小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

寒さに弱いカヤ

2015-01-02 | 犬&猫との暮らし
年の瀬にカヤが体調を崩した。
血が混じったゼラチン状の腸粘膜が排泄され、
夜中に喘鳴のようにゼイゼイと咳き込み、
痰が切れないのか、ゲホッ、ウエッとえづく。


病院に連れて行こうと思っていながら、
先延ばしにしたばかりに、
ボッチのような最悪な事態を経験したばかりだったので、
おかしいと思った翌日、
昼間の用事を何とか早めに済ませて、
カヤを夕方の診療に間に合わせて病院に連れて行った。

検便用のブツは取り置いてあったのだけど、
カヤは病院の待合室で「おなかの調子が悪いんです」と
言わんばかりの便をひり出した。
冷たい外気に触れたことと連れ出された緊張のせいかな。

思いがけず新鮮な検便用のブツを提供することになったけど、
検査用に先生が取っていった後、
私は看護師さんと一緒に待合室の床を掃除・消毒した。

以前、一度便の中に鉤虫の卵が見つかったことから、
今回それも疑われたけれど、鉤虫疑惑は払拭され、
結局、冷えや抵抗力の低下による大腸炎でした。
咳やゼエゼエ、ゲホゲホは気管支炎。

「この時期、おなかを壊す子や気管支炎になる子は多いですよ」と先生。
そんなに弱くて犬がつとまるのか……、と思ったけれど、
少なくとも変化する外気に触れることなく、一定の気温のなか、
6年も7年もケージの中だけで過ごしていたカヤには、
気温の変化が堪えるのかもしれない。
しかも8、9歳であれば、もうシニア犬だしね。

師走の半ばに、知り合いのトリマーさんの所に同伴した際、
カヤを寒さにさらすことになったし、
長時間に車内で待たせることにもなり、
トチ、ブナ、クリにも何でもないようなことでも、
カヤには不安や極度の緊張を伴うことで、
体温調節も「一生懸命」することなのだろう。

年末年始は抗生物質のお世話になっているのだけれど、
気管支炎はまだ完治しない。
夜中に目を覚まして、私の布団にもぐりこもうとやってくる。
肩にかかった布団をめくってやると上手に入ってきて、
私の脇腹辺りにぴったりと寄り添って丸くなる。

そうやって1人と1匹の年が暮れ、
そうやって1人と1匹の年が明けた。
コメント
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