香取郡多古町は、千葉県では第2位とのことでした。こちらは成田から南の続く総武山地の中にあって、低い山々が貫き、俗にいう里山が、この町だけで100ヶ所以上あるとされています。
その一角の里山4haが、大規模な産業廃棄物センターにされる恐れがあるということで、その反対運動に参画をして、いろいろと支援した経過があります。
10年ほど前からですが、市道や県道から外れると、千葉県の典型的な里山です。山の天辺から見下ろすと谷筋は水田となって下流域につながり、延々と段々畑となっていて、見事でした。でも里山に入るとどこまで行ってもhじとっこ一人に出合いません。人がいませんでした。
でもその時でも、ご案内をいただいた、すでに亡くなられていますが、Aさんからは、農業経営に関して2つの深刻な話を聞かされています。
一つが農業用水のことで、Aさんのところは日本で唯一と言っていましたが水源を自分で管理できているとの話しでしたが
地域の方々は、用水を巨大なポンプで上げたものの水を買わされているとのことでした。
その負担金が各農家の実収入を超えるために、地域の責任者の息子が、責任上もあってサラリーマンの収入から相当額を補てんしていると、それだけでなく耕作を放棄して離村した村内の農家の土地をまとめてボランテアとして耕作を引き受けて頑張って、国へ支払っているとのことでした。
はじめは話が信じがたいことでしたが、さらに現場に案内されて愕然としました。
2月の最も水の乏しい時期にかかわらず、里山からの絞り水がとうとうと流れているではありませんか。水に乏しいということもなく、県や国が推し進めて利根川の水を導水して、かつ販売するために工事と導水を押し付けられた結果だとのこと。
工事のミスか何かで当初予算の数倍に工事コストが跳ね上がり。その義務的な負担金がのしかかってきているとのことでした。何ともならない話として今でも気になっています。
さらに2つ目の話として、集落内での犯罪にかかわる話を、ここでも栄町でも、そのほかの村落でも親しくなると聞かされて往生しました。
これは、昼間に野良仕事で家を空けなければならない生活であることで生じる空き巣に話です。
家に侵入されて、荒らされた話が多いのですが、10年前の話でも、その誰が犯人かは皆わかっているらしい。しかし、警察は民事不介入、そして現行犯逮捕が原則であるために、うっかり名指しして訴えたりすると、逆に脅されてしまって、ひどい場合は村八分とされる恐れがあるとのこと。最近は農業用のトラッタが丸ごと盗まれてしまうので2重3重に鍵を買って、納屋の奥に隠してあるという話などなど。
地域での生活がいかに非条理な世界になってしまっているのかを垣間見てしまった気分です。そしてこのような場所に若い女性が愛着心をもって、地元で結婚していこうとするか。はなはだ疑問を感じていました。
最後に産業廃棄センターができかけて、最終的には計画を中止に追い込めましたが、それは集落の中の一軒の農家の跡取りが
町を出ていくときに、さっさと所有していたかっての入会地を業者に金で売却して立ち去ったことが原因であったとのことです。
その一角の里山4haが、大規模な産業廃棄物センターにされる恐れがあるということで、その反対運動に参画をして、いろいろと支援した経過があります。
10年ほど前からですが、市道や県道から外れると、千葉県の典型的な里山です。山の天辺から見下ろすと谷筋は水田となって下流域につながり、延々と段々畑となっていて、見事でした。でも里山に入るとどこまで行ってもhじとっこ一人に出合いません。人がいませんでした。
でもその時でも、ご案内をいただいた、すでに亡くなられていますが、Aさんからは、農業経営に関して2つの深刻な話を聞かされています。
一つが農業用水のことで、Aさんのところは日本で唯一と言っていましたが水源を自分で管理できているとの話しでしたが
地域の方々は、用水を巨大なポンプで上げたものの水を買わされているとのことでした。
その負担金が各農家の実収入を超えるために、地域の責任者の息子が、責任上もあってサラリーマンの収入から相当額を補てんしていると、それだけでなく耕作を放棄して離村した村内の農家の土地をまとめてボランテアとして耕作を引き受けて頑張って、国へ支払っているとのことでした。
はじめは話が信じがたいことでしたが、さらに現場に案内されて愕然としました。
2月の最も水の乏しい時期にかかわらず、里山からの絞り水がとうとうと流れているではありませんか。水に乏しいということもなく、県や国が推し進めて利根川の水を導水して、かつ販売するために工事と導水を押し付けられた結果だとのこと。
工事のミスか何かで当初予算の数倍に工事コストが跳ね上がり。その義務的な負担金がのしかかってきているとのことでした。何ともならない話として今でも気になっています。
さらに2つ目の話として、集落内での犯罪にかかわる話を、ここでも栄町でも、そのほかの村落でも親しくなると聞かされて往生しました。
これは、昼間に野良仕事で家を空けなければならない生活であることで生じる空き巣に話です。
家に侵入されて、荒らされた話が多いのですが、10年前の話でも、その誰が犯人かは皆わかっているらしい。しかし、警察は民事不介入、そして現行犯逮捕が原則であるために、うっかり名指しして訴えたりすると、逆に脅されてしまって、ひどい場合は村八分とされる恐れがあるとのこと。最近は農業用のトラッタが丸ごと盗まれてしまうので2重3重に鍵を買って、納屋の奥に隠してあるという話などなど。
地域での生活がいかに非条理な世界になってしまっているのかを垣間見てしまった気分です。そしてこのような場所に若い女性が愛着心をもって、地元で結婚していこうとするか。はなはだ疑問を感じていました。
最後に産業廃棄センターができかけて、最終的には計画を中止に追い込めましたが、それは集落の中の一軒の農家の跡取りが
町を出ていくときに、さっさと所有していたかっての入会地を業者に金で売却して立ち去ったことが原因であったとのことです。