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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

石丸幹二&井上芳雄&安蘭けい「ラグタイム」

2023-09-28 10:26:22 | 日記
日生劇場で上演中の
「ラグタイム」です。
20世紀初頭のニューヨークを舞台に
繰り広げられるお話。

主要な登場人物は
娘の未来のために移民となったターテ(石丸)
黒人のピアニスト•コールハウス(井上)
裕福な白人家庭の母親•マザー(安蘭)
ですが、彼らにまつわる登場人物も多く、
皆のエピソードで綴っていく序盤は
取っ付きにくいところもありました。

が、やがて、彼らの人生は、交わっていきます。
最終的には、貧乏なユダヤ人だったターテは成功し
才能を開花させたコールハウスは、黒人差別の波に
飲みこまれていく。
そして、彼らを見守るマザー。
なかなか壮大なお話で、最後は物語の中に
引き込まれていく感じでした。

ミュージカルですから、楽曲も素敵なのですが
劇中流れるラグタイム 歌い上げるメロディ
前出のお三方だけでなく、脇を固めるのも
川口竜也 綺咲愛里•••などのメンバーなので
皆さんお上手。
聴いているこちらは、重い展開とあいまって、いささか疲れた部分もありました。
そう言えば、ターテのパートで聴こえてきたメロディは
まごうことなく、「屋根の上」で流れたもの。
ユダヤ人を表すのは、あのメロディなのでしょうか。

先月、帝劇で恋する若者を演じた井上芳雄さんは、
今回は、ガラッと変わり、白人からの嫌がらせに暴発する黒人ピアニスト。
正反対の役柄を見事に体現できるのは、
やはり、自称「400年に1人の逸材」なのかもしれません。


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