田川市石炭・歴史博物館のブログ

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直方市石炭記念館

2016年05月10日 | 日記

皆さまこんにちは!

ゴールデンウィークには、本館が休館中にもかかわらず、たくさんの、また遠方からご来館をいただきまして、誠にありがとうございました!

工事は来年春までの予定となっておりまして、皆さまにはご迷惑をお掛けしておりますが、スタッフ一同、元気いっぱいお迎えさせていただきますので、ヨロシクお願いいたしマス♪

さて、当博物館は福岡県の筑豊地方に位置していますが、この「筑豊」という地域は、石炭産業から生まれました。

遠賀川流域の「筑豊」は、江戸時代までは筑前国(遠賀郡、鞍手郡、穂波郡、嘉麻郡)と豊前国(田川郡)にわかれていました。

鉄道が敷設されるまで、船による石炭の輸送路として使われた遠賀川の流域が、後に『筑豊炭田』と呼ばれる国内最大の産炭地となりました。
明治18年に「筑前国豊前国石炭坑業人組合」が誕生し、翌年に「筑豊五郡川艜(かわひらた)同業組合」が設立された頃から、筑前国の「筑」と豊前国の「豊」をとって、「筑豊」という言葉が使われだしたそうです。

筑前国豊前国石炭坑業人組合は、明治26年に「筑豊石炭鉱業組合」と改称します。
筑豊石炭鉱業組合の会議所として明治43年に現在の直方市に建設されたのが、『筑豊石炭鉱業組合直方会議所』です。
筑豊炭田の石炭流通をコントロールし、災害防止の保安教育を行った同所は、まさに筑豊炭田のまとめ役でした。

炭鉱閉山後、この『筑豊石炭鉱業組合直方会議所』は直方市石炭記念館となり、筑豊炭田の貴重な資料を展示する場に生まれ変わりました。

その直方市石炭記念館では、直方谷尾美術館と合同で、『石炭の時代展』が開催中です♪

美術館では、石炭に関連した絵画を一同に集めた展覧会を開催し、記念館では、当時使用されていた採炭道具などを実際に触ることができマス♪

当館所蔵の「斉藤五百枝屏風」なども出品していますヨ!





期間は6月19日(日曜日)までデス!

当館にご来館の際は、ぜひ、直方市石炭記念館にも足を伸ばしてみてくださいネ!

田川市石炭・歴史博物館ホームページ


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