小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ドキドキするトチの寝姿

2008-07-06 | 犬&猫との暮らし

 寝姿といっても、色っぽい話じゃありません。
 トチはもう耳が聞こえないので、私が帰宅しても迎えに出て来ないこともあるし、別の部屋で寝ていると呼んでも気付かないので、ときどき探しに行ったり(そんなに広いうちじゃないけれど)します。
 あまりに熟睡していると、揺すってもすぐには起きず、死んでしまったのかと思うこともしばしば。寝姿そのものが、遺体みたいなんだもの。おなかがたぷついているので、呼吸もしているんだか?という状態。慌てて「あああ、トチーッ!」などと叫んで揺すると、はらっと目を開け、迷惑そうに「何?」という顔をする。

 でも、知らぬ間に(というのもちょっと淋しいかも知れないけど)、ひっそり息を引き取ったとしても、いいかなとも思います。長い闘病生活で苦しい思いをしたり、入院しっぱなしで懐かしい布団の匂いも嗅げずに逝くのなら、今のように特にどこか痛いとか、悪いとか、そんな状態ではなく、寝入っている間に静かに心臓が動きを止めても、トチにとったら、使い古した肉体から離れただけということになるのかも…。
 な~んて、まだトチが健やかそうだから言えるでしょうね、きっと。

 ブナの姉妹犬ほたるのうちを訪ねたとき、飼い主の清美さんが「(カヌーイストの)野田知佑さんは、愛犬ガクの亡骸を自分で捌いて、ガクの毛皮でベストを作ったというけれど、ノエルやほたるの毛皮で作ったベストを私が着てたら、どう?」なんてことを言い出したので、愛犬の死について、というより、事後処理について、たった二人ながら騒然となったのでした。
 ガクは日本初のカヌー犬として、14年にわたって野田さんと行動を共にした犬です。野田さんにしたら「愛犬」などという甘っちょろい関係じゃなかったのだろうと思います。ガクの毛皮を自らなめし、肌身離さず着用しているんだもの。
 清美さんも私も、毛皮は残したいかも? でも、自分で捌くなんてできない。いや、やっぱり自然に還したほうが…。でも、何か残しておきたい。いやいや、そこまで執着するのはどうか…、などなど、ああだこうだ言い合ったものの、結局、何にも答えは出ませんでした。

 妹にもその話をしたら、「あまご(数年前に急逝した、彼女がとても可愛がっていた猫)なら、襟巻にして身につけたいと思うけど、自分で亡骸を処理することはできないな」と申しておりました。そうだよなぁ。
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カエルちゃん

2008-07-06 | つぶやき


 昨日、夕方から庭で草むしりや剪定をしていたら、物干しの土台の下からカエルが顔をのぞかせました。多分、アカガエルだと思うのだけど。のっそのっそと出てきたその大きさは、ちょうど手のひらに乗るかなといった感じ。ピーターラビットの物語に出てくるカエルそっくり。
 こんなに大きなカエルが庭にいるのかと思ったら、楽しくなりました。カナヘビもチョロチョロしていたし、子どもの頃、よくはがして遊んだ地蜘蛛の巣も見つけちゃったし。

 いつかは1mくらいの緑色のヘビが、塀伝いに這って行ったことも…。ヘビとは特にお近づきにならなくてもよいけれど、庭にさまざまな生き物がいるなんて、すてきだなぁ。

 1本実ったナスを収穫し、犬たちと半分こ。私はピーマンと一緒に味噌炒めにして、ビールのあてに。残り半分はさらに三等分され、サイの目切りにされた後、犬たちの胃袋に収まったのでした。

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