千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

日本芸能史・尾張万歳

2012-11-23 18:24:59 | 造形芸術大学講義
尾張万歳は、無住国師が鎌倉時代に、村人に法華経を分かりやすく伝えるために、歌を交えて教えたのがその起こりです。
祝詞を唱える太夫と鼓で合いの手を入れる才蔵とで演じられますが才蔵は演目によって3、5人と増える場合もあるそうです。



今回講師を務められるはずの北川幸太郎氏は国の無形民俗文化財に指定されているそうですが、今回体調を崩され3歳から保存会のみなさんの中にいたという娘さんがピンチヒッターを務められました。
ご本人は緊張したと吐露されていましたがなめらかでわかりやすい解説でした。

今回太夫の大役を演じられた方は「一度はやってみたかった」と興奮気味で楽しそうに演じておられました。
尾張万歳はお正月には全国に出かけて門付をされていたそうです。

去年には尾張万歳・三河万歳の両方講座に登場されたのを覚えています。

日本芸能史・精進料理

2012-11-07 19:12:02 | 造形芸術大学講義
二回分「舞楽」と「お神楽」の講座書き込んでいません。
何かと忙しかっラリ体調のせいやらでサボっておりました。

舞楽は御所の庭なので舞われたもので、源氏物語の中で光源氏が「青海波」を鳥甲に常装束で舞い女官のため息を誘った。
どんな優雅な舞なのかと「私かて一回ぐらい見たいものや」と憧れていました。
今回の舞は青海波ではありませんでしたが念願がかないました。

お神楽って巫女さんが鈴を持って舞われるのかと思っておりましたが外れでしたね。
笙、篳篥、太鼓など囃子方、謡われる方は語尾を長く引かれあ・い・う・え・おぐらいしかわかりません。
あとでどなたかが質問されましたが物語を語っているのだそうです。
舞人は一人でした。

さて、昨日の精進料理ですが大津の禅寺月心寺の村瀬明道尼の下で修行を積み、東京表参道で「月心居」を営んでおれれる棚橋先生の講義です、今はこの芸術大学で教鞭を取っておられます。

舞台に二人の学生を連れて出てこられ大きなすり鉢でゴマをすることから始まりました。
会場はゴマの香りが漂い美味しそうな匂いに包まれました。

精進料理の心得など熱く語られて日本料理の優れた知恵を忘れてはならない「一汁一菜にお漬物」これベストだそうです。
とかく、肉食に頼りがちな食生活を見直す機会でもありました。
講座終了時もゴマの香りがまだ残っておりました。