上記のシンポジウムが西日本新聞社の後援で
11月29日に福智町で開催されたという記事がありました。
飯塚市歴史資料館の島田光一館長の基調講演で
「筑豊は縄文時代から各地の文化が交わる場所だった」とあります。
縄文時代の黒曜石の石器に佐賀県伊万里産と大分県姫島産とがあり、
両方が筑豊で出土しているそうです。
実は当博物館にも石炭以前の田川の歴史の展示があり。
縄文時代の石器も展示されています。
英彦山のふもとのズイベガ遺跡から出た7千年ほど前の矢じりなどです。
どちらからのものかは確認できませんが上の記事で原石の出所がわかり参考になりました。
歴史展示には弥生時代の石器・土器・青銅器、古墳から出た鉄剣等の遺物もあります。
珍しい馬型埴輪と武人の埴輪、鉄の鎧なども展示していましたが、
現在は国立博物館での展示などのため貸し出し中で残念ながら見られません。
しかし丹念に見ていただければここ田川が古代に先進文化の交差点の一つであった事が
お分かりいただけると思います。
御来館の節は「山本作兵衛コレクション」とあわせて第3展示室の歴史展示も
どうぞご覧になってください。