強烈な眠気に襲われています。
朝食といっても我が家はブランチよ。
ブランチってご存知ですか?
ブレックファーストとランチが一緒ってこと。
この言葉今でも生きているのでしょうか?
最近あまりお目にかかりませんね。ふふ
実は今日は朝食前から眠たくて眠たくて、、、、、
朝は元気のいい私も最近ちょっと疲れ気味かもしれません。
どうしたのかしら?
どこか悪い?
いえいえ、悪かろうはずがない。
多分この曇り空が眠気の原因と思われますの。
低気圧にどんと押さえ込まれているような気分です。
昨日の日記ですけどね、あれまだ途中だったのです。
下書きボタンを押すはずがうっかり投稿をクリックしちゃいました。
あ、いけないと思ったけど後の祭りでしょ。
飛んでいってしまった手紙みたいだから、ま、いいかと
そのままにしてしまいました。
読んでくださったみなさん中途半端でごめんなさい。
コーヒーパフォーマンスのこととか書きたかったのです。
このパフォーマンスをする人はとてもユニークな人でした。
昔、笑っていいとものテレフォンなんとかっていうのあったでしょ。
あんな感じで友達からの紹介を重ねていって
もう二年、旅をしているのだそうです。
つまり彼は自分流のコーヒー道を歩いていて
お宅に行ってコーヒーを立てさせてもらっていいかな?
みたいなノリなのです。
基本、車上生活者と自分の立場を説明していましたが、
一昨々日は隣町の知り合いのところでコーヒーを立てて
一昨日は私の友人宅へ。
もしもコーヒー代をもらえるならカンパとしてお願いします。
そんな謙虚な姿勢で一宿一飯の恩義を重ねて世の中を渡り歩いているといいます。
かなりユニークですよね。
びっくりしました。
この道の一番の楽しみは
自分がコーヒー豆を煎る音に合わせて
音楽が始まる時なのだそうです。
その日もみんなでセッションが始まりました。
私は目の前にあったおもちゃの鉄琴でキンコンカンと
合いの手を入れ、
他にも茶碗を叩く人とか、太鼓とか、、、、
なかなか面白い試みでしたね。
そうして楽しみながら煎り上がった豆を一回り皆に見せますが、
均一に焙煎されていてとても綺麗で感動しました。
自分ももコーヒーを自家焙煎していたので
均一に煎りあげる難しさをよく知っています。
それからおもむろに粉砕の作業に入ります。
手動のコーヒーミルでゆっくりと注意深く挽かれたコーヒーの粉の香りを楽しむために
再び一同に回し、皆静かに鼻を近づけて香りを楽しみました。
次はゆっくりと蒸らした状態の豆の香りを楽しみます。
ステップステップでコーヒーの香りがだんだん深くなっていきます。
皆で香りを味わった後、ついには熱いお湯で抽出された
魅惑のコーヒーをいただきました。
どうです。
なかなかのコーヒー道でしょ。
彼がシャカシャカとコーヒー豆をいる音を聞きながらおしゃべりしたり
いろんな音を出したり
とても楽しい時間でしたよ。
晩御飯もご馳走になって
夜遅くまで皆で楽しく過ごしましたが、結局その人が寝たのは車の中だったようです。
車上生活者ですからね。
車が自分の家なんでしょうね。
以前女性の車上生活者にあったこともあります。
その話をしたらええ、女性も割と多いですよ、なんて言うのです。
そうなんだ、ちょっと驚きました、女性もね、多いんだ。
そういうこの人の年の頃は三十五、六。
まだまだ若いですよね。
そういえばこの間、知り合いが連れてきた人もそのくらいの年頃でした。
二十匹の犬と住んでいるそうです。
それもまたすごい話でしょ。
最近、ジェネレーションギャップを感じる人に出会うことが多くなってきたけど、今時の若者の中には
思いがけないことをやる人多いですね。
二十匹の犬と暮らすって、
自分の青春を犬に捧げているとは考えないのでしょうか?
食事代は月に五万円を超えるそうです。
犬の食事代のために働いていると言ってました。
あなたはなぜそんな生活を選ぶのか?
私が聞く前に彼が話してくれました。
ただただ、犬を去勢したくないという理由でした。
すごいでしょ。
コーヒーパフォーマンスの彼もすごいけど、
犬の奉仕者になる彼もすごい。
だけど、だけど。
おばさんはちょっと首をかしげるのです。
コーヒー豆もね、
煎りたて挽きたてもいいかもしれませんが、
実は三日ほど置いてからの方が熟成した豆の旨味が得られる、
という人もおられます。
それにですね。
私たちも同じような理由で猫を飼っておりました。
その頃は自分の人生を猫のために捧げる気持ちになっていたくらいです。
でも里親を探すことがだんだん大変になってきたのです。
彼もすでに百匹以上の犬を里子に出したようですが
我が家だってかなりの数の猫を里子に出しました。
でも生まれる数の方がずっと多いのです。
猫は春秋二回産みますよ。
犬も多頭出産ですよね。
どっちにしてもいつか自分だけでは
どうにもできない時がやってくるでしょう。
例えば彼が
犬の去勢を阻止しようと声をあげてそれが大きな運動にまで広がれば話は別ですが、
個人で抱えきれなくなる可能性は大です。
今は二十匹残っていますがまたこれがすぐに繁殖を始めます。
どこまで彼の手に負えるのか?
彼はどこまで行くつもりなのか?
私にはわかりませんが。
真実の愛を学ぶためには深い痛みを経験するのも必要です、
それを乗り越えてこそわかることもあるはずです。
おばさんが思うのは
若い二人がこれからの人生をどう開いて行くにしても
彼らがやりたいことを続けてできる世の中であって欲しいです。
ドライブで撮った写真です。
白藤の藤棚。
素晴らしい香りでした。