千葉県・柏市で、住宅地の側溝のわきから信じがたいほど高濃度の放射能が観測された。衝撃的だ。
でも、先日の里山シンポジウム実行委員会での委員会の中で、本年度はともかく、次年度は深刻だという声が強かったが、改めて同感せざるを得ない。
それは、想像以上に関東圏一帯が放射能に汚染されてしまっているという事実がはっきりするなか、来年度になると収拾つかないほどの、混乱と人員の移動が加速することが予想されだしています。福島県はすでに大変な県外移動の数字がはっきりとしてきていますが、さらに最新情報で茨城県だけでも子供たちが10,000人も県外に出たという話もあります。
どうすべきかは、判断ができないが、千葉県は全国でトップの残土や産廃の捨て場となってしまってきています。その傾向からみて、金に釣られて残土産廃の一部業者が、福島方面からの放射能で汚染されたガラクタなどを引き受けて、千葉県内の里山などに捨てに行ったり、現存の施設に残土に混ぜたり、燃やして灰にして埋め立ててしまうのではないのかという、そういうことがおこっても、何の不思議ではなく、それがあっところで別に驚くようなこともない。
市町村も県の行政も、この件に限らないが、全く対応が遅れ、今回も国からの指示待ちで、国の方針に沿ってしか考えないし、頭を使いません。お国柄といわれてもいます。
すでに木更津市の方面で2~3の、問題業者の動きが、残土産廃の監視役の市民団体から指摘が出ています。なによりも放射能汚染ガラクタが廃棄された後に、それでなくても千葉県は土地の全域がが砂地であって、どんどんセシウムなどが地下深く浸透してしまって、地下水を汚染してしまい、それが河川となって下流域に染み出したり流れ落ちることで、下流域が濃縮された放射能に汚染されて、しかもエンドレスに甚大な被害をこうむることが、いま、最も警戒されていることであいます。すでにその事態は残土産廃が仮に埋め立てられたりしなくても、そんなってしまう運命なのだということが、今回の柏市での高濃度放射能汚染騒ぎの本当に恐ろしいところです
でもそれが速や、現実化しそうな恐ろしさがあります。しかも行政等は、全くピンボケで何らかの保全策も期待できないまま、知らされないままに、どうしようもなくなる事態だけは避けたいと願います。このまま時間だけが経過して、外部からの搬入→汚染拡大→雨水が流れ込んで、蒸発し、また蒸発を繰り返して、放射能が考えられない規模とスピードで凝縮されていく。
それがどんどん拡大していくことが、悪夢のような事態です。
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