村山由佳「星屑」

村山由佳さんの「星屑」です。
昭和50年代の芸能界を舞台に
2人の少女が成長していく姿を描いた作品です。

城田万里子などの大物歌手を抱える「鳳プロ」
樋口桐絵は、今年30歳になるマネージャー。
が、仕事は、補助的なものばかり。
上司は、峰岸俊作。
30台中盤だが、なかなかの腕利き。

福岡に出張に行った2人。
ライブハウスで、ミチルという女の子に出会う。
その歌声に圧倒された桐絵は、彼女を上京させ、
自分の部屋に同居させる。

一方、鳳プロあげての新人発掘オーディション。
14歳の佐藤真由という女性が優勝する。
デビューに向けてレッスンする真由。

ミチルと真由
2人の人生が交錯していき••
というお話。

「ザ•芸能界」という作品。
ただ、ネットなどが、まだなかった時代。
スキャンダルなども、そんなに致命的にはならない。
まだまだ芸能界に夢があった時代のお話。
400ページ以上ある小説でしたが、読みやすく一気読みしました。