個人的に大手ハウスメーカーの家に関して、
1ミリも良いと思ったことはありません。
「家は性能」というキャッチコピーの会社と
無責任な出店を繰り返している、
私が日本で一番、嫌いなビルダー以外、
とにかく性能が圧倒的に不足しているからです。
ではその性能が優れている2社はどうかというと、
1社は造作は一切できず、
自社のフィリピン工場でつくった商品しか基本、扱えないので、
とにかく内装がチープすぎるのですね。
坪80万、90万もするのに、家の中は安い建売と同じレベル。
壁の一部に石やタイルを貼って
ちょっと高級感を出したい、というような要望は
当然対応不可な訳です。
感性がそれなりの方だと、
あのインテリア空間では満足しないでしょう。
そして年月の経過と共に味わいが増していく、
無垢床や漆喰なども当然、選択できません。
建てた時が最高で、その後、ただただ劣化していく家に
価値ってあるのかな、と思っています。
そして私が一番嫌いな、無責任な出店を繰り返しているビルダー。
もう日本全国で、現場がうまく回っていないだの、
とにかく監督の入れ替わり、社員の退職が多いだの、
現場がゴタゴタだの、いろんな情報が入ってきます。
他の住宅会社で仕事をしている人たちを
ヘッドハンターを使って引き抜き、
お金の力で組織をつくっているんですね。
愛社精神を持って仕事をしている社員さんって、
一体どれくらいいらっしゃるのか、訊いてみたい。
まあ自分たちの売上・利益のことしか考えていないから、
こんなに無責任な出店を繰り返している訳で、
お客様に対する思いなんて、どれくらいお持ちなんだろう、
と個人的に思っています。
私自身、業界大手の会社をこのように思っているため、
仮に競合したとしても、全く恐れることはありません。
もし自分がどこかの住宅会社の営業マンだったとして、
大手と競合したとしても、
自社とに違いを比較してお客様にお伝えし、
お客様のやりたい家づくりやご家族の幸せを叶える上で、
どっちの会社の方が良いのかをお客様に考えていただくだけだ、
と思っています。
もちろん、自社の性能はそれなりの性能値で、
かつ保証やアフターの体制がしっかりとれていることが
前提ではありますが・・・。
ところが大手や地場の有力ビルダーに対し、
自社のどこが勝っているのかが分かっていないと、
そりゃ相手のことを必要以上に評価し恐れるでしょうし、
自社に対して自信を持てないかもしれません。
ということで、とにかく自社が勝っている部分を
どれだけ自分が深く理解できているのかが、
営業マンにとってとても重要なのです。
競合調査を丁寧に実施し、
自社が勝っている部分を正しく理解しておきたいものです。