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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「厩火事」「立ち切れ線香」 「立川談春独演会」

2018-07-12 10:55:29 | 日記
なかのZEROホールで行なわれた「立川談春独演会」です。「厩火事」「立ち切れ線香」の2席。師曰く「女が1人で生きづらかった時代の話」ということ。

「厩火事」 髪結いとしての腕は天下一品だが、頓珍漢な言動を繰り返すお崎さんに 「そりゃ 揉めるわ•••」と呆れる兄貴分がいい。惚気るお崎さんも 可愛い。
「立ち切れ線香」 ラスト 小糸の三七日に現れた若旦那に 「この家を一歩出たら、小糸の事は忘れてください。所帯を持って幸せになってください。小糸の事は、私が生涯忘れませんから」と語りかける 置屋の女将さんが良かった。ここに 全てを集約するためか、前半の太鼓持ちが 小糸の手紙を届ける件り 三七日に芸者仲間が集まる件りもカット。ただ、最初 番頭が 「若旦那の気持ちが100日続けば•••」と、何やら匂わせるシーンは、いらないのでは•••
サゲを言った後、いつもなら何か喋る師匠ですが、袖に向かって 早く幕を閉めろという仕草。余韻を残したかったのでしょうか。