鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第212回】 マニュアル・しくみを超える

2011年07月31日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に、そろそろ会社のHPをつくろうと思っている今日この頃、
いろんなコンサルティング会社のHPを研究しております。

そんな中、とある有名なコンサルタントが社長をされている会社にたどり着きました。

「世のコンサルティング会社って、どんな仕事のやり方をしているんだろう???」

と興味津々で拝見しました。

コンサルタントの仕事の本質は、
クライアントの業績を高め、より良い会社になっていただくサポートだと個人的に思っていますが、
その会社は、そのためにセミナーや勉強会が中心なのです。

まあ、俗にいう「先生」という感じでしょうか?

一方、私の場合は、クライアントに入り込ませていただいて、
事業戦略の構築をサポートしたり、商品開発にガンガンアイデアを出させてもらったり、
ブランドを構築していくためのさまざまな企画、営業のしくみづくりなど、
かなり実践的なアドバイスをさせていただくことが中心です。
イベントの当日支援(要するに売り場に立つ、ということ)や
見込客を集めての各種セミナー、更にはチラシづくりやHPづくりなど
現場最前線での仕事ももちろんさせていただいております。

イメージとしては、「軍師」とか「仲間」いう感じでしょうか?
(←クライアントの皆様にそう思っていただいていると嬉しいのですが・・・)

さて、他の会社のHPをいろいろとみている中で、ある方のコラムを目にしました。
その方は、ホテル業界で超有名な、神秘的なサービスをすると言われているある外資系ホテルを
仕事でしばしば利用するそうです。
(このホテルの歴代日本支社長は結構本を出されています)

何度も利用しているのに、未だにチェックイン時に、「お名前は?」と聞かれ、
「○○です」と答えると、パソコンの画面で名前を調べながら、

「○○様、いつもご利用ありがとうございます」

と言われるそうなのです。

マニュアルとしては、しっかりしているのかもしれないけれど、
何となく心から嬉しく感じられないそうです。

一方、料金はその外資系ホテルの8分の1程度の、ある地方都市のビジネスホテル。
そこは何年も利用しているそうなのですが、入るなり気持ちよく声を掛けてもらえ、
いろんな融通がきくそうなのです。

さらにマニュアルではない、本当の温かい接客をしてもらえるとのこと。

どちらが満足されているかは、言うまでもありませんね。

マニュアル、しくみは確かに重用なのですが、
本当にお客様に応援してもらえるような会社やお店になるためには、
その域を超えたおもてなしが必要だということです。

本当にお客様にご満足いただくために、どんなことに取り組まなければならないのでしょう?
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【第211回】 未来を具体的にイメージすること

2011年07月30日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの地域№1の住宅会社でのコンサルティング。

このクライアントは8月が決算なのですが、
今期は昨対比120%以上とまずますの結果。

来期、更なる飛躍をしていただくために、私として様々な戦略提案をさせていただいていました。

ベースとなる商品をバージョンアップし、
更にその商品の価値を市場のお客様にお伝えするためのマーケティング戦略、
そしてコストダウンの手法、その新商品の売り方などを経営陣とかなり具体的に煮詰めました。

そしてその後、それらを現場のスタッフに落とし込み。

「こういう商品改良をおこない、こういうマーケティングを実施し、
こういうセールスをすれば、皆さんは今まで以上に売りやすくなります」

ということをお伝えさせていただいたのですが、
現場のスタッフの表情、そして社長の表情が何だかイキイキしてくる感覚を覚えました。

もう、私の頭の中では完全にイメージが出来上がっているので、
そのイメージを中継するかの如く、5時間以上しゃべりっぱなし(←うるさかったと思います)。

大抵の人は、「こうすれば上手くいく」ということがイメージ出来ていると、
自然とモチベーションが上がるものです。

組織のモチベーションを高めるためには、やはり組織として何を重点に取り組むのか、
そしてそれに取り組めば、どれくらいの効果が期待できるのかということが
明確になっていることが望ましいのです。

そのために、常に自社の1年後、3年後をイメージすることが大切です。

皆さんの会社は、組織としての1年後、3年後のイメージが明確になっていますか?
そしてそうした組織になるために、何に取り組まなければならないか、イメージ出来ていますか?
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【第210回】 波動が合うお客様のコミュニティーが出来ると・・・

2011年07月29日 | 住宅コンサルタントとして
先日、ご縁を頂戴しているクライアント数社にお声掛けをさせていただき、
視察ツアーを企画しました。

こうした企画はもう4年前から、毎年1~2回実施しているのですが、
お付き合いの長いクライアントは毎年のように参加していただいています。

そしてクライアント同士が仲良くなられ、それぞれがお互いの会社に視察に行ったり、
もしくは受け入れる側に回っていただき、おもてなしをされたりということが
割と頻繁に行われています。

先日のツアーに参加されたあるクライアントは、
クライアント企業様全体の数、そして集まりの良さ、
さらには時間を全員が正確に守られること、
真剣に学習する姿勢に、とても驚いておられました。

さらに、ツアーの間にいろんな企業の方と話すことが出来、
たくさんの刺激を受けられたようで、その点も非常に満足していただけたようです。

波動が合う企業とは、本当に長くて深いお付き合いをさせていただいていますし、
おそらく先日お会いしたクライアント同士、波動が合うのだと思います。

ですから、何だかとてもいい雰囲気で終わることが出来ました。

私自身、本当に素晴らしいクライアントとのご縁を頂戴することが出来て、
心から嬉しいのですが、
こうしたコミュニティーがクライアント企業のお客様の間で出来上がることが、
とても重要なことだと思います。

要するに、OB感謝祭などをした際、参加されたOB様同士がドンドン仲良くなって、
お客様同士が自社を介しないところでもつながっていくようになることです。

こうしたコミュニティーが出来上がると、
自然と紹介が増えたり、お客様満足度が高くなったり、
更には自社のスタッフのモチベーションがアップしたりすると思います。

最近、私のクライアントでOB施主様と女性スタッフが女子会を開催することが
しばしばありますが、こうしてOB様同士が仲良くお付き合いをされるようになると、
会社全体にとっていいことが起こると思うのです。

波動が合うお客様のコミュニティーが自然と出来上がるために、
どんなことをすればいいと思いますか?
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【第209回】 会社が変化し、成長する時

2011年07月28日 | 住宅コンサルタントとして
会社が今の現状に危機感を抱き、改革を起こそうとすれば、
トップ自身が変わるしかありません。

よく、「ウチの社員は危機感がなくて・・・」という経営者もいますが、
そもそも日頃から社員の人間性を高めるような共育をしていなければ、
スタッフはサラリーマン意識しか持たないケースが大半です。

ごく稀に、100人に1人程度でしょうか?
スタッフの中には、周囲が何も言わなくとも正しい危機意識を持ち、
組織がより良い方向に進むようにいろんな点で努力をしてくれる方もいますが、
そんな方と出会う確率は限りなくゼロに近いのです。

ですから、そういう偶然を待つよりは、まずはトップ自身が危機意識を持ち、
猛烈に勉強することが大切なのです。

そして、スタッフに正しいモノの考え方、正しい人生観のようなものを
伝えていかなくてはなりません。

スタッフに伝え、自身で考えてもらう機会を設け、
スタッフ自身に成長してもらうよう、働きかけ続けることが大切なのだと思います。

学校の勉強では、知識は教えてくれるでしょうが、
人生の知恵や生きていく上での軸となる考え方などは教えてくれません。

では、両親がそういうことを教えてくれているかと言えば、
そういう家庭も全体的には少なくなっているのではないか、と思います。

今、会社というものは、半分教育機関のような役割を果たす必要があるかと思います。
特に、地方都市の中小企業は・・・。

そうして、正しい危機感を持ち、会社が常に時代に合わせて変化していく組織こそが理想だと思います。

ただ、会社が確実に1段上のステージに上がった際、ついてこれない人が出てくることがあります。

どれだけ伝えても、どれだけ働きかけても、そのスタッフは変わらないし変われない・・・。

そうした時に、そのスタッフが去っていくことになったとしても、それはしょうがないのです。

必ず、やるべきことをやっていれば、
会社の成長に合わせて、また新たにふさわしい人との出会いがあるのです。
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【第208回】 高き志

2011年07月27日 | 住宅コンサルタントとして
起業当時、それから会社がまだ軌道に乗らず、苦難の日々を過ごしている間、
自社の目標を達成するために、トップや幹部は猛烈に働くことが出来ます。

「今は、資金繰りに苦しいが、毎月の資金繰りに困らなくなるよう、
今期と来期でこれだけの受注をするぞ!」

「何とか今の受注にプラスして、後5棟受注を増やしてスタッフを1名増員するぞ!」

など、それぞれの段階に応じて、受注目標や「会社をこうしたい」という
具体的な目標を設定することで、日々仕事に全力で取り組めるのです。

しかしながら、その段階をクリアし、資金繰りにも困らず、スタッフも揃ってきて
会社が会社らしくなってきて、自分がイメージしていた状態になったら、
何故かここで腑抜けになってしまったりする人もいます。

まだまだ満足する段階まで来ていないのに(というか、一生そんな段階は来ないのですが・・・)、
今までの苦労をしなくなっただけで満足してしまうケースがあるのです。

ここでその人の器の大きさが明確になります。

小成功病という病気があります。
これは、上甲晃さんという松下政経塾で塾長を務められた方が、その著書の中で書かれているのですが、
ちょっと成功しただけで天狗になってしまう人のことを言っているのです。

人間はちょっと油断すると、大したレベルでもないくせに、ついつい自己満足してしまうことがあります。

それを防ぐためには、自分自身で高い志を持つこと。
そして世の中にたくさん存在する、自分よりもレベルが高い人と出会い、
その人からたくさんのことを学ばせていただくことです。

経営者は危機感が無くなったら終わりです。
常に危機感、向上心を持って、挑戦し続けなければならないのです。

高き志を常に腹の底に持っていたいものです。
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【第207回】 おもてなしの心

2011年07月26日 | 住宅コンサルタントとして
こうした内容をブログで書くと、誤解される方もいるかもしれませんが、
とても大切なことなので書くことにします。

今、売り手側が発信する情報に、お客様は胡散臭さを感じる時代です。

ほとんどのお客様は、自分達が家を建てようと思うと、
新聞に入っているチラシや家に投函されているチラシを見て、
そこに書かれてある内容を100%鵜呑みにしません。

必ず、自分の周囲の信頼できる友人・親戚に相談しているのです。
その周囲の方から、「あの会社はいいよ!」という評判を耳にして
はじめて来場という流れになるケースが多いのです。

ということは、何が大切かといえば、今建設中のお客様、お引渡し済のお客様から
「あの会社は良い家を建てるし、誠実な対応をしてくれるよ!あったかい会社だよ!」
という話を周囲の方にしてもらえるくらい、ご満足いただくことと、
エリア内にOB様の数を増やしていく、ということなのです。

ですから、エリア内で圧倒的な実績があり、OB施主様がいい噂をしてくれているビルダーは、
本当にたくさんのお客様がご来場してくれるようになるのです。

特に、地方都市で地域内の人のつながりが深いエリアであれば、
こうした現象は顕著に出ます。

では、エリア内で実績が少ない会社はどうすることも出来ないのか、というと
そうではありません。

そうしたケースでは、OB様はもちろんのこと、自社に出入りしてくれる業者さん、
それから経営者の友人等が広告塔になり、いい噂をしてくれるようにしなければなりません。

過去、住宅の実績がそれほど無いのに、
お付き合いが始まって急激に伸びているクライアントが数社ありますが、
こうしたクライアントの社長に共通しているのは、
車に乗って地域を走っていると、いろんな方から声を掛けられたり、
また声を掛けられているということなのです。

そして、こういうクライアントのトップは、本当におもてなし好きです。

例えば、私が泊りがけでお伺いした際は、
お忙しい中、時間を空けて下さり、お食事にお付き合いいただけます。

もう、5年以上も泊りがけでお伺いしているエリアのクライアントがいますが、
毎回、夜はお時間を取って下さって、お食事に付き合っていただける社長もいます。

普段は日帰りが基本なエリアのクライアントなのですが、
「たまには、泊りがけで来て下さいね!」
と声を掛けて下さる会社もたくさんいます。

私のような若輩者にでも、こうしたお言葉をトップが自然に掛けて下さる会社というのは、
基本的に人を大切にする会社だと思いますし、
トップがおもてなし好き、人に喜んでもらうのが好きな会社だと思います。

もちろん、いろんな出入りの業者さんたちにも、同じスタンスなのでしょう。

しかしながら、お客様にはこうしたおもてなしの対応をそれなりのレベルでされるのですが、
自分がお客様の立場になる業者さんや他の出入りの業者さんたちだと
態度が変わる会社、もしくは経営者がいます。

「お金を払っているから当たり前」というわけではないのでしょうが、
親切さとかおもてなしの心が少なくなってしまうのです。

それが悪いわけではないのですが、
すべての人におもてなしの心をお持ちの経営者と、
お客様にだけしかおもてなしの心を出されない経営者とでは、
応援してくれる方の数が、圧倒的に差が出るのです。

お客様だけでなく、接する全ての方に喜んでいただくことが好きな会社、もしくは経営者。
こういう会社には、自然とたくさんの人が集まってきます。
そしてプラスの波動が出まくっているのです。

こういう空気感を持つ会社になりたいですね。
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【第206回】 商売の原点

2011年07月25日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、とあるクライアントが開催していた現場見学会に参加していました。

時期の問題、エリアの問題等あって、新規の来場者数はイマイチの結果でしたが、
昨日は商売の原点を見ることが出来ました。

現場見学会の間、お客様がたくさんのお友達を呼んで下さり、
そこで自社の家を建ててくれたクライアントをしっかりと紹介してくれていたのです。

私もビックリするくらい、たくさんのお友達、親戚がご来場されました。
そして、自慢の我が家をお友達に熱心に説明してくれていて、
それが自然とクライアントのPRになっているのです。

地域性があるのかもしれませんが、こうしたお施主様のつながりで
新しい方との出会いが広がっていくことは、商売の原点のような気がするのです。

そして、見学会の最中、会場のお隣にお住まいの方がリフォームの相談に来られ、
途中で担当者が現調に行くシーンも見ることが出来ました。

このエリア内で、クライアントのことを知っている方が、ある一定の比率に達した時、
たくさんのお客様がご相談をしてくれることでしょう。

そして、お施主様が満足する家をつくり、満足されるような対応をしたからこそ、
昨日の光景があったのだと思います。
これが、契約後に手のひらを返すような、誠意のない対応をしていたとしたら、
見学会も開催させていただけなかったでしょうし、こんな雰囲気にはならなかったでしょう。

見学会の間、お施主様はほぼ1日、現場におられ、ほのぼのとした空気でした。

目の前のお客様が、次のお客様を連れて来てくれる・・・。
そんな状況が、皆さんの会社に頻繁に起こっているでしょうか?
今、お仕事をさせていただいているお客様に本当に満足していただいているでしょうか?

商売の原点を忘れずにいたいものです。
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【第205回】 魅力的な商品をつくる

2011年07月24日 | 住宅コンサルタントとして
商売の基本の1つは、自社が扱っている商品やサービスの品質を高め続け、
お客様にご満足いただくことです。

当然、住宅会社で言えば、良い材料を使って、より高品質の家を価格を抑えてご提供すること。
そして、家を建てて下さったお客様、工事中のお客様、ご相談をいただいているお客様に
誠意をもって丁寧に接し、喜んでいただくことだと思います。

家づくりを検討している方が見たら「住みたい!」と思われるような、
魅力的な家を開発することは、住宅会社にとって避けることは出来ません。

私自身、そのために必要なことは何かということを日々考え、
クライアントの皆様にご提案をしていきたいと思っています。

昨日は数社のクライアントに集まっていただき、
魅力的な家をつくるために必要な商材を見ていただきました。
(ご協力いただいたメーカー様、商社様。
本来、お休みのところ、出勤していただき、更に社員様総出でおもてなしいただき、
本当にありがとうございました!感謝の気持ちでいっぱいですっ!!!)

お客様にとって、本当に住み心地が良く、ご満足いただける家。
そしてそれがお客様のご予算に極力届くような価格帯でご提供できるよう、
クライアントの皆様に良い情報をこれからもご提供出来れば、と思っております。

良い商品をつくり続ける・・・。
こうした商売の王道を突き進むためには、良い材料を使い、高い技術で施工するしかありません。

今後も定期的に、また企画をさせていただきます。

毎回、細かな内容も聞かず、
お誘いすれば時間をつくって下さるクライアントの皆様に
本当に感謝、感謝です。
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【第204回】 自己評価がズレていると・・・

2011年07月23日 | 住宅コンサルタントとして
「ウチが建てる家は、本当に良い家だ」
「あそこ(=他社)が建てる家とウチの家は、全然違いますよ!」

と、とても自分達が建てさせていただいている家に自信を持っている会社があります。

その会社が本当に良い家を建てていて、お客様にその良さがしっかり伝わっていればいいのですが、
残念ながら消費者の目に、その会社の建てる家があまり評価されていないケースがあります。

その原因の大半は、自社の家を自分達が過大評価しているだけ、ということが多いです。

自分の設計はイケている。
自分の経験、建築知識は、誰にも負けない。

こうした自信をメチャクチャ持っている割に、受注がそれほど伸びていない。
お客様と商談しても、成約出来ない。
その原因は、自社の家がそれほど評価されていないということなのだと思います。

そして、「あそこは大したことない」と言っていた会社の方が、全然受注が伸びていたりするのです。
これは、まさしく自己評価がお客様の評価と大きなズレがあることを露呈しています。

「ウチは、お客様満足度が高いですよ!」
「ウチは、OBを大切にしてますよ!」

と、自信満々にいう住宅会社があったりします。

しかしながら、OBさんや協力業者さんから全く紹介が無かったりするのです。

そもそも、紹介が発生しないということは、本当の意味でお客様に満足していただいていない、
ということを意味しているのですが、その重大さに気づいていなかったりします。

自分達はOBさんや業者さんを大切にしていると思っているのに、
実はOBさんや業者さんから応援されていないし、場合によっては非常に評価が悪かったりするのです。

自己評価がズレているのは、99.9%トップの感性の問題です。

ワンマン経営者で、そのトップの感性がズレている場合、救いようがありません。

やはり、会社のトップは謙虚でなければなりません。

「まだまだ、お客様に満足していただくためにやるべきことがある」
「もっといい家をご提供できるように、まだまだ勉強しなければならない」

皆さんの会社はこういうスタンスですか?
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【第203回】 自分のリズム

2011年07月22日 | 住宅コンサルタントとして
毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きる、
規則正しい生活がいいと言われていますが、
コンサルタントの仕事をさせていただくようになって6年、
規則正しい生活ということは、頭の中にありません。

常にさまざまなクライアントのことを頭の中でイメージしていて、
あるクライアントにとっていいアイデアが突然浮かぶことがあります。

そうすると、夜中であってもすぐにデスクに向かって、そのアイデアをまとめます。
朝、起きたら、当然ながらその時の熱いアイデアは冷めてますから、
その瞬間が勝負になります。

私の場合、自宅であろうと出張先であろうと、早めに床に就き(大抵、夜の9時前です)、
夜中1時か2時に目が覚めてしまったときに、
なかなかひらめかなかったアイデアが突然ひらめくことが多いです。

昨日もまたそんなことがあり、夜1時に目が覚め、そこから猛然と仕事をしていました。
あるクライアントが雑誌に掲載する記事のデザイン、およびそのコピーを
夜中1時過ぎから2時間足らずでやりきってしまいました。

このスピード感が、いつも続けばいいのですが、ある日突然やってくるので、
そのタイミングで特に0から1を生み出さなければならない仕事をやりきってしまいます。

稀に私がクライアントの皆様に、夜中2時とか3時にメールをお送りすることがあるかと思いますが、
それは徹夜ペースで仕事をしているのではなく、夜中突然アイデアがひらめいて起きて、
そのアイデアをまとめる仕事の後、普通に仕事をしている、というわけです。
基本的に、私はある一定時間寝ないと頭が働かないため、徹夜はしません。


こんな風に、おそらくいろんな人にそれぞれのリズムというのがあるかと思います。

細かな事務仕事は、早朝にやった方がいい人。
夜中に非常に頭が冴える人。
移動時間に、いいアイデアが思いつくことが多い人。
お風呂の湯船につかりながら、突然ひらめく人。

自分のリズムを把握する。
そして、目の前の仕事を組み立て、最も効率的に進むように、仕事を組み立てる。

こうした小さな工夫が、実はとても大切だったりします。

私の場合、仕事がイメージ通り進まなかったら、そこで無理して仕事をせず、
まず思いっきり寝るようにしています。

やらなければならない仕事がある場合、必ずあるタイミングでスイッチが入り、
そのスイッチが入るとスムーズに仕事が進みます。
(そのタイミングが、大抵夜中なのです)

こうして、自分のリズムを何となく掴んでいて、そのリズムに合ったやり方で仕事をしているので、
ストレスらしきものが全くないのかもしれません。

皆さんは、自分の仕事のリズムを掴むことが出来ていますか?
効率的に仕事が進む工夫が出来ていますか?
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【第202回】 体が資本だからこそ・・・

2011年07月21日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はお休みをいただいて、健康診断に行っていました。

これは昨年からスタートしたのですが、私も私の家内も身内に癌を発症した人がいるので、
癌の検診は若いうちからやった方がいい、という判断からです。

昨年まで私はサラリーマンでしたが、会社が設定してくれていた健康診断が、
体が資本の仕事の割に、とても物足りないと思っていたのです。

ですから、かなり値段は張りますが、昨年から自腹で健康診断を受けていました。

胃カメラも飲むし、血液検査や尿検査などもするし、
今年からは脳ドック、肺ドック、リンパチェックなども徹底的にやっていただきました。

自分の体を知ることは、本当に重用です。

体に異常がないと分かっているから目一杯、目の前の仕事に取り組むことが出来ますし、
自分の体をより良い方向に持っていくためにやらなければならないことが分かるのです。

私の場合、実は内臓に悪い脂肪というのがついてなく、その大半が皮下脂肪だということが
昨日、先生とお話をしていて分かりました。

胃の中もキレイですし、腎臓なども問題が無い様子。

今、私がやらなくてはならないのは、筋肉をつけ、体の代謝力を高めることと
やはり脂っこい食生活は改善しなければならない、ということでしょうか。

まだまだ大好きな仕事をトコトンやりたいので、今、体を壊す訳にはいきません。
そのために、定点チェックを定期的におこない、あるべき状態に持っていくよう、
日々努力しなければならないのです。
(その割に、ドンドン太っているのはなぜなんだ???)

体の管理も経営も、それから自分の人生そのものも、とてもよく似ていると思います。

目標があって、その目標と現状の距離を知る。
その距離を埋める活動をしていく。
現状、目標との距離はどれくらいあるのか?
まずは、そこを知らなくてはならないのです。

現状を理解することは、目標を達成する上でとても大切なことなのです。
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【第201回】 波動

2011年07月20日 | 住宅コンサルタントとして
波動の法則というものがあります。

人はそれぞれ波動を出していて、
似た波動を持つ人同士が引かれ合い、出会うようになっているのです。

「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、
これは思いっきり波動の法則を表しているといっていいでしょう。

「本当に素晴らしい友人に恵まれています」
「上司やスタッフに恵まれているおかげで、ここまでやってこれました」

という人がいますが、その原因は本人がいい波動を出していて、
それに惹かれた人がその人の周囲にいるということなのです。

逆に周囲にいい人がいない。
いいお客様との出会いがない。
優秀な人が入社してきてくれない。
こんな悩みを持っている方が非常に多いですが、
それはその人や会社の波動に原因があるのです。

波動が合わない人同士が、お付き合いをしていくことはとても難しいし、ストレスが生まれます。
だから離れていくことになるわけですが、それが自然の摂理でしょう。

お客様が一度、モデルハウスや見学会に来場してくれた。
でも、それ以降、何度お誘いしてもお会いしていただけない。

これは、接客する側のレベルがお客様の求めるレベルまでいっていないとか、
まだお客様自身が業者の話を訊いてみたいと思っていない段階だとか、
いろんな理由がありますが、お互いの波動が引き合わなかったとも言えるでしょう。

また、自分が担当するお客様が、やたら金額にシビアで値引きをしなければ受注出来ない、
という営業マンがいますが、その原因も本人が発している波動によるものでしょう。

いい波動を出せている会社は、人として素晴らしいお客様に囲まれている、
というのが、いろんな会社とお付き合いをさせていただいて私が感じることです。

皆さんの会社は、それから皆さん自身は、いい波動を出せているでしょうか?
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【第200回】 今日が200日目

2011年07月19日 | 住宅コンサルタントとして
このブログは、2011年1月1日から毎日書き続けています。

そして、今日がブログをはじめて200日目・・・。

ということは、今年がはじまってから、今日が200日目ということになります。

1年の半分はすでに終わっていて、残り165日しかないわけです。

今年の年始に立てた計画は、予定通りに進んでいますか?
このブログの100回目でも書いたのですが、
自分が立てた目標に対し、進捗を確認し、必ず達成するんだという気持ちを持つ。
そして行動し続けることが大切なのです。

私が年始に立てた目標は次の通りです。

①繁盛している住宅会社を年間10社以上視察、もしくは調査に行く
②住宅業界以外で、超一流店のサービスを受けたり視察に行く
③子どもを年間4回ゴルフコースに連れて行く
④休みを月に2日は確保する
⑤クライアント対象に、超一流の人や会社に触れていただく企画をし、それを実際に実行する

①は、現在で8社終わっており、順調に推移しています。
②では、例えば私がテレビの特集を見て感動した、「銀座小十」さんと「六本木 龍吟」さんで
食事をさせていただいたり、京都や金沢の名店で食事をしたり、と順調に進んでいます。
(食べてばっかり・・・)
③は2回終わっています。夏休みや秋に残り2回は行く予定です。
④に関しては、6月のみ未達ですが、それ以外の月では出来ています。
⑤に関しては、10月19日のセミナーの他、随時実行中です。

私の方は、自分の目標を定期的にチェックする癖付が出来ていますので、
大体予定通りに進んでいます。

皆さん自身はどんな感じですか?
年始の目標が、どの程度行動に移せていますか?

また、毎年そうなのですが、
年始に立てた目標以外に、どんどん自分の中に新たにやりたいことが出来てくるので、
それも年の途中で行動レベルに落とし込んでいます。

自分がやりたいと思ったこと、やらなくてはならないことをドンドン実行に移して参りましょう!

そして、途中で自分がやらなくてはならないと思ったことも、
行動計画に落とし込んでいきましょう!
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【第199回】 あきらめない姿勢に感動

2011年07月18日 | 住宅コンサルタントとして
なでしこジャパンが、サッカー女子ワールドカップに優勝しました!
本当に嬉しいですし、おそらく試合を見ていた方全てに大きな感動を与えてくれたと思います。

我が家の次男(小5)は、夜中3時前から起きて、眠い目をこすりながら見ていたようです。

私も4時前に起きて、後半戦から見ていました。

選手個々のスピードやあたりの強さ、更には高さの点で、
日本は完全にアメリカには及んでいなかった・・・。

延長前半、アメリカに左サイドを崩され、クロスを上げられた時に「ヤバいっ!」と思いましたが、
やはりそこにアメリカのエース、ワンバック選手が立っていて決められた時、
正直万事休すと思ってしまいました。

でも、選手もベンチも全然そんなことは考えてなく、
ただ全力を出し切ろうと思ってプレーされていたように思います。

精神的に弱いチームなら、ここで焦りが出たり、あきらめのムードになったりすると思うのですが、
なでしこの皆さんは、こういう場面でも平常心でプレーされていました。
(少なくとも、私の目にはそう映りました)

この精神の強さは、本当に素晴らしいし、自分も見習いたいなぁと思っていたところ、
澤選手が宮間選手のコーナーキックに合わせてゴールを決めてくれました。

その瞬間、背中に電流が走りました!!!
と同時に、「これで勝った!絶対にこのチームは、何か大きな力に守られている」と思いました。

そして、PK戦で見事に勝利。

朝から興奮して、超寝不足のまま、これから仕事です。

土壇場の追い込まれた状態の時に、人間の素は出ると思います。
私のように精神的に弱い人間は、あの状態で日頃の自分のパフォーマンスが出せないと思います。

その点、なでしこのメンバーは本当にすごいっ!!!

あのあきらめない姿勢に、本当に感動しました。
もう、なでしこ特集の番組がたくさん作成され、放映されることを楽しみにしております。

そして、ああいう追い込まれた状態でも、自分の力が出せるよう、
日頃から強い精神力を身につける努力をしたいですね。
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【第198回】 愛社精神と愛社員精神

2011年07月17日 | 住宅コンサルタントとして
東日本大震災があって、日本の建築業界全体は、約2カ月近く現場が回っていませんでした。

住宅会社の現場が止まる。
資材が出て行かない。
当然ながら、サッシ店や建材店の売上も止まりました。

ビジネス上で考えれば、2011年は12カ月あるのではなく、10カ月しかない1年だということです。

当然ながら、住宅資材メーカーや問屋、建材店、住宅会社や工務店各社は、
今年1年の決算で売上を昨対比100%維持するのが難しい1年だと思います。

また、現状建築資材の販売会社では、近年の厳しい市況環境の中、
しっかりとした目的意識、目標を持って経営出来ている会社が少なくなっているのが現実です。

そんな環境、時代背景の中でも、
前向きに高いマインドで日々仕事に取り組めている会社も存在するのです。

「もっとお客様に満足していただくために、自分達はどんなことをすればいいのか?」
「昨年の売上をオーバーするために、どんなことにチャレンジすれば可能性がより高くなるか?」
というように、本当に前向きに日々仕事に取り組めていたりするのです。

そのベースにあるものは何かと考えれば、答えの1つに「愛社精神」が挙げられると思います。

環境は厳しいんですが、何とか数字をつくろうと、営業マンが各自工夫をして
少しでもお客様から注文をいただいてくる・・・。
また、社員さんが働きやすいよう、さらには売りやすいように
さまざまな環境を整え、さらには売りやすい商品を開発する・・・。

トップが社員さんのことを考えて行動し、さらに社員さんがそれに応えようと日々頑張る。
こういう会社さんが1社でも多くなり、そしてこういう会社さんの業績が良くなるお手伝いを
個人的にやっていきたいと思って、私自身も日々、仕事させていただいています。

愛社精神、愛社員精神がある会社は、美しいのです。
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