千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

観世会館6月例会

2014-06-24 08:17:09 | 歌舞伎・映画・落語など
小雨降る中岡崎の観世会館に急いだ、丁度到着したとき開場となり雨の中の行列は免れてすぐ座席確保できた。
ほどなく連れも到着し2階の喫茶室でカフェオレなど嗜みながら開演を待つ。
今日はほぼ満員の盛況で外国人の姿が多く見られた。



和綴じの教本を持つ人もあり、近くの方の教本をちら見すると英語教本となっていた。
なるほどよく分かるわけやなどと勝手に感心していたが、ひょっとして謡など習われているのかなぁ、私なんかよりよほど造詣が深く親しんでおられるのかもしれない。

今日の演目は「敦盛」平家盛衰記の中で語られている、敦盛を討ち取った熊谷次郎直実が武士を捨て黒谷の里で一の谷で菩提を弔っている一の谷で敦盛の霊に巡り合う・・・

何度か見たことのある演目ですが「よかった~」すっかりその世界に入り込んだようだ。
杉浦豊彦先生の仕舞を見ることなく退出した・・・惜しい!!

私の前の席の女性は最初から最後までず~っと寝てはったのが気になってはいたが・・・あぁ、雑念

お能・老松 野守

2014-01-27 10:58:30 | 歌舞伎・映画・落語など
初めに馬場あき子氏の「官公の梅」と題したお話があり・・・東京都出身の歌人、文芸 評論家。短歌結社「かりん」主宰。日本芸術院会員。朝日歌壇選者。古典や能に対する 造詣が深い・・・
よどみなく分かりやすいお話であった。

解説をしていただいた老松は菅原道真に由来する物語で「こち吹かば匂い起こせよ梅の花主なしとて春なわすれそ」花守の老人が松梅の目出度さを語り後半老松の精としてあらわれ歌に詠まれた梅は主を追って筑紫へ飛び松もその後を追う、追松の伝説を語る。

仕舞は造形大学で何度か講義を受けた片山九郎衛門氏やお能に目覚めさせていただいた杉浦豊彦氏などが出られ興味深く見せていただいた。



続いて「野守」山伏が大峰山ひ向かう途中春日の里で野守の翁に会うと大きな鏡を持ち影を映す鏡であるという、野守の鏡とは鬼神が持つもので昼は人としてこの森を守り夜は鬼となってこの塚に住む、
閻魔さんと同じような鏡で人の生前がすべて映し出されるって・・・恐ろしい。


でも展開が早く前半の翁・後半の鬼神の所作の違いなど興味深く見ることが出来ました。
画像は鬼神の恐ろしげな姿手には大きな鏡を持っている。

世阿弥生誕650年記念・京都観世会館月例の会

2014-01-13 10:33:26 | 歌舞伎・映画・落語など
もう30年も前スイミング教室で得難い友人が出来ました。
癌を克服し入院中感じたことがあったのでしょう健康を取り戻してから、洋画家としての道を捨て看護ヘルパーとして頑張っていました。そのころから会うのがたまになり電話と年賀状のやり取りのみになってしまっていました。

久しぶりに「ランチでもどう」と誘いを受けましたが「お能を見に行く予定やし」また後日に会おうね、電話を切ってすぐ「連れてって、お能って見たことないし体験してみるわ」

10時半に大鳥居で待ち合わせをして、先に券買っとこっと観世会館に行くとえらいことになっていました。
見たことのない長蛇の列、座席指定を受ける列と聞き即最後尾に補助席の出る盛況でした。
携帯で事情を話、道順を説明、誘導して会うことが出来ました。



今日の演目は 「翁」 「右近」狂言が「末広がり」 「西行桜」 「岩船」お正月らしいラインナップでした。
友人は翁を見終わり「よかったわ~内容はよく分からへんけど感激したわ」
何やらのめりこみそうな雰囲気に「しめしめ」とうれしくなり、ひょっとしてこんな辛気臭いの嫌やわと言われないかとの心配は杞憂となりました。

終わって喫茶店でお茶しながら「内面を演じてはるんやね」すばらしいわ。
お能ファン一丁上がりと相成りました。

今朝「次の公演も行きたいし」と連絡があり一夜明けても熱は冷めないようです。めでたやな

四季彩能・京都観世会舘

2013-09-21 19:57:53 | 歌舞伎・映画・落語など
はい、久しぶりの書き込みはお能です、毎日通っている接骨院でモミモミしていただいてから出かけました。
それにしてもいい天気ですね、空には雲がほとんど見られません。
橋のたもとで昼をそそくさと、最初に出てきたスープがすっごく美味しくて後が楽しみやったけどパン以外は悪いけどアウトでした。
開場まじかに観世会館に着きましたがさくらさんのほうが少し早かったようです。
今日の出し物は「敦盛」と「山姥」でした、どちらも最近見たばかりの作品です。
最初の敦盛は眠気との戦いでした。一番前の席で舟を漕いでいては出演者の皆さんに失礼やし懸命に堪えるもののちょいと失敗したかもしれません。



さくらさんは手本を膝に熱心に見ているような・・・違ったかな。
狂言を挟んで後半は山姥、こちらはしっかり鑑賞できたようです、面白かったし
山姥の曲舞で名をはせた遊女が善光寺に参る途中本物の山姥に会う・・・



帰りのバスを近代美術館前で待ったがもうすでに観光シーズンに入っているのでしょうか乗りたい市バス5番は満員で無理をすれば乗れるかな状態、もちろん見送りましたしかも2台、暇やからデジカメで遊んでいるとこれまた暇そうな車屋さんが心なしかうつむいて通り過ぎました。



3台目のバスがやっと座れそうだったので乗り込むことが出来ました。

森乃福郎独演会

2013-05-07 08:51:14 | 歌舞伎・映画・落語など
龍谷大学アバンティ響都ホールに於いて行われました森乃福郎独演会に友人と出かけました。
ランチを新都ホテルでゆっくり録ってから9階のホールに着くともう会場は開いていてたくさんなお客さんは着席済みです。
見慣れた顔もチラホラとおられます。

最初は月亭八斗さんで「四人ぐせ」初めて見かけた方ですがぎっくり腰にかかわらず元気でなめらかな話口ですごく面白かったです。
誰でも自分の癖には気づかず繰り返しているんですね・・・私のくせって・・・ないと思います。
八斗さんがあまりにイケメンだったせいか写真はぼやけて使うことができませんでした。



次は森乃石松さん「つる」という演目です。ダイエットに挑戦されているようだすが未だ成果は現れてはいないようです。
フェイスブックによるとドロドロの青汁や人参を細く切りパスタに見立て人参カレーをかけて食べるなど涙ぐましい努力をされているようです。
きっと来年は見違えるようなスリムなハンサムボーイに変身しておられることでしょう。
首長鳥と呼ばれていた鳥が鶴と名称が変わったくだり面白かったです。



本日の主役森乃福郎さんの登場です「もー高校野球の女子マネージャーが」という新作でした。
ご自身もソフトボールは得意分野だったようです、さぞかしすばしっこく華麗な技を披露されていたことでしょう。

余談ですが私もソフトボール部所属でした。



中入をはさんで初めて見ましたお神楽です、造形芸術大学の日本史講座で見るお神楽は神事として行われ何度か見たことがありますが庶民が楽しめる演芸場や慶次の出し物として進化したものだそうです。
テレビでは「おめでとうございます」がキャッチフレーズの賑やかな方を見ましたが豊来家板里さんの見事な曲芸に拍手喝采でした。



トリは再び森乃福郎さんです「転失気」というお題でしたがある日お医者さんに出かけた和尚さんがお医者さんから「転失気はありますか?」と尋ねられます。初めて聞く言葉で理解できません「何ですか」と聞くのも業腹で帰ってから弟子の珍念に転失気を持ってくるように命じますが珍念さんもなんの事かわからない、近所に聞き合わせても誰も知っているものがなく困り果ててしまいます。
なんと転失気っておならのことですって

いっぱい笑わせていただき今回は後の食事会はパスして帰りました。
食事会もおかしく楽しい時間ですが来年はまた出席したいし落語会の余韻をいっぱい感じたいと思います。
お馴染みの緞帳が今日限りで使われなくなるそうです、大学のホールやのに「月桂冠」の名が入っているのはダメなのでしょうか。
しっかり気届けておきましたが画像を残すのを忘れておりました。


シネマ歌舞伎・ふるあめりかに袖はぬらさじ

2013-04-20 17:28:52 | 歌舞伎・映画・落語など
鎖国を解いた日本に大型船舶が押し寄せ横浜の地にも多くの異人が料亭や遊郭に来るようになった。
遊郭岩亀楼でも遊女は日本口、異人口と分けて営んでいる。
吉原から流れてきた花魁亀游(中村七之助)は体をこじらせ行灯部屋で臥せっているが芸者お園(坂東玉三郎)と通詞の藤吉(中村獅童)が何かと気遣い世話をしている。

藤吉はアメリカに渡り医学を学びたいと志していて、亀游に薬を調剤している。
そんな折アメリカのイリウスが亀游を見初め身請け話が出てくる。
その交渉を通詞である藤吉が心ならずも行わなければならず苦悶する。

藤吉を慕う亀游はどうにもならない我が身と、異人に見受けされることに絶望しカミソリで首を切り自殺してしまう。
そんな経緯を知ってか知らずか瓦版で美しい遊女が操を守った美談として掻き立てられ岩亀楼は大賑わいとなる。
語りがうまいお園が岩亀楼の亭主(中村勘三郎)にそそのかされ面白可笑しく勝てる日々が続く。

5年後攘夷党の侍たちも攘夷女郎の瓦版に興味を持ち訪れる。
お園の淀みない話に興じていたが辞世の句として詠った時偽りと気づく。
「露をだにいとふ大和の女郎花(おみなえし) ふるあめりかに袖はぬらさじ」という辞世の句を残したと瓦版にあった句ではあるが、
これは攘夷の偉いさん(名は忘れました)の読んだ句であることを知っていたのです。

お園自身吉原にいるとき本人から習った詩でもあったのです。
歌舞伎なのに英語が飛び交いいかにも幕末を思わせる面白くてやがて悲しい物語でした。

みんな嘘さ~ 嘘っぱちさ~・・・

シネマ歌舞伎 籠釣瓶花街酔醒・身替座禅

2013-04-08 19:49:48 | 歌舞伎・映画・落語など
今日一日歌舞伎三昧してきました、ただし映画館ではありますが。

籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
上州の絹商人(中村勘三郎)が江戸に商いに来ますが江戸土産にと吉原に足を踏み入れます。
きらびやかな花魁の道中を見て八つ橋(坂東玉三郎)に一目惚れしてしまいます。



絹商人は顔中にあばたが有りブ男なのです。
お金の力も有り馴染みになりいよいよ見受けの話が持ち上がりますが在所の仲間を引き連れた席で八ツ橋から愛想尽かしをされてしまいます。
八ツ橋には愛する人がいたのです・・・

2時間ほど間を置いて次の演目です。

蜘蛛の拍子舞
坂東玉三郎が最初は美しい姫様なんですが顔に隈取りもここまでするかというすごい毒蜘蛛に変身します。
その落差唖然としますよ。

そして最後は身替座禅です。
能楽堂のような舞台で背景には老松が描かれています、このような演目を松葉目ものというそうです。
主人公の山陰右京(中村勘三郎)は大名なのですが奥方(坂東三津五郎)が嫉妬深く気晴らしに思う女性のもとへ行きたいので1日座禅をするといい太郎冠者(市川染五郎)に座禅をさせ恋しい女性のもとへ・・・

太郎冠者と奥方が変わっていることも知らず良い期限で帰ってきた右京は楽しかった様子を語りきかせます・・・



マジお腹痛いです芸達者なお二人がこれでもかって笑わせてくれます。
一日楽しかったですが今日は私の誕生日です、一人で映画三昧は寂しいものもチラッと感じました。

四季彩能・京都観世会舘

2013-03-16 18:22:35 | 歌舞伎・映画・落語など
四季ごとに京都観世会館で開催される四季彩能に行ってきました。
さくらさんにお得な綴り券を譲っていただきました。
朝から亭主殿リクエストによるおぜんざいや夕食のおかずを作ったり洗濯をしたのですが干すのを忘れ洗濯機に置いたまま出かけてしまい・・・またやっちまった
複数の用事は私の場合タブーのようです。

会場に行く前に亭主殿に頼まれていたホワイトデーのお返しを求め会場にはギリギリセーフ
職場で一緒に働いていたYさんご夫婦に出会いここで会うのは2回目なのです。
職場時代から歌舞伎や旅行でつるんでいた仲間です。
二人共勘三郎さんの大ファンで急逝された時も電話口で涙を流しましたが今日も鼻の奥のほうがツンとくるものがありました。



今日の演目は「忠度」「桜川」狂言の「口真似」謡「野守」などです。
残念ながら今日の睡眠時間が2時間と寝不足気味で忠度ではほとんど夢の中状態でした。
あとはしっかり鑑賞できたので「まっ、いいか」と自分自身を慰め納得することとしました。

4時間はあっという間で表に出ればまだ観光客も多く散策する岡崎周辺でした。





淡路人形浄瑠璃

2013-01-19 18:46:01 | 歌舞伎・映画・落語など
京都芸術劇場・春秋座(京都芸術造形大学)で行われた人形所瑠璃に行ってきました。
毎週芸能史の講座が開かれるところですが雰囲気はガラリと違いますね。

いつもは静かで色は一色に感じますがフルカラーのパレットみたいな(洋服ではありません)ザワつきを感じました。
一番前の席に着きましたがちょっと失敗でしたね。
人形遣いの方を動きやすいように高い舞台が組まれています(見にくいよ)



演目は{賤ヶ獄七本槍・清光尼庵室の段(しずがだけしちほんやり・せいこうにあんじつのだん)長ったらしい題です。
本作は淡路座のみでしか上演されない独自演目だそうです。

織田信長が本能寺の変によって命を落とし逆賊明智光秀が滅んだとき、織田家の後継者をめぐり、柴田勝家と羽柴秀吉の戦いを書いたものです。

主要演者は3人で操りその他は人形が小さくなり一人で操ります。
はじめこそ操る黒子が気になりますが佳境に入ると人形に集中でき、やがて人形ではなく人間の所作に見えてくるのです。
淡路人形浄瑠璃は初めて見ました、今日の春秋座は花道も本格的なものが組まれ、隣に座っておられた女性2人は「すごい劇場やなぁ」としきりに感心されていましたが、なぜか誇らしく思ってしまいました。

森の福郎独演会

2012-05-01 09:18:36 | 歌舞伎・映画・落語など
年1回の森乃福郎さんの独演会が龍谷大学アバンティ饗都ホールで2時より開催されました。
仲間を12時にリムジン待合室で待ちます(早すぎた)
いつもの事ですが待ち合わせは座るスペースのあるところに限定されているのです。

近鉄の食堂街でさっさっとランチを取ろうと行ってみると今日はゴールデンウイークですよね。
どこも満員状態でした、で、大衆食堂みたいな店で何でもアリメニューの中からカレーを選びました。
カレーは早い、味にそれほど外れ無しやから初めての店でも安心してチョイスできます。
出されたカレーはご飯が少なくて私らには完食できる量だったのがよかったです



会場の9階に着くとすでに並んでいる人もあり私たちも列に加わります。
雨が近いのでしょうか人が増えるに従い蒸し暑くなってきたとき時間前ながらロビーにはいう事が出来涼しい場所で開場を待つことが出来たのは嬉しかったですね。



高座の様子を写そうと思いました(ネタに入るまではOK)デジカメを構えるとライトと金屏風でハレーションを起こし出演者の姿が映らない、角度を変えてもアカンかったは残念でした。

独演会が終了して隣のホテル2階で打ち上げ会あり出席しました。
私たちのテーブル本日の主役福郎さんと談笑中ホッとされてますか。



お弟子さんの石松くんです、もう30歳になられたそうです、いつも元気ではつらつとしていますね。



今回初参加の笑福亭松五さんです、物静かで、石松さんとは対照的です。



この会でなくてはならない福郎さんのおかみさんです。
並み居るやんちゃな男性もおかみさんの一声でピリッと引き締める力があるようです
奥に写るテーブルには息子さんとお茶子さんを務めた娘さんの後ろ姿も写っていました。

同じテーブルのOさんに教えていただいたイタリアンレストラン「イルジオットーネ」検索しました。
私たちのランチの会には少し値段設定はお高い部類に入りますがぜひ一度トライしたい店でした。
残念ながら教えていただいたアドレスは検索できませんでした

帰宅してホッとお茶など飲んでいる時会場で話題の出た福郎さんの友人で私たちのカラオケの先生から電話がありそのタイミングにびっくり2年ぶりでしょうか元気そうな声を聴きなんだかほっとしたりしながら近況など話しました