圓蔵というより、円鏡といった方が、やはりわかりやすいでしょう。私が、子供のころ日曜日の昼は、牧神二の「大正テレビ寄席」と新宿末広亭から放送される「日曜演芸会」で、夜は「てなもんや三度笠」「シャボン玉ホリデイ」でした。で、「日曜演芸会」の「お笑い七福神」で活躍していたのが、「早いのがとりえ」の円鏡さん。隣で大喜利中、ほとんど答えない小せんさんとのコントラストも、たまらなく面白かった。その後「猫と金魚」「寝床」などを円鏡流にアレンジして、「おもしろ落語」を作り上げ「花王名人劇場」などで、大受けします。寄席で見ても、とても面白かった。ここ数年、寄席で見ることがなくなったので、体調を崩しているのかと思っていたら、今日の訃報に触れました。合掌