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千葉県印旛郡本埜村のコハクチョウが1,045羽まで増加 

2010-01-03 17:39:16 | 日本で越冬するガン・ハクチョウ類の生態
2009-12-29
 千葉県印旛郡本埜村のハクチョウ渡来地に行ってきました
当日は午後2時ころに現地に着きましたが、あちこちから家族単位と思われるコハクチョウの群れが次々と到着していて、久しぶりに賑わっていました。ざっと数えて950羽ほど
 見学者も多く、数年前の光景そのままです。
 ここ複数年、ここ本埜村からコハクチョウがいたりいなくなったりの繰り返しでとても不安定に、また個体数も最盛期の半分以下にまで落ち込みました。

 今年も12月の20日ころまでは、170羽程度で、例年より少なくまた昼間はほとんど姿も見られなかった状態でした。
 
 ところが、12月20日~25日ころにかけて日本海側、特に新潟平野で12月としては22年ぶりの大雪となり、コハクチョウだけで20,000羽以上が渡来していた場所から、その1/4程度が一気に移動を開始して、新潟平野 → 信濃川 → 安曇野 → 善光寺平野 →
小諸市 → 秩父山脈 → 多摩川、相模川経由 → 千葉県印旛郡 と想定される
渡りのルートで、一晩になんと700羽も移動してきました。一晩にですよ。
 それで一気に1,000羽を超しました。
 
 同様にして、長野県の安曇野市の渡来地でも一晩に400羽増えたといっていました
 千葉県の銚子の夏目の堰でも280羽以上で200羽が一気に、いすみ市でも74羽で一晩で60羽以上が増加という塩梅です。

 今年は、これで1995-1996にかけての第1回目の大量移動に引き続いて2回目の移動ということだと思います。
 千葉県はやはり越冬地として南限に近く、遠距離でもあります。多くは快適な新潟平野にとどまっているのでしょうが、今回は大雪によってえさ場と安全を失ったコハクチョウが、前回の渡来先であった、ここを緊急避難先として、一気に一晩で日本海側から秩父を超して太平洋側へ飛来したものと思います。


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