天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

いろんな思い

2016-01-19 12:09:55 | Weblog
12月はまいこのお誕生日や命日があるので
毎年12月は気持ちゆらゆらさせながら日々を送ります。

何年たっても12月はきついね、、と主人も言ったが
当たり前に日々を過ごせるようになったけど、
悲しみや苦しみをうまくやり過ごす術も身につけたつもりだけど
なんでもない些細なことで一気にあの日に引き戻されるのが12月かな、、

先日友人たちとの集まりで何年たったのかと問われれ
丸9年と答えた。
それを聞いていた主人が
9年たったけど、、昨日の事なんだよと言葉を付け加えた。

本当にそう。
9年という年月を生きてきたけれど
あの日からまだ1日も進んでいないような感覚、、
現実には
あの暗闇を泥沼をもがきながら生きてきたけど
生きてきたという感覚がないのかもしれない。


バス事故でたくさんの大学生が命を落とした。
亡くなった女子大学生のお母さんが
「何事にも一生懸命で
一気に駆け抜けて行ったような気がする」と言っていたが

まいこも同じ、、
何事も一生懸命で手を抜くこともせず
ただひたすら頑張っていた
自分の命の長さを知っていたかのように
短い人生を濃密に生きた、、

どんなことも、、まいこに繋がる。

主役のいないお誕生会をして
たくさんのお友達にまいこの命日に参ってもらい
やっと12月をやり過ごし、、
それでも気持ちが重いままなのはどうしてだろうと考えてみれば
あぁ成人の日が済まないと私の中に日常が戻ってこないのだと。

テレビの中で着飾りはしゃぐ女の子を横目で見ながら
なぜあんな一生懸命生きてたまいこがこんなことも経験できなかったのかと
バカ騒ぎする若者をイライラしく見る。
テレビから流れるニュースが腹ただしく
主人もため息つきながら、、
でもチャンネルを変えることで別の感情が湧き上がるのが怖くて
そのニュースが終わるのをひたすら待つ。

そんなこんなの日々の中で
長男に子供が生まれた。
可愛らしい女の子だった。
赤ちゃん誕生日を喜ぶ息子夫婦を見てると
こんな経験もまいこはできなかったのかと、、
次から次から思うことは尽きない。

子供を失くすと未来を失くすと言われるが
本当にその通りで、、
大学生のまま止まってしまった我が子。
社会人としてバリバリ働く姿も
運命の人に出会い結ばれる幸せも
母となる喜びも、、
経験することなく逝った娘。
そしてその時々を母親として一緒に分かち合うこともできない現実。

何年たっても同じなのだろうと思う。
年月を経て穏やかな時を取り戻しつつあっても
いつ心に槍が刺さるかわからない。
そんな日々を生きるしか仕方がない。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする