妹家族は同じマンションの4階に住んでいるのですが、ちょっとした届け物があるとお互いのドアノブにかけ、「笠こしたよ」とメールで知らせ合います。この「笠こ」という私たちの隠語は、お地蔵さまが善い行いをしたおじいさんの家の玄関先に、こっそり贈り物を置いて行ったという昔話「笠こ地蔵」から来ています。まあ、私たちの場合は、お互いが善い行いをしたから届け合うわけじゃないのですが。
で、昨日、妹の相棒から「送られてきたものを並べたら、偶然トチブナクリが揃ったので、思わずおすそ分けです。ドアノブに笠こしました」というメールが入りました。
何? トチブナクリが揃ったとはどういう意味? と思いながら、玄関先のレジ袋を取りに行くと、中に入っていたのは、はちみつと甘栗。
はちみつは「ブナの森」の「栃の花」のはちみつ。なるほど、これがトチ・ブナ・クリが揃ったということでしたか! 気がきいていますねぇ。栃の花のはちみつなど、存在することすら知らなかったもの。
このはちみつを販売しているのは、松本養蜂総本場というメーカーさんで、栃の花のほか、「菩提樹」や「こしあぶら」「山桜」など、珍しいはちみつを売っています。
何が気に入ったかというと、東北・北海道産のはちみつのシリーズを「ブナの森はちみつ」と名づけ、西日本産のはちみつのシリーズを「照り葉の里はちみつ」というネーミングにしているところです。「照り葉の里はちみつ」には「くろがねもち」「からすのさんしょう」「そよご」など、いずれも見たこともない樹木の花のはちみつがラインナップされています。ちょっとワクワクしますね。いろいろ買い揃えてみたくなりました。
ちなみに、松本養蜂総本場の商品は、http://www.buna-ki.co.jp/で見られます。