文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

千葉県で越冬した2羽のコウノトリのその後

2005-05-18 00:00:28 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
 千葉県下には、昨年末からこの春にかけて、2羽のコウノトリが
越冬をしました。
 2羽とも、12月初旬の季節はずれの台風に流されて日本に漂着した模様で
1羽は岩手県経由で我孫子市の北新田にて定着しました、丁度
21日に中央学院大学の真ん前の位置で、大学から飛翔が観察出来たそうです
3月24日頃渡去しましたが、広島を経由して、現在出雲で生活中。
 実は豊岡のコウノトリの里で
野生個体も同じようなルートで米子の水鳥公園で観察されて、
その直後に豊岡へ移動したとのことです。 我孫子の個体は結局豊岡へ
たどり着くのでは無いかと観測されています。
 これは餌の確保の問題があって、生活出来ないからでしょう。

 更に2羽目は、茂原市の周辺で、岡部弘泰さんの田んぼにしょっちゅう
採餌に来たとのことですが、現在福井からどこかへ移動しています

 さらにもう1羽、京都府で観察されている個体がおり、3羽とも国内に
滞在していると考えられています。

 コウノトリの落とされた羽のDNA鑑定の結果では、豊岡の飼育中の個体群とは
系統が異なることが分かっています。

 写真は、千葉県茂原市近郊で越冬したコウノトリ 渡邉英二さん撮影