鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3532回】 効率化を求めることが非効率

2020年08月31日 | 住宅コンサルタントとして

「出来る限り手間をかけずに業務を回す」

「最短ルートで成功する」

など、効率的に仕事をしたい、結果を出したい人が

この仕事をさせていただいていると、

結構多いことに気づきます。

 

でも効率化ばかりを求めている企業や人ほど、

ビジネスでは成功していないし、

ファンも増えていないよな、と思います。

 

例えば住宅会社の場合、

営業事務スタッフさんとか広報担当の方とかは、

受注や設計・工事という業務を回していく上では、

必要でないかもしれません。

 

でも、自分たちの人となりを発信していく上で、

広報の業務は欠かせないですし、

いろんな資料をつくったり、お子さんの対応をする上で、

アシスタント的な女性スタッフは必須だと思っています。

 

手間と時間をかけなくてはならないことは、

商売をやっていると絶対にあって、

それができていないと、自分のことしか考えていない、

とお客様に見抜かれてしまうのです。

 

また、勉強なども同じで、

例えば英語を極めたい人が英語だけ学んでも、

豊かな比喩表現や相手をへの気遣いなど、

言語以外のことを学んでいないと

結局、語学力は活きてこないです。

 

設計を極めたいのであれば、

お客様と商談してお客様の困っていることやニーズも

自分なりに理解したり、

現場に足しげく通って、図面上のイメージが

実際にどういう形になるのかを見ることも重要です。

 

スティーブ・ジョブズは、

「Connecting the dots」という名言を残しましたが、

とにかくいろんなことを見聞きすることで、

それらの経験がいつかつながり、

物凄いアイデアになるのです。

 

非効率なことも積極的にやっていきましょう!

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【第3531回】 ロジックからアートの時代

2020年08月30日 | 住宅コンサルタントとして

市場も顧客も時代の流れと共に変化していきますが、

今の時代、間違いなく直感・感性の時代だなぁ、

と個人的に思っています。

 

賢くなったお客様は、個々の価値観を持つようになり、

好きか嫌いかで購入するか否かを判断する。

 

購入に関して、論理的に判断するのは

購入直前の出口付近であって、

入口に関しては、完全に好き嫌いで判断します。

 

お客様の好き嫌いに影響を与えるのは、

その会社やお店の哲学であり、ビジョンです。

 

もっというと、生き方というか、人となりというか・・・。

 

品質や性能、お得感では無いのです。

 

自分たちの会社の生き方、目指していること、

自分たちが大好きなこと、

自分たちの仲間やオフィスの中などを

ゴリゴリ配信していける企業、お店が

価値観の合うお客様から支持される時代。

 

そう考えると、

経営はロジックからアートの時代に入ったと言えるでしょう。

 

この変化に皆さんの会社やお店は適応できていますか?

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【第3530回】 夫婦仲について

2020年08月29日 | 人として

ありがたいことに、いろんな方から、

 

「すごく夫婦の仲が良いですね」

 

と言っていただけたりすることがありますが、

弊社が長くお付き合いさせていただいている、

クライアント様の社長ご夫妻も

非常に仲が良いところが多かったりしますし、

ビジネスパートナーさんでも長いお付き合いのところは、

やはり夫婦仲が良いところが多いです。

 

類は友をよぶのでしょうね。

 

プライベート面では、

私の友人も、家内の友人も、

やはり夫婦円満のところが多いです。

 

夫婦円満の家庭に共通しているポイントをまとめると、

 

1.夫婦揃って勉強好きで、お互い常に成長している

2.お互いテイクよりもギブ好き

3.感謝の気持ちをお互いがちゃんと持っている

 

ということに尽きるのかな、と感じています。

 

 

勉強好きで、成長したいという価値観を

持っている方でないと、

私の場合、仲良くなれないですが、

そういう人のパートナーは、

大抵、サポート好きというか、

頑張っている人を支えたいという気持ちが強いので、

傍から見ていてとても良い関係に見えます。

 

そういうご夫婦は成功を重ねていくので、

収入面でも精神面でも豊かになり、

結果、与え好きになっていく。

 

そしてどこかのタイミングで、

なんて自分たちは恵まれているんだろうと気づき、

お互いに対して、そして周囲の環境に対して

自然と感謝の気持ちを持つようになる、

といった感じなのでしょう。

 

私は今年、本当に長期出張が多く、

帰宅時に洗濯物が大量にあるのですが、

その中でもマスクを洗濯するために、

家内は帰宅後の夜にいつも洗濯をしてくれて、

朝にはキレイなマスクをして出かけられています。

 

朝も外までワンコと一緒に見送ってくれますし、

帰宅した際も、料理は必ず出来立てを出してくれます。

 

という感じで、感謝の気持ちしかありません。

 

万全の状態で仕事ができるのは、

支えてくれる人がいるから。

 

日常に感謝し、こうした毎日がありがたいと思うと、

目の前の仕事に手を抜くわけにはいきませんよね。

 

ということで、この週末も頑張って仕事に勤しみましょう!

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【第3529回】 旧態依然の発想しかできないと・・・

2020年08月28日 | 住宅コンサルタントとして

総合展示場に出店する。

単独展示場をただ建てる。

 

こういう発想しかできない経営者では、

会社の成長が止まってしまいます。

 

そしてそういう発想しかできない経営者ほど、

自社が伸びないのは、商品に問題があるとか、

社員の営業力に問題がある、と捉えがちです。

 

でも、会社が伸びないのは、

売れるしくみや売れやすい業態を

用意できない経営側の問題だったりするのです。

 

経営者がやらなくてはならない仕事は、

この「売れやすい業態」や「売れやすいしくみ」を

つくっていくことなのです。

 

ここを理解できていない経営者が、

住宅業界にはメチャ多いのですね。

 

大半の経営者は、戦術や戦闘の発想しかできていない。

 

もちろん、年間10棟~20棟くらいがゴール地点である場合、

業態開発までしなくては良いですが、

1店舗で36棟以上を回していきたい場合、

業態を開発していかないと難しくなっています。

 

弊社のクライアント様の場合、

単独モデルハウスを持たずに見学会で回している会社と、

単独モデルハウス+見学会で回している会社、

そして複数のモデルハウスを敷地内に展開している会社とで、

明確に受注棟数に差があります。

 

1店舗で50棟以上を回していきたい場合、

単独モデルハウス+見学会では

難しい時代になっているのです。

 

この売れやすいしくみ、

それから入社を志望してくれる人が増えるしくみ、

社員さんが育ちやすいしくみ、

社員さんが会社を好きになってくれるしくみなど。

 

これらをつくっていくことが、

今の時代の経営者に求められていることなのです。

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【第3528回】 変なプライドは、若いうちに捨てておく

2020年08月27日 | 住宅コンサルタントとして

レベルが高い人は、嘘や言い訳を一瞬で見抜きます。

 

だからビジネスの世界では、

嘘や言い訳はしない方が良いのです。

 

自分が準備不足で会議に挑んだと思ったのなら、

素直に「準備不足で申し訳ありません」と

認めた方が良いですし、

こちら側が気づくことが出来ずに現場が混乱したのなら、

「気づけなくて申し訳ありません」と謝罪した方が、

それらの問題が解決した後、

相手側と仲良くなれたりします。

 

幼少時代や学生時代に、ある程度口が立って、

いろんな相手を口で負かしてきた人は、

社会に出てからも言い訳のうまさや、論点をずらすことで

うまく立ち回っているつもりなのですが、

レベルが高い人からは

全て見抜かれてしまっていることに、

気づかなくてはいけません。

 

いい歳になっても、

口で相手を負かしたり、

逆に周囲の方から苦情や不満を言われて、

論点をずらしたり、話題を変えたりして、

その場をやり過ごしている姿を見せてしまうと、

その人からいろんな人が離れて行くことになるでしょう。

 

自己弁護を無意識のうちにしたり、

自分の非を認められたくないという人は、

変なプライドを捨てきることが出来ていないのです。

 

そのような変なプライドは、

小学生~中学生の間に捨てておきたいものですね。

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【第3527回】 若い経営者から学ばせていただく

2020年08月26日 | 住宅コンサルタントとして

私も気が付けば、50歳が近づいてきています。

 

クライアント様のスタッフさんも大半が年下ですし、

自分の子どもと同じ年齢のスタッフさんも増えてきました。

 

考え方や行動のパターンも、オッサンになっていく可能性が、

年々高くなっていくことでしょう。

 

もちろん個人的に若い方の感性についていけるよう、

自分なりに努力をしていますが、

油断をすれば、考え方や価値観が古臭くなっていくことでしょう。

 

ちょっと前ですが、前職の同僚から

 

「若い経営者の方から学んだ方が良い」

 

というアドバイスをいただいた私は、すぐに連絡を取らせてもらって、

先日、十数年ぶりに、前職時代に一緒に働いていた方で、

かつ企業して成功している方と食事に行ってきました。

 

ニッチな市場でしっかりとブランディングできていて、

かつファンもたくさんいるようで、

コロナでの自粛期間、首都圏のお店は閉じていたそうですが、

ネット通販だけで過去最高の売上だったそうです。

 

日本のマスゴミは、危機感を煽って視聴率を稼ぎたいため、

経営が苦しくなった企業やお店ばかり取り上げますが、

ファンづくりをしっかりと出来ているお店は、

ネット通販だけで売上記録を更新したりしているのです。

 

でもファンをつくり、増やしていくためのポイントは、

業界関係なく同じなんだと安心しました。

 

もう楽しくて、私はいろんなことを教えていただきながら、

ワインを飲み過ぎてベロベロになっていたのですが、

 

「今の時代、これが必要だから、と知ってから

慌ててやり出すお店は失敗する」

 

「結局、コツコツと地道に続けた人が勝つ」

 

ということを教えていただきました。

 

私は友人は少ないのですが、

その彼はメチャ顔が広いので、

また若い経営者の方を連れてきていただいて、

学ばせていただきたいな、と思います。

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【第3526回】 商品力と営業力があっても・・・

2020年08月25日 | 住宅コンサルタントとして

どれだけ自社の商品力があろうが、

どれだけ自社の営業力があろうが、

それだけでお客様から選んでいただくことは、

年々難しくなっています。

 

その理由は簡単で、

商品力や営業力では、

ライバルと差が付きにくくなっているからです。

 

仕様や間取り、工法や使っている材料などは、

いろんな会社のHPやSNS、YouTubeを活用すれば、

情報として手に入れることは簡単です。

 

そうして得た情報の大半は再現可能なので、

商品で差がつきにくくなるのです。

 

また営業に関しても、

やはり情報はいろんなところで出回りますから、

営業力や営業手法で差をつけることも難しい。

 

では、どこで差をついてしまうのか?

 

答えは□□□□とおもてなしの2つです。

 

お客様にいかに喜んでいただくか、ということを忘れ、

自社の効率だけを求めて、

おもてなしが不足している会社では、

衝撃的なくらい、生産性が低くなります。

 

そして売れやすい環境がいつまでたっても整わない。

 

常に痩せた土地で植物を育てる感じなのです。

 

お客様に喜んでいただくことよりも、

自社の都合を優先する会社は、

いつまで経ってもファンは増えていなかいのですね。

 

だからおもてなしは重要です。

 

あともう1点は、今、

クライアント様に毎月、言いまくっていることです。

 

商品力と営業力に加え、上記2点を加えることで、

年々売れやすい環境が整っていくのです。

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【第3525回】 人となりを発信し続けると・・・

2020年08月24日 | 住宅コンサルタントとして

ここ最近、弊社のクライアント様には、

本当に人間性が素敵なスタッフさんが

続々と入社されています。

 

今の時代、本当によくこんな方が採用できたよな、

とビックリするくらい、人として魅力的な方が多いのです。

 

経験なんか無くとも、素直であればガンガン吸収できますし、

協調性が高い人だと、組織の雰囲気が良い方向に流れていきます。

 

こういう素敵な方が入社されて、

クライアント様からご紹介いただいた場合、

個人的に

 

「なぜこの会社に入社しようと思ったのですか?」

「どうやって情報収集されましたか?」

 

ということを教えていただくのですが、

皆様おっしゃることはほぼ同じなのですね。

 

結論から申し上げますと、

何らかの形で会社を知った場合、

HPはもちろん、ブログ、インスタ、YouTubeなど、

ありとあらゆる手段でその会社を予習し、

発信内容に共感したり、良い会社だと感じた場合にのみ、

エントリーをするのです。

 

人間性が高いと感じるスタッフさんは、

皆、このパターンな訳です。

 

業界内を渡り歩いている経験者の場合、

前職の先輩後輩や協力業者さんの伝手で

次の会社に移っていったりするのと対照的ですね。

 

会社の理念、目指していることなどはHP内で、

そして会社内の雰囲気の良さや人柄は、

インスタのストーリーズやYouTubeなどでしっかりと予習した上で、

就職先を探されている方は応募してくるのです。

 

このことが理解できず、

ただただ転職サイトに広告費を払っている会社だと、

人間的に素晴らしい人が応募してくるケースは非常に低いのです。

 

そしてこれはお客様も同じ。

 

SNSが出てきたことにより、

広告的な情報にユーザーは価値を感じなくなっているのです。

 

だから人となりを発信し続けることが

中小企業の場合、本当に欠かせないのです。

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【第3524回】 型

2020年08月23日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただくようになって15年になりますが、

まだまだ日々、勉強することが山積みですし、

私自身、気づけていないことも多々あります。

 

私自身は、社会に出てから

2社の会社で働かせていただきましたが、

特に最初に働かせていただいた会社は、

しっかりと型があって、その型に沿って何事もやれば、

滞りなく業務が回っていく感じでした。

 

毎日のことで言うと、

朝のルーティーン(ゴミ出し、売上実績表を印刷するなど)、

朝礼の型(綱領と経営理念の昭和、上長からの言葉、売上報告、

各自の行動予定、各自からの連絡事項)

上司とのミーティングの型(昨日の結果報告と本日の行動予定について、

詳細な指示・アドバイス)などなど。

 

10日、20日、25日以降の毎日で言うと、売上予測報告。

 

月次で言うと、

営業会議やビルダーセールス会議、研修などがありました。

 

そして会議の進行にも型があって、

前日までに型に沿って資料を必ず制作し、

その型に沿って発表し、指導をいただく、

という感じです。

 

政策などの戦略に関しては、

会社上層部の決定がただ、降りてくるだけでしたが、

戦術や戦闘に関しては、現場の要望も聞いてもらえたり、

時には非常に役に立つアドバイスを頂けたりと、

まあ型どおりに仕事をしていけば、

目標の80%は達成するような感じだったのです。

 

自分自身はこうしたことが体に染みついているので、

起業した時も会社の業務を回していくための型を

すぐにつくって回すことができたのですが、

中小企業だと、業務を回す型が無い会社が結構多かったりします。

 

それはそれで理解していたつもりだったのですが、

会議の型や日次・週次・月次での型も無いケースがある、

ということに本当に気づくことができていませんでした。

 

この型が無いと、トップがその場でひらめいたことに

部下の方や現場のスタッフさんが振り回されることになり、

皆疲れたり、不安になったりするのです。

 

会社が成長し、部署やスタッフさんが増えていくと、

型をつくっていかなければ、うまくマネジメントしてくことはできません。

 

皆さんの会社には、いろんな型がありますか?

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【第3523回】 理不尽な経験を積んでない人

2020年08月22日 | 住宅コンサルタントとして

理不尽な経験をした人は、

理不尽なことをされた人の気持ちが分かるようになります。

 

例えば、上司に「予定を空けておいて」と言われ、

その通り時間を空けていたのに、直前で

 

「あの予定、急遽なくなったわ」

 

なんて言われたことがある人は、

自分が上司になった時、絶対に部下との約束を守ろう、

と、まともな人なら思うはずです。

 

先輩の立場を利用して、

本来、先輩がやるべきことを力ずくでやらされたことがある方は、

自分が先輩になったら、まともな方の場合、

そんなことはしないでしょう。

 

お酒が飲めない、もしくは弱いのに、

無理くり飲まされ続けた人は、

お酒が弱い人に対して無理に勧めることはないでしょう。

 

理不尽なことをされない方が良いですが、

若い頃、理不尽なことをたくさんされた経験は、

自分が上司になった時に役に立ちます。

 

私の場合、大学一年生の時に半年だけ、

ビル清掃のアルバイトを大阪でしていたのですが、

そこで数々の理不尽な経験をたくさんしました。

 

まず社長の義理の弟が、ひどかった。

 

アルバイトの女性に次々に手を出す。

勤務時間中に、女性アルバイトを車に乗せ、

 

「ちょっと違う現場に行ってくる」

 

という言葉を残し、遊び歩く。

 

そしてその背中を見ていたバイトリーダーも、

若手に指示だけ出して、ずっと休憩室で雑誌を読んだり

昼寝をしていたりしている。

(朝まで遊んでいたのでしょうね・・・)

 

時給が良かった(当時で時給1200円でした)ので、

しばらく続けていましたが、

京都で一人暮らしをするにあたり、辞めさせていただきました。

 

さぼる上司の下では、部下は精神的にくさってしまう、

ということを痛感しました。

 

また、社会人となって最初に仕事をさせていただいた会社で、

本当に素晴らしい上司に恵まれましたが、

やはり中には理不尽なことを言ってくる他部署の上司もいました。

 

これは中小企業の二代目、三代目によくあるケースですが、

理不尽な経験が少なすぎて、

社員さんの気持ちが分からない、汲み取れない、

ということがあったりします。

 

お客様や社員さんの気持ち、

すなわち相手の気持ちが分かるビジネスパーソン、

社員さんの気持ちが分かる経営者になりたいですね。

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【第3522回】 伸びない人に共通するポイント

2020年08月21日 | 住宅コンサルタントとして

営業マンとして、花開かない人、伸びない人には、

ある共通点があります。

 

それは、どんなことに対しても、

漠然としたイメージしか持てていないということ。

 

例えば、

 

「3年後、どんな営業マンになっていたいですか?」

「3年後、この会社で営業マンとしてどうなっていたいですか?」

 

という質問に対して、

 

「もっと売れる営業マンになりたいです」

「出世したいです」

 

みたいな感じで、回答に具体性が無いのですね。

 

なぜそういう発言をしてしまうかというと、

日頃から突き詰めて物事を考えるとか、

具体的な数字を入れて考える、

といった癖付けができていないからです。

 

何でもそうですが、

例えば料理人を目指している人で、

 

「野菜の皮むきや下処理のパートは、3カ月で卒業する!」

 

と意識して仕事をしている人と、

 

「いつか自分のお店、持てたら・・・」

 

としか考えていない人であれば、

上達の差や先輩に対して質問する姿勢なんかが

全く違うレベルになるのって、分かりますよね?

 

私、住宅の営業マンになったとしたら、

やはり目指したいのは年間24棟の契約を

毎年、達成できる営業マンになりたいですし、

もし現場監督になったとしても、

やはり24棟を完璧に引き渡しできる監督になりたいです。

 

そう考えると、具体的に契約するまで何回の商談で

お客様からご決断いただかなければならないか、など、

時間の使い方や1回1回の商談のイメージが明確になりますよね?

 

具体的な数字を持って、自分の未来をイメージできる人。

そしてそうなるためにはどうすれば良いか、と

物事を突き詰めて考えられる人が、伸びる人なのです。

 

皆さんは、どちらのタイプですか?

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【第3521回】 知識・スキルの向上と共に、人としてのレベルを高める

2020年08月20日 | 住宅コンサルタントとして

昨日のブログで書きました、

暮らしとストーリーを伝えるスキルが

かなり向上したとしましょう。

 

そのスキルだけで、お客様から選んでいただけるか、

というと、そんなに簡単にはいきません。

 

その理由は過去、

何度もお伝えさせていただいたかと思いますが、

大事なことなので、再度、まとめます。

 

高度なスキルを使いこなすには、

使い手側の人間力も重要、ということです。

 

すなわち、使うスキルが高度になればなるほど、

こちら側の人間力も高めておかなくては、

そのスキルを使いこなせないのです。

 

スポーツに例えると分かりやすいのですが、

メジャーリーグのマエケンさんに、

スライダーの投げ方を教えていただいたとしても、

そもそも体のバランスや筋力・持久力、

それから肘や肩の関節の柔らかさなどが一般人レベルだと、

あんなスライダー、投げることできませんよね?

 

スキルと人間力は、バランス良く向上させていかないと

最終的に結果にはつながらないのです。

 

ちなみにこれは、

モデルハウスやショールーム、商品のレベルを上げた時も、

それからロゴやHP、看板など、見せ方のレベルを上げた時も、

全く同じことが当てはまります。

 

営業力を高めるためには、

ただ単に営業の知識やノウハウを吸収するだけではなく、

それらとセットで人間力を高めていくことが欠かせないのです。

 

経営者は、この本質を理解しておかなくてはならないのです。

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【第3520回】 家を売らずに暮らしとストーリーを売る

2020年08月19日 | 住宅コンサルタントとして

弊社は、クライアント様からの依頼があれば、

住宅会社を経営していく上で必要なことに関して、

ほぼすべての分野で対応可能です。

 

お付き合いが長いクライアント様に関しては、

さまざまな企画であったり、世代交代の準備であったり、

マネジメント強化や社員さん育成などがここ最近、多いですし、

お付き合いが比較的短いクライアント様ですと

やはりマーケティング強化が中心となります。

 

でも実は、営業・接客力強化が強かったりします。

 

お付き合いが長いクライアント様には過去、

営業・接客的な部分でガッツリと

ノウハウをお伝えさせていただいてきましたが、

比較的お付き合いが短いクライアント様であったり、

 

「営業的な部分は不要です」

 

とおっしゃっていただいたクライアント様に対しては、

営業・接客的なことをお伝えさせていただいていなかったです。

 

でもこれ、ちょっと改める必要があるなぁ、と感じました。

 

正直、今のお客様は、とにかく情報をたくさん持っています。

 

事前にWEBやSNSで予習もほぼ完ぺきにしてこられます。

 

そういうお客様に、家の機能面・性能面を説明しても、

何の感動もなければ、驚きも無いのです。

 

お客様に伝えなければならないのは、

こういうキッチンにすると、

奥様の毎日が今と比較してどう変わるのか、とか、

洗面化粧台をこのようにつくると

ご家族の朝のイライラはどう解消されるのか、といった、

 

「暮らしがどう変わるのか?」

 

ということです。

 

そして、もう一点、伝えなくてはならないのは、

我々が今回、こういうLDKの配置にしたのは、

 

「お客様にこうした暮らしをしていただきたいからです」

 

というストーリーなのです。

 

この暮らしとストーリーをお客様にお伝えし、

お客様に感動や共感をしていただければ、

確実に商談ベースになっていったり、

お友達に薦めていただけたりしますし、

仮に次アポにつながらなかった場合でも、

他社のモデルハウス等を一通り回った後、

リターンしてもらえたりするのです。

 

これが今の時代(というか、15年前から変わりませんが)に

必要な営業・接客なのです。

 

暮らしとストーリー。

皆さんの会社では、お客様に伝えることができていますか?

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【第3519回】 ブランディングと共に取り組まなければならないこと

2020年08月18日 | 住宅コンサルタントとして

競争が激しい中、市場内で自社を認知していただくために、

ブランディングに取り組み続ける必要があります。

 

素敵なオフィスや打合せスペースをつくったり、

ロゴや看板、のぼりをリニューアルしたり、

旬のトレンドをおさえたモデルハウスをつくったり、

SNSやYouTubeで発信したり・・・。

 

そしてセンスがあるスタッフさんや制作会社さん、

デザイナーさんの力を借りると、

市場内で一目置かれる会社になることは、

それほど難しいことではありません。

 

ただ、ブランディングがうまくいったとして、

集客数が伸びたとしても、

逆に成約率が下がって、かえって業績が上がらない、

ということもあります。

 

その理由、皆さんは分かりますよね?

 

ブランディングにより、イメージが向上したとしたら、

それに合わせて接客力と人間性を高めていかなければ、

お客様の頭の中が非常に不快になるのです。

 

例えば、高級ブランドのブティックに行って、

そこの店員さんが思いっきり私語をしていて、

しかも言葉遣いが汚かったとしたら、

そのお店でお買い物をする気はなくなりますよね?

 

洗練されたモデルハウスやスタジオを持った住宅会社。

インスタでイケてる写真をアップしている住宅会社。

 

こういう会社の接客力やおもてなし力が低い場合、

お客様は認知的不協和を感じ、その会社に二度と行かなくなるのです。

 

集客に困っている会社さん。

自社の商品をグレードアップしたいという会社さん。

イメージを高めたいという会社さん。

 

そういう会社さんから相談をいただいた場合、

いろんなことをご提案し、ブランディングに取り組んでいただくのですが、

ブランディングと共に人間性や接客力・おもてなし力を高めなければ、

結果は変わらないのです。

 

このことを経営者は理解しておかなくてはなりませんね。

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【第3518回】 雨の日にお客様をどうお出迎えするか?

2020年08月17日 | 住宅コンサルタントとして

雨の日にお客様をお出迎えする際、

皆さんの会社はどんな取り組みをされていますか?

 

サービス業発想の会社さんだと、

お客様の車が駐車場に入ってきたタイミングで、

傘を持ったスタッフさんがすぐにお車の方に向かい、

お車を停めて出て来られる方が

濡れないようにお出迎えするでしょう。

 

そしてスタジオ内にお客様が入られた際、

お手持ちの荷物や服を拭くためのタオルをお渡しし、

お客様に満足していただける対応を取ることでしょう。

 

また、お客様がお帰りになられる際、

皆さんの会社はどういうお見送りをされていますか?

 

基本的にはお客様が笑顔になられ、

かつ気を遣わせないようなお見送りが最高でしょう。

 

こうしたことを昔は、

クライアント様や勉強会のメンバーの方に

定期的にお伝えさせていただいておりましたが、

もう自分の中ではそれが当たり前のように

各社様が出来ていると思い込んでいて、

こうした商売の基本的な部分について、

お伝えすることがほぼ無かったような気がします。

 

昨日、クライアント様の社長にこのことを気づかせていただき、

お出迎えやお見送り、電話の出方や切り方、

お飲み物の出し方などは、商売の基本ですから、

やはり定期的に発信をさせていただいた方が良いな、

と感じました。

 

私が大好きな京都の飲食店さんは、

もちろん味もセンスも抜群なのですが、

帰る際には必ず外まで出て、

お見送りをして下さいます。

 

その際、こちらに気を遣わせないような立ち振る舞いで、

本当に自然に、かつ余韻を感じられるような、

それはそれは見事なお見送りの仕方を

各店のオーナーがして下さるのです。

 

真のおもてなしとは、

お客様が笑顔になったり、心地良く感じることを

お客様に気を遣わせずに提供し続けることだろう、

と個人的には思っています。

 

その実現のためには、

お客様への感謝の気持ちと謙虚な心がベースとなるでしょう。

 

お出迎えやお見送りについて、

皆さんの会社はどこまで徹底できていますか?

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