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アゲハチョウの飼育を継続して、野生のままに

2012-09-02 10:55:04 | 東京の街角からモニタリングでわかること

本駒込4丁目 アゲハチョウの野生のままの飼育 1 2012年8月31日

種から育ったミカンの若い木、2本。この2年で約30匹ほどのアゲハチョウが巣立っていった。

いまも、ミカンの若芽を見つけて次々とアゲハチョウのメスが飛来してくる。

幼虫は1令から4令までは、まるで鳥の糞とかわからない保護色ですので生存率は比較的に高いと。しかし5令幼虫になった途端に、見せびらかすがごとく華やかない格好となって、またミカンの葉を食べ散らかしますので、目立ちます・。結果として脱皮したとたんにあらゆる災難が幼虫に襲い掛かる様です。

一つは近所の子供たちが採集していく。中には幼稚園児までが

2つ目は、スズメの餌に。5月から6月にかけてアゲハチョウが春型から夏型に変わる時期にかけてはスズメが雛の格好の餌として持ち去るために、とても被害が大きかった。

最近では、アシナガ蜂にいいように殺され、丸く肉団子にされてしまうケースが発生している。毎日通って次から次に。2匹の蜂が入れ代わり立ち代わりにきて。さすがに我慢できなくてそのうちの1匹を捕らえる補虫網でとらえて処分した。

昨年は大失敗をしてしまった。小さな小さな寄生蜂にやられてしまうので、最後の手段として、10匹ほどを「かんれいしゃ」を購入してきて、ミカン全体を覆ってみたが、あるとき覆った中に寄生蜂が複数、隙間から入って5令幼虫や蛹にたかっているのを見て愕然。結局1匹しか羽化せずの結果を招いた。

いま、初めてクロアゲハのサナギが羽化するか見守っている。成熟したところでマンションの自転車置き場に完熟した5例幼虫を放して蛹にさせている。この方法が最も安定的に羽化させるには最適と分かったから。

 このクロアゲハを含めて、現在蛹になっている複数が、年内に羽化するか、来春にまで越冬するか、それが問題だ。

 


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