中小企業で他の会社で働いたことのない二代目・三代目は、
人に使われ、評価されることもなければ、
その評価や収入に納得できないという
つらい経験を味わったことが無いため、
評価制度の重要性が分からなかったりします。

また業績が良い状況が続くと、
それが一生続くと勘違いして、
非常事態を想定せず、大盤振る舞いをしてしまったり、
ということもあったりします。

社員さんの年収を上げていくことは重要ですが、
例えば賞与を出せる時に大盤振る舞いをし、
業績が悪い時に一切、賞与を出せなかったとします。

その時、社員さんは、

「いや、自分は昨年yり今期、頑張って、
昨年よりも1.5倍以上の成果を出した。
それなのに、賞与がこんなに下がるのは納得できない」

みたいに感じてしまうのです。
(私、27歳の時にこの経験をしました)

スタッフさんが増えていくと、
ルールやしくみ、更には評価制度をつくり、
組織をつくっていくことをしなければ、

業績が上がる→一人当たりの業務が増え、疲弊感UP
→スタッフを増やす→評価制度がないと、不平不満UP
→不満を持ったスタッフさんが退職
→業績も下がり、組織が収縮する

ということを繰り返します。

注文住宅事業で、年間20棟から30棟くらいになると、
経営者の経営力が試されます。

そういう経営者のサポートを
弊社はしっかりとやっていきたいと思います。
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【第5097回】 ピュアで擦れてない、若いスタッフさんたち

2024年12月13日 | 住宅コンサルタントとして
私、リモートでの仕事が好きではありません。

画面越しでのコミュニケーションだと、
どうしても表面的な部分しか伝わらないですし、
何より熱量が伝わりにくいと思うからです。

特に私がいつもお伝えしている、
能力の向上だけでは片手落ちで、
自身の能力向上と比例して人間力も高くないと、
能力が全く生かされない、という内容は、
熱量を持ってお伝えしてはじめて少し伝わるのかな、
と個人的に思っています。

なので、対面でコンサルティングをさせていただきたい、
といつもクライアント様にはお伝えしています。

その甲斐あってか、
これまで大半のスタッフさんにリモートで
いろんなことをお伝えしてきたクライアント様で、
若手スタッフさんが一堂に集まって下さり、
対面でお話をさせていただくことが、
昨日、叶いました。

画面越しでしかお会いしたことが無かった、
若手スタッフさんたちに昨日、
初めてお会いできたのですね。

皆さん、お忙しい中、時間をつくって集まって下さった。

クライアント様の役員の方が、
スタッフさんと私のコミュニケーションのために、
お昼ごはんも皆で一緒にいただいたのですが、
もう本当に皆、ピュアで擦れていない、
素晴らしい人格の持ち主でした。

そして午後の研修に入った訳ですが、
皆さんの聴く姿勢が本当に素晴らしく、
こういう方たちだとこちらの熱量も
5倍から2倍になります。

重要なことをしっかりとお伝えできたのではないか、
と個人的に手ごたえを感じました。

参加された大半のスタッフさんが、
ウチの子どもと同じ歳か、それよりも若い方たちで、
もう本当に皆さんがこの先の人生や仕事に関して、
本当に成功して欲しいと心から願っています。

そしてこうした熱量や相手への思いが、
お客様との関係構築で重要である、
ということも伝わってくれると嬉しいです。

相手のことを思う気持ちって、
絶対に伝わると思うのです。

建築知識や営業スキルだけでなく、
こういう思いの重要性も
対面でしかお伝えできないこと。

これからも対面を大切に仕事をしていきたいと思います。
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【第5096回】 情緒的な理性的か?

2024年12月12日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に「メリット」という言葉が好きではありません。

特に人様とのお付き合いで、
「メリット」という言葉を使う方とは、
関わらないようにしています。

その逆で、

「人として好きだから付き合う」

とか、

「あの人を応援したいからあの人から買う」

という価値観の方は大好きで、
そういう方とはどっぷりとお付き合いをしたい、
と思っています。

人はモノやサービスを購入する際、
理性的に購入する方と情緒的に購入する方とに分かれます。

理性的とは、
購入する商品やサービスの候補を比較検討し、
自分にとって得な方を購入すること。

一方、情緒的とは、
購入する商品やサービスの候補を

「あの商品のファンだから・・・」
「あのお店にはいつもお世話になっているから・・・」
「あのお店の大将が大好きだから・・・」

と自分の好き嫌いの感情で購入することです。

私や家内は、思いっきり情緒的に購入するタイプ。

服にしても雑貨にしても、
食事をするレストランを選ぶ時も、
全て情緒的に決定します。

なのでいろんなお店で大好きな店員さんがいて、
私たちが大好きである、というオーラが出ているのか、
大抵のお店の方と仲良くなってしまいます。

そして私がこういうタイプなので、
弊社のクライアント様のほぼ全てが、
やはり情緒的な決定をする経営者ばかり。

というか、理性的な決定をする会社さんとは
お付き合いが長く続かないような気がしています。

そしてクライアント様同士が仲が良いのも、
皆、情緒的な志向の方が大半だからかな、
と思っています。

情緒的か理性的か?

どちらが良いとかは無いのですが、
個人的には情緒的な志向の方の方が
お付き合いのネットワークが
広がっていくような気がしています。

皆さんはどちらのタイプですか?
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【第5095回】 嬉しいお手紙

2024年12月11日 | 住宅コンサルタントとして
この時期になると、
クライアント様からのお歳暮が届くのですが、
あるクライアント様からいただいたお歳暮の中に、
丁寧な手書きのお手紙が入っておりました。

あるクライアント様の奥様が、
丁寧に書いて下さったもので
私、目を通したのですが、
本当に嬉しい気持ちになりました。

いただいたお手紙の内容をまとめると、

・前期の決算がまとまったが、
自分たちが親から経営を引き継いで以降、
過去最高の決算だったこと

・これも頑張ってくれた社員さんと
苦しい時からいろいろと指導してくれた私のおかげで
本当に感謝している、ということ

・更に成長してスタッフの皆様やお客様に
貢献できるようになるので、今後も宜しくお願いします

という感じでした。

このクライアント様とは、
17年以上のお付き合いで、
社長ご夫妻が先代から引き継ぐ前から
いろいろと関わらせていただいております。

当時、経営はかなり厳しく、
財務面では債務超過でしたし、
スタッフさんの定着率も非常に低かったのですね。

また先代の人脈のつながりの中でしか、
お仕事を受注できていなくて、
見学会などで来場されたお客様に対しての
営業手法もよく分かっておられない状態でした。

で、毎回、私の実際、こういうシーンだと
このようなお話をされると良いですよ、
と実際にお話をしていたのですが、
それを毎回、録音し、何度も繰り返して
トークのパターンを覚えていかれました。

他社と競合した際には、
どのような対策を打つべきか、という質問をいただき、
それに対する回答をすると、その通りに実践されたりし、
着実に営業力はついていきました。

そして社長ご夫婦も経験を積みながら、
人としても着実に成長をされ、
社員さんに対し、愛と感謝の気持ちが
年々、強くなっていきました。

商品を開発し、広報担当者を採用され、
日々の発信もコツコツとされている。

結果、激戦区の中で、きらりと光る工務店さんになり、
社員さんの定着率も非常に高くなりました。

債務超過も数年前に終わり、
今では毎年、安定した利益を出され、
自己資本比率も上昇し、健全な工務店となられました。

デザインも性能面も優れた家をつくり、
お客様と社員さんを大切にされ、
皆から必要とされる住宅会社。

こういう住宅会社が日本中に1社でも多く増え、
日本の珠環境のレベル向上のために、
これからも仕事をしていきたいと思っています。
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【第5094回】 一流のお店から学ぶ

2024年12月10日 | 住宅コンサルタントとして
私たちが定期的に通わせていただいている、
京都の大人気の和食のお店。

2件あるのですが、どちらのお店も
もうずっと通わせていただいているのに、
全く飽きることがありません。

大将は常に料理や器を学び続け、
一体、引き出しをいくつ持っているのか、
想像もつきません。

更に常連のお客様の苦手食材なども
完璧に理解されていて、
例えば冬だと蟹とか牡蠣が出てくることが多いですが、
その食材の代替品も用意して下さっています。

お客様が入店されるはるか前から
莫大な時間を仕込みに費やし、
お客様の前で最後、料理を仕上げる。

その所作やパフォーマンスに毎回、うっとりします。

そして来店される何組かのお客様と
本当に見事な距離感を取られながら、
お客様全員とコミュニケーションを取られ、
お店全体の空気を見事に良い方向に導かれます。

何から何まで、本当に勉強になるのです。

先日、東京のイタリアンの名店に行きましたが、
そのお店のホールスタッフさんの
常連のお客様とだけずっと話し込んでいて、
他のお客様には目もくれない対応とかを見ると、
もう料理も接客もレベルが違い過ぎるのです。

私たちの和食のベースがこの京都の2店になるので、
料理自慢の宿で、和食のコース料理を
出して下さるところには足が全く向かないのです。

日々学ぶことと準備の大切さ。
全てのお客様と程良い距離感。
所作や所持品のセンス。

私自身、仕事をさせていただく上で、
本当にこの一流のお店から学ばせていただいたことが、
ベースになっているなぁ、と改めて思います。

いろんなことを学ばせていただける上、
舌もお腹も満足させていただける。

だから一流のお店に通い続けるのです。

皆さんは何から学ぶことが多いですか?
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【第5093回】 ヒートショックのこわさ

2024年12月09日 | 住宅コンサルタントとして
私たち団塊ジュニア世代にとって
アイドルだった中山美穂さんが
ご自宅の浴室で亡くなられた、という
悲しいことがありました。

冬場、気温が一気に下がった時の入浴時は、
本当に気をつける必要があるのです。

芸能人もヒートショックが原因で
浴室内でお亡くなりになった方が結構多いのです。

野村克也監督、白川由美さん、平幹二郎さんも
冬場、ご自宅の浴室内でお亡くなりになっていたそうです。

ここ最近、夕方から夜21時頃の時間、
耳をすませば、救急車のサイレンが
1日に何度も鳴っていることに
皆さん、お気づきでしょうか?

毎年この時期になると、私はサイレンの音に敏感になります。

昨日の夜、私は青森から帰ってきたのですが、
昨日の夜だけで我が家の近所で
救急車のサイレンは3回、鳴っていました。

なぜ、この時期に浴室内事故が多発するのか?

それは体がまだ寒さに慣れていないことに加え、
リビングと脱衣室・浴室内の温度差が大きいのです。

これは、浴室(ユニットバス)と脱衣室の
取り合い部分の断熱と気密に関して、正しい知識があり、
正しい施工ができる住宅会社や設備屋さんが少ないことで
どうしても冬場の脱衣室や浴室内が寒くなってしまう、
というケースが多いと思います。

基礎断熱工法を採用している場合であれば、
この問題は起こりづらいのですが、
床断熱工法を採用している住宅の場合、
どうしても浴室周辺には給水管・給湯菅。排水管が走るのですが、
これらが断熱・気密ラインを貫通する際の断熱気密処理を
設備職人さんがちゃんとやらないと、
冬の冷気の影響を浴室内や脱衣室内が受けてしまうのです。
(ちょっと専門的過ぎますね)

だから本当に住宅会社側の断熱・気密に対する知識の深さ、
それから設備職人さんの施工力と知識の深さ、
更には住宅会社側のチェック体制が重要となってきます。

まあ私が昔から基礎断熱を推奨しているのは、
浴室内の寒さを防げることも理由の一つではあるのですが・・・。

まだまだ日本の住宅のレベルは低く、
断熱や気密の知識が不十分の住宅会社も多いのです。

お客様が毎日楽しく、快適に過ごしていくには、
デザインも性能も、両方大切です。

両方を兼ね備えた住宅会社が1社でも多く増えるよう、
私自身もできることをやっていきたいと思います。
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【第5092回】 建築知識と営業スキルだけで、お客様に選んでいただけるわけがない

2024年12月08日 | 住宅コンサルタントとして
弊社のクライアント様のスタッフさんで
一流の営業マンに共通しているのは、
とにかく自分の人間力を磨いている、ということ。

いろんなことに興味関心を持ち、
幅広く勉強をされています。

とにかく勉強好きで、
自身を成長させることに貪欲。

そして謙虚ですなおであり、
人として本当に魅力的。

一流の営業マンに、他の一流の営業マンを紹介すると、
あっという間に仲良くなって、情報交換をされ、
お互いに刺激を受け合って、ドンドン成長されていきます。

今、こういう流れが弊社のクライアント様の中で顕著です。

これまでは、経営者同士の横のつながりが顕著だったのですが、
今は営業マン同士、広報同士、リーダー同士が
横のつながりをドンドン深めておられ、
皆で相談しあって問題を解決されています。

本当に素晴らしいコミュニティとなっています。

そして一流の営業マンは、
建築知識や営業のスキルだけで
お客様に選んでいただけないことを
本当によく分かっています。

だからとにかく本を読んで、
自分の知見を広め、
いろんな方のモノの考え方や取り組みを学び、
人としての深みを出されているのですね。

今、家を建てるお客様は、
しっかりとビジネスで成果を出されている方で、
頭も良いですし、人間性も高いのです。

そういう方に選んでいただくためには、
自分が何をしなくてはならないか、ということを
本当によく分かっておられるのです。

人として成長し、自身の魅力を高めていく。

そのために、学び続けていきましょう。
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【第5091回】 自分の遺伝子にスイッチが入った時

2024年12月07日 | 住宅コンサルタントとして
私自身の遺伝子にスイッチが入ったのは、
まさにコンサルタントに転職をした時でした。

それまでのメーカーの営業マン時代から、
年収が350万ほど下がって、
しかもメーカー営業マン時代の年収で
建売住宅を買い、住宅ローンを組んでいたのです。

当時の年収から換算して、
3年以内に前職の年収を超えなければ、
貯金を使い果たし、自己破産してしまう。

前職の年収を3年で超えなければ、
家族を路頭に迷わせてしまう・・・。

当時は怖いもの知らずで、
この状況によく自分を追い込んだと思いますが、
当然家内や子どもを路頭に迷わせたくないため、
猛烈に仕事に取組み、はやく結果を出す必要が
当時の自分にはあったのです。

当時の見習いのコンサルタントの方と比較して、
3~4倍の仕事を抱え、
会社に泊まり込んで仕事をし、
疲れてくるとイス3台を横に並べ、簡易ベッドをつくり、
1時間仮眠をしてまた仕事もしました。

転職当時は知識が全く足りていなかったため、
日々、仕事をしつつ、とにかく本を買いまくって
インプットも同時にやっていました。

結果、年間休日は5日ほどで、
1日の労働時間は16時間以上。

これを4年ほど続けていたと思います。

今から思うと、前職に在籍していたのは、
わずか5年5か月でしたが、
その中の4年間は住宅不動産部門で年間1位でした。

そしてその後起業し、間もなく14年となる訳です。

まさにそれまでのメーカーの営業マン時代と比較して、
自分の遺伝子にスイッチが入った後、
明らかに自分の人生は劇的に変わりました。

私の場合、自分で自分を追い込むために、
もの凄い環境に自分の身を置いたのですが、
自分の遺伝子にスイッチを入れるやり方は、
いろんなやり方があるかと思います。

2024年、弊社のクライアント様のスタッフさんの中には、
自身の遺伝子にスイッチを入れた方が何名かおられますが、
その方たちは見事に仕事で成果を出されるようになりました。

自分の遺伝子にスイッチを入れ、
自分の未来を変えていく。

2025年もそういうスタッフさんが生まれるよう、
いろんな発信をしていきたいと思います。
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【第5090回】 遺伝子にスイッチを入れる

2024年12月06日 | 住宅コンサルタントとして
これまでいろんな方の講演を聴かせていただきましたが、
未だに過去最高に面白かった講演は、
サッカーの元日本代表の岡田武史さんの講演です。

個人的に岡田武史さんがメチャ好きなのですが、
岡田さん、サッカーの今治FCの
代表取締役会長という経営だけでなく、
今治FC高校という学校教育にも注力されていて、
その岡田さんの教育に対する考え方の動画を見て、
本当に勉強になりましたし、共感しまくっております。

その動画の中で岡田さんがおっしゃっていたことの1つは、
今の時代、本当に便利で安全になり過ぎていて、
生きていく上で何も考えなくても、安全である。

過去のさまざまな地球上の危機を乗り越え、
優秀な遺伝子が我々に引き継がれているのだが、
昨今の便利さの中で、この遺伝子にスイッチが入っていない。

遺伝子にスイッチが入ると、
これまでの自分が歩んできた道とは
全く別の世界があらわれる、ということでした。

本当にその通りだと私、感じました。

岡田武史さん自身、スイッチが入ったのが、
サッカー日本代表の最初の監督就任の時だそう。

前任の監督が更迭され、
いきなりサッカー日本代表の監督になった際、
日本がワールドカップに出れるかどうかの
ギリギリのタイミングだったのです。

ワールドカップ初出場がかかった中、
試合に負けた後、岡田監督の自宅には
脅迫電話がかかってきたり、脅迫状が届いたりと
本当に成人状態がギリギリに追い込まれる日々だったそう。

そしてアジア予選の最終戦の前日、
この試合に負けたら、自分は日本に帰れない、
ということを奥様に電話でお伝えした後に、
岡田監督は遺伝子にスイッチが入ったそうです。

「試合に勝つか負けるか?
どれだけ思い悩んでも、
明日、自分が急に名将になって
日本代表を勝たせるなんでできる訳がない。

自分にできるのは、一監督としてベストを尽くすことだけだ」

さらに、

「悪いのは俺ではない・
俺を日本代表監督に任命した、
当時の日本協会の会長だ」

と開き直ったような気持ちになった瞬間、
怖いものはなくなり、
試合のことだけを考え、集中できたそうなのです。

結果、最終予選に日本は勝って、
ワールドカップ初出場となる訳ですが、
その時から岡田監督の人生は
それまでの人生とは全く違う方向で
ドンドン変わっていった、とのことでした。

本当に自分が追い込まれた時こそ、
自分の遺伝子にスイッチが入るのです。

私自身、自分の遺伝子にスイッチが入った時から、
やはり人生が劇的に変わっていきました。

その話題は、また後日。
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