今日は、ドッグ・マッサージセラピスト講習のスクーリングの3日目でした。
シニア犬にも有効なハンドテクニックを学び、「ぜ~んぶ、うちのワンコにやったるからね!」と意気込みだけは強く、しなしながら、かなり頭の中ごちゃごちゃで帰宅しました。
犬関連の書籍が収まっている私の本棚には、最近、「愛犬介護」とか「老犬生活」などの言葉が使われた本が増えていることに気付きます。犬関連の書籍も細分化され、犬のライフステージに見合ったものがずい分出版されています。情報は必要ですが、最終的には自分が犬との暮らしをどう考えているか、が重要ですね。
犬をあまりに擬人化してしまうと、お互いの負担になることも多いはずなのに、可愛くて、ついネ、思うに任せない現実を犬たちへの愛情にすり替えたり、過大な思いの丈を注ぎ込んだり…。
そういう意味では、現在学んでいる講習の、犬を観察する際に「骨格を見る」という視点は、自分に冷静さを取り戻す、いいきっかけになっているように思う。骨に付いている筋肉、そして、その筋肉によって動く犬の行動を通して、全体を見て行くことにつながっていくので、動き方や姿勢からくる問題点を解き明かしていく洞察力が養えるような気がします。洞察できるまでには、まだ遠く及ばないのだけど…。
ドッグシッターにしろ、しつけのトレーナーにしろ、マッサージセラピストにしろ、犬はもちろん、飼い主さんと向き合うことなしには進まないので、その人柄や醸し出す雰囲気なども「大きくモノを言うなあ」と、講習を受けるたびに思ってしまう。
講師の松江先生の明るさ、楽しさはピカいちで、授業には思わず引き込まれます。先生のサブとして、講習をフォローしてくれている認定セラピストの方の中にも、「いいなあ」と思う方たちがいます。
温かく、安心できる雰囲気を持っていたり、明るく、導き方が適切で気持ち良かったり、「いいなあ」と思う理由は異なるのですが、いずれも「セラピストとしてこうなりたい」、あるいは「飼い主として、この人になら任せたい」というもの。
何にせよ、一緒にいる相手の肩の力が自然と抜けるような、一緒にいると何となく明るい気持ちになれちゃうような、そんな人でありたいなぁ。それには自分の肩の力が抜けていて、自分が幸せだと思えなくちゃネ。犬と暮らしているというだけで、幸せなことだものネ!