文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

千葉県の里山は存在し続けていますが、生活する人々は消えてしまっています。

2014-07-29 16:46:00 | 地域創生-人口減を喰いとめる総合論
 子供が少なくなった.村内で子供の声が聞けなくなって久しくなった.地域の平均年齢が毎年1歳ずつあがる.バスや学校などの通学バスが廃止されて,県や市町村から提供される公共サービスが消滅してしまった.

 小学校に行くのに里山にあった学校が統廃合されて消滅してしまい,通学だけでも何時間もかかってしまうことが分かって,それまで里山で有機農法等を農法として頑張ってきた若い夫婦も子供の学校のことでは,涙を呑んで都会地へ移住する.

 多くの地域では家族単位の生活を支えるインフラがすでに生活できるレベルの限界を超してしまっていると思う.その地域で生まれ育った若者が,都市部のマンション等に居住し,両親の住む里山に戻るの戻れない状況となってしまって,いやおうもなく家族がバラバラに崩壊をしてしまう.

 さらに,里山に生きる方々が,特に子供を育てている若夫婦こそがまさに里山ごとの個体群として絶滅危惧種Aランクに該当をするような状況になっていることを認識する必要がある。

 人も、生物多様性を考えるうえでは生き物のひとつにすぎない,里山も生き物.その観点が忘れ去られている現状がある.

 残念ながら、人も生物多様性の一部であり,慣行農法で生きもののいない田んぼで露呈している生命そのものの枯渇は,順番に巡って,とうとう里山での人々の消滅が避けられない状況になって戻ってきている.

 どうしてこのような事態を招いてしまったのかを改めて考えなければいけないとおもう。

 千葉県内の里山を相当数実地に伺って、その評価をまとめて居るがいるが、里山での生き方は,普通の生活レベルでいうどうしようもない状況にあって、今ここにある危機として、人が生き物の絶滅曲線そのものに重ねられる状況に堕ちいっている現状はそれこそ緊急に対策を、特に法的レベルからの対策が望まれると思う.

 


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