プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

月城かなと&海乃美月「DEATH TAKES A HOLIDAY」

2023-06-25 11:37:55 | 日記
東急シアターオーブで上演中の
「DEATH TAKES A HOLIDAY」です。
月城かなと&海乃美月コンビの月組公演。

2011年に、オフ•ブロードウェイで初演された作品。
「ファントム」のモーリー•イェストンが楽曲を担当しています。

この公演 どうにかチケットゲットできたと思ったら、敢えなく休演。
で、仕方なく、映画館の配信で楽しみましたが
2階席とかで見るより、タカラジェンヌの美しさが
はっきり分かるのは、利点です。

今回、改めて驚いたのは
月城かなとさん 凄い美貌の持ち主だということ。
なにしろ、演じるのは、貴族に姿を借りた この世のものではない死神ですからね。
役に説得力を持たせる為には、美しさが必須。
月城さん 充分に、その任を果たしてくれました。

海乃美月さんは、婚約者がいながら、死神に一目惚れする令嬢。
一途に相手を想う というのは、宝塚の基本パターンでしょうが
想いは、伝わってきました。
ラストシーンは、美しかった。
遠い昔に、そうした気持ちを忘れてしまった^_^私も
思わずウルウルしました。

ヅカオタの皆さんのブログなど拝読すると
祖母役の彩みちるさんなど、その背景に色々あるようなのですが
そうした事情を全く知らない私としては、皆さん、なかなかの達者ぶりで
楽しめました。

残念なのは、楽曲のなかに、これは!というものがなかったこと。
3時間の作品なだけに、心に刻まれる曲が1曲あれば•••
という思いは残りました。

鈴本演芸場「春風亭一之輔トリ席」

2023-06-24 09:52:58 | 日記
昨夜は、鈴本演芸場六月下席へ行ってきました。
春風亭一之輔師のトリ席。
「梅雨だし、夏至だし、一之輔夏噺」と題して
ネタ出しの10日間。
売れっ子なのに、1日も休演日が無いというのは立派。

今回は、「一之輔幕見席」として
仲入り後だと入場料が1500円と半額になるのも
嬉しい。
仕事終えて、御徒町駅前の「珍満」で
塩焼きそば630円也を食べて
18時半頃 鈴本へ。
既に10人ぐらい並んでおり
入場する頃には30人以上の人。
客席は、大入り満員になりました。
さすが、人気者!

演目と演者
漫才 ニックス
老人前座爺太郎 白鳥
ギター漫談 ぺぺ桜井
佃祭 一之輔

白鳥師が自作の「老人前座」で、
その前座がぺぺ桜井のよう
と形容したので、
ぺぺ先生が高座に姿を現すと大拍手!
「やりにくい」
と、ぺぺ先生^_^
トリに上がった一之輔師も
「目先の笑いが欲しいだけ」
と、白鳥師を一刀両断^_^
「バチが当たればいいのに•••」
と評した後、ネタへ。
「佃祭」は、割とオーソドックス。
悔やみを言う長屋の衆は、結構笑えた。

三宅裕司「熱海五郎一座」

2023-06-23 09:48:17 | 日記
新橋演舞場で上演中の「熱海五郎一座」です。
演舞場に進出して9年。
客席は、ほぼ満員。
大したものです。
三宅裕司座長を筆頭に、リーダー ラサール 小倉 昇太 東MAX&深沢
いつものメンバーに、今回はゲストとして、檀れい ももクロの玉井詩織が
華を添えます。

「幕末ドラゴン〜クセ強オンナと時をかけない男たち〜」
が、今回のタイトル。
高齢者ばかりの演劇集団「劇団シルバーガイズ」
劇団員(三宅 リーダー ラサール 小倉)が、次期公演に向けて
稽古しているところへ、亡き父の跡を継いで、主宰者になった娘(玉井)が現れて
劇団の解散を告げる。
驚く劇団員たち。娘と小競り合いしていると
なぜか幕末へタイムスリップ。
そこは、龍馬(東&深沢Wキャスト)やお龍(檀)がいる時代。
果たして、彼らは、無事に現代に戻って来られるでしょうか。
というお話。

東MAXの前説「穿いてますよ」から始まり
安定したギャグ満載の3時間。
目新しさはありませんが、客層考えたら、これでいいのでしょう。
私も、結構受けました。
この公演 役名が
五反田(昇太) 秋栗(ラサール)とついていたんですが
五反田→目黒蓮 秋栗→小栗旬 のモジリだということが
カーテンコールで明らかになる
など、なんともゆったりした作品でした

紀伊國屋ホール「白鳥•三三両極端の会」

2023-06-22 10:49:52 | 日記
昨夜は、紀伊國屋ホールで「白鳥•三三両極端の会」楽しみました。
年一開催の、この会。
ここ数年のお楽しみです。

では、早速演目と演者。
オープニングトーク 白鳥•三三
それ行け!落語決死隊 
金の亡者       白鳥
仲入り
姫様の忍術 三三
エンディングトーク 白鳥•三三

オープニングトークで、最近、出囃子を
「花咲か爺さん」に変えたという三三師が、その理由を
また、なんと、文春の取材を受けるという白鳥師
今回も、充実のトークでした。

この会は、2人が互いに、相手への宿題を出し
それに沿った新作を作るという趣向ですが
まず、三三師→白鳥師
「お金がからむけど、最後に笑える噺」

「金の亡者」
去年のこの会で口演した「落語決死隊」の続編。
近未来 落語協会会長に就任した三遊亭白鳥が
「古典落語を演じると、出演料の10%を取る」
という方針を打ち出す。
それを聞いた千恵ちゃんたち落語決死隊が、
落語協会に乗り込んだ。
そこで知った会長の真意は?
はん治師らが、実名で飛び出し大爆笑!

白鳥師→三三師 「ラブストーリー」

「姫様の忍術」
危ないところをイケメン忍者に助けてもらったお姫様。
そのイケメン忍者から、忍術を習うことに
過酷な修行に耐えて•••

2人ともネタ下ろしですが、十分に練り込まれ
面白い出来でした。

是枝裕和監督「怪物」

2023-06-21 11:33:06 | 日記
東宝日比谷で上映中の「怪物」です。
「かいぶつ、だーれだ」という予告編が
とても印象的な映画。
カンヌ映画祭で脚本賞を受賞した作品。
是枝裕和監督 脚本は坂元裕二です。

舞台は、郊外のある町。
シングルマザーの早織(安藤サクラ)は、
息子•湊の言動から、先生からモラハラを受けている
と、学校に訴える。
が、校長(田中裕子)は、まともに取り合わない。
担任の保利(永山瑛太)も、嫌々謝る感じで、誠意が全く感じられない。

なんて酷い先生なんだろうと思ってみていると
画面は、保利先生の目から見た真実を描いていく。
生徒思いの保利先生。
湊が暴力を働いたときも、きちんと言い分を聞き
話をまとめようとする。

続いて、湊の目から見た真実。
同級生の依里との関係
各々の真実が見えて来たとき
町を台風が襲う。

脚本賞受賞に相応しい映画だったと思います。
各々の視線から見た事実が明らかになり
やがて真実が見えて来る。
脚本の王道パターンですが、坂元裕二の筆
冴えてました。