鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4932回】 半期が終了

2024年07月01日 | 住宅コンサルタントとして
2024年、年が明けたと思いきや、
あっと言う間に半期が終了しました。

この半年、イメージ通りの結果を出せましたか?
それともイメージ以上の成果を出されましたか?

業界全体でどのような現象が起こっているのかを
改めてまとめてみたいと思います。

・建売住宅の売れ行きが絶不調
・ローコスト系住宅会社の不振
・住宅会社全体の来場数が減少
・10年前の成功企業の衰退
・ファンづくりが上手な会社の集客・受注は堅調

という感じでしょうか。

まず世界的なインフレに加え、原油高&円安で
とにかく生活コストの上昇に対し、収入が増えていないので、
マイホームを建てる気持ちになれない方が増えています。

それが、来場数にモロに影響しています。

その一方で、SNSやYouTubeで、
素敵な建物の写真や動画を見ることが可能となり、
消費者が建物を見る目が着実に上昇しています。

今、家を建てる気になれる方というのは、
収入がそれなりに高い方になりますので、
当然ながらこだわりも強い。

だから建売やローコストに魅力を感じず、
そもそもそれらの会社は候補になかなか入れない。

ゆえにローコストと建売は苦戦しています。

10年前の成功企業の衰退については、
過去のブログでも書きましたので割愛します。

最後にファンづくりが上手な会社に関しては、
これは見事に来場数が堅調なのですね。

弊社のクライアント様の来場数を見てみますと、
とにかくファンを増やすような情報発信が上手で
いろんなコンテンツのパターンを駆使できている会社は、
本当に来場が順調なのです。

一方で広告に頼り切った展開しかできていない会社は
集客に本当に苦戦しているのですね。

これらの傾向を踏まえ、
2024年の後半から2025年に対して
しっかりと対策を打っていきましょう。

やるべきことは明確です。

ファンをつくるマーケティングを継続し、
お客様に選ばれる商品を開発し、
全スタッフさんの能力と人間力を高める。

ホンモノしか残れない時代です。

コツコツと成長して参りましょう。
コメント
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