源氏物語後半宇治十帖に登場する薫の君、匂宮が足繁く通った宇治への道。
JR東福寺駅より河原道を通って稲荷山頂までが今日のコースです。
スライドショー
東福寺は紅葉の名所でことに通天橋から見る紅葉は美しくその季節には
大勢の紅葉狩りの善男善女で賑わいます。
その通天橋から見えるのが臥雲橋を初めて通りました(穴場かも)
塔頭の寺院が多く並んでいました。
その先は山道に入る手前で私は離脱させて貰いました。
山道では到底付いていける体力はないと思うし迷惑は掛けられません。
1人になり芬陀院(雪舟庭園)へ、静かで拝観客はゼロで受付に人影もなし、
拝観料300円を三宝に乗せ「お邪魔します」と座敷に上がった。
雪舟といえば襖絵や掛け軸でお馴染みの画家ですがこのお寺では作庭をしています。
鶴亀の庭がそれですが、何と亀が動くそうです、そこで動かないように、
亀の背に石が置かれています。
幼い頃こんな話しを聞きませんでしたか?
幼い日の雪舟が、お寺に小僧として修行中絵ばかり好んで経を読もうとしないので、
寺の僧は雪舟 を仏堂の柱にしばりつけてしまいました。
しかし床に落ちた涙を足の親指につけ、床に ねずみを描いたところ、
僧はその見事さに感心し、雪舟が絵を描くことを許しました。
そのねずみは走り回っていたそうです。
後に画聖とまで言われた雪舟らしい逸話です。
その後伏見稲荷にも足を伸ばしました。
千本鳥居をゆっくり潜り奥の院へ、重軽石を持ち上げてみました。
矢張り重いです、右側が心なしか軽かったような気がします。
皆さんと一緒に稲荷山頂で食べるはずのおにぎりは持ち帰り夕食として頂きました。