2007年、一人の○歯建築士の耐震偽装設計の建物が全国で見付かり国政を巻き込む大社会問題に成った。資力の無い建築士は何も賠償できず建主は泣きの涙。この事件がきっかけでザル法と言われた建築基準法は急に蟻も逃さぬ厳格運用で今まで一ヶ月程度で許可が降りた建築確認申請は物によっては四ヶ月経っても降りて来ない。当然工事の着工ができず建築オーナはカンカンに怒り、建築士はウロウロしてノイローゼになり、建設会社は倒産に追いこまれる。
9月25日、国土交通省所管の「管理建築士の講習」が津市の総合文化センターでびっちり一日掛けて行われた。何と最後の1時間はテスト、当然合格出来なければ「管理建築士」の資格は無い。管理建築士は建物の全責任を負う事になり今までの様な無責任な対応は罰則が課せられる。当然其れに伴う権限と報酬が得られますが社会は急にこの変化を認めてくれるでしょうか。先進国でも最低であった建築士の権威、これで少しは向上するでしょうか、犠牲も伴うがこれは○歯建築士のお陰。国民の財産を守るにはお医者さんや弁護士さんクラスの権威が必要でしょう、当然其れに伴う人格が要求されますが。
何れ誤魔化しがバレルと判っていながらだまし続ける社会保険庁の年金改ざん問題、食品業界の日付改ざん、肉やうなぎの産地偽造、一流料亭の客の食べ残し付回し、汚染米の販売、乳製品のメラミン混入等の誤魔化しが何時まで続くのでしょうか。答えは人類が続く限りでした。