小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

相変わらず低蛋白

2015-01-10 | 犬&猫との暮らし
今日はカヤの検査の日。
血液検査とエコー検査をしてもらった。

胸水、腹水はもう見られず、体重は8.8キロ。
エサの量を少し減らしてはいたのだが、
短い間に9キロを切ったのは、少し心配。

もっと心配なのが、やはりアルブミン値が低かったこと。
4日が1.1g/dl、今日は1.61g/dl。
大して増えていない。
基準値が2.2~3.9g/dlだから、せめて2g/dlは欲しい。
アルブミン量が少ないから、当然、総蛋白量も少ない。

ううん、困ったねえ。

しばらく同じ薬剤の投薬を進め、
食事療法を行うことになった。
同じ病気だからといって、
どの犬にも同じ療法食が有効かというとそうではないらしい。

そりゃそうだよね、みんな、体のつくりが違うのだもの。

今、特別療法食は機能性においてかなり細分化されていて、
先生と相談しなくては、どれが有効なのか、自分では判断できない。
低分子プロテインやら新奇蛋白を取り入れたセレクトプロテインとか、
消化器サポート食でも高栄養、低脂肪、高繊維など
ラインナップが豊富なのだ。

どれがカヤに合っているかは、
いくつかを試してみなければ分からないだけど、
今日、先生はサンプルの中から「とりあえずこれを」と
「アミノペプチド フォーミュラ」という
食物アレルギーによる皮膚疾患や消化器疾患用の療法食をくれた。


サンプルなのに容量が1キロもあり、とても助かったが、
これを食べさせて、カアがひどく軟便になったのでは、
また別の療法食を試さなくてはいけない。

「アミノペプチド フォーミュラ」は、
ロイヤルカナンの特別療法食の中でも高価な部類で、
買うと1キロで3,000円くらいするらしい。
まあ、9キロ程度のカヤの場合は、
黒ラブたちの半分の量で済むからいいのだけどね。

よーし、食事療法にも頑張ってトライしてみよう!

来週の半ばにまた血液検査をする予定なのだけど、
それまでに少しでもアルブミンが増えていますように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妹からお年玉が

2015-01-10 | 犬&猫との暮らし
私は彼に「行かないで!」と追いすがった。
「仕方ないんだよ」と、
彼が言ったかどうか分からないが、
諭吉さんは呆気なく去っていった。彼はつれない。
カヤの検査が続いたため、彼は連れだって去ってゆく。

仕掛かりの仕事、納品済みの仕事が何本かあるので、
金策のメドはあるのだけど、入金日はもう少し先。

私の窮状を見かねた妹が、カヤにお年玉をくれた。
私が姪っ子にあげたお年玉の額より、はるかに多かった。
すまない、妹よ。財力の乏しい姉さんで……。くぅ~っ。

カヤは相変わらず何事もないかのように、
普通に暮らしている。
気を抜いてしまいそうだ。
朝方、室内が冷え込んでくると、
上手に私のベッドに潜り込んでくる。
横を見ると、クッションを枕にスヤスヤ眠っている。


このささやかな幸せが、1日でも長く続きますように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カヤ、投薬治療を開始する

2015-01-10 | 犬&猫との暮らし
4日から3日間連続でカヤはステロイド薬を注射してもらい、
軟便も治まり、おなかの張りもなくなった。
7日には体重が9.3キロになっていたので、
腹水は解消された模様。

7日からはステロイド薬の注入ではなく、
錠剤「プレドニン」と抗菌剤「フラジール」の投薬に切り替えた。
クリに飲ませていたから、どちらも私にはなじみのある薬。

酒井先生はステロイドを使う際、
ものすごく申し訳なさそうに相談してくれる。
ステロイド薬は副作用があることも知っているし、
「できれば使いたくない」薬ではあるけれど、
容態の急変が予想されるなどの緊急性が高い場合には、
その即効性が期待できることから、
カヤの苦痛を少しでも取り除いてやれるのであれば、
ステロイド薬を短期的に使用するのは、仕方ないと思っている。

カヤは具合が悪そうな様子もなく、食欲もある。
でも、酒井先生は木曜日の休診日を前に、
水曜の夜にわざわざ電話をかけてきてくれ、
「明日は朝と夕方、病院に来て留守番電話を確認します。
何かあったらメッセージを残してください」と言った。

一見、問題がなさそうに見えても、
やはりカヤは不穏な状態なのだな。
木曜は夕方から打ち合わせがあるのに、
置いて行って大丈夫だろうか。
祈りながら、仕事に出た。

幸い何事もなかったけれど、現段階で疑われているIBD、
炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease)は慢性化しやすいうえ、
進行して重症化もしやすいようだし、
治療が難しいため、難治性に移行してしまうらしい。

週末にまた血液検査などを行い、
投薬の効果を確認する予定になっているのだけど、
今のところ、ステロイドへの反応はいいと思うんだけどなあ。
アルブミン値が上がっているとよいのだけど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カヤの総胆汁酸の値

2015-01-07 | 犬&猫との暮らし
5日は排泄状況が著しく改善し、
ウンチもオシッコも、量・質ともに良好だった。
腹水も漏れ出さなくなり、
おなかも少しへこんだように思えた。
いや、確かに張りは収まった。

なのに、夕方のエサ以降、またまたおなかが張り出したのだ。
「また腹水なのお~? 苦しい?」とカヤに聞くと、
知らん顔してくるくる回っていた。

6日の朝もカヤのおなかが少し張っていたので、受診。
体重を測ると、どうも腹水の重量ではない様子。
また、ガスが溜まっているのかもしれないとのこと。

ガスが溜まるのは「腸内の機能異常や機能低下、
腐敗物質を発生させる悪玉菌の増加が原因」だそうで、
今のカヤの腸内環境はきっと酷い状況に違いない。

おなかの張りはガス溜まりの可能性が高いため、
ガス溜まりを改善する薬が処方されました。

私が「おなかの張りが腹水じゃないだけいいです」
なんて言っていたら、
カヤの総胆汁酸の数値がファックスで報告されてきた。

待合室には誰もいなかったので、
酒井先生が胆汁の循環図とかを描きながら、
丁寧に説明してくれた。

「胆汁は、ごく小さなエリアで、
リサイクル活動を繰り返しているのですね、ふむふむ」

診察台を机にして先生と向かい合って座り、
私はカヤを抱っこして、時々メモりながら説明を聞いていた。
子守りしながら授業を聞くおしんのような心境。

総胆汁酸の数値は、
肝機能の状態を診断するひとつの目安で、
肝臓から血中に流れ出す総胆汁酸の濃度を示しているのだそうだ。

基準値は0~5μmol/Lのところ、カヤは1.7μmol/L。

アルブミンは肝臓のみで作られていることから、
アルブミンの値が著しく低かったカヤは、
肝硬変など、肝臓機能障害が疑われていたのだ。

ALKP、ALT、ASTなどほかの肝胆の数値も基準値内だったし、
総胆汁酸の数値も基準値内だったことから、
肝硬変の疑いはきわめて低いとのこと。
つまり、アルブミンを作れないのではなく、
やはり漏れ出しているということだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カヤのうんちクン改善

2015-01-06 | 犬&猫との暮らし
5日の朝、カヤがしたウンチが健康時の形と硬さに戻っていたので、
ものすご~く驚いた。こんなに急に改善する?
昨日の「ビッシャーッ!」は何だったのか。
まだ気は抜けないと思ったけれど、一応はホッとした。

ウンチは良くなったのに、相変わらず腹水は漏れ出ていた。
おなかも何となく張ったままな気がする。

そんなカヤを連れて病院に行き、
前日測り忘れた体重を測ると10キロを超えていた。
9キロ前半をキープしてきたのに、
腹水と胸水のせいだ。

カヤのサイズからすると大量というわけではないらしいが、
本来なら体内をきちんと循環し、
不要なら尿で排出される水分のわけだから、
内臓の間隙に溜まったままでは困る。

ただ便の状態が良くなったこと、多飲が収まってきたこと、
オシッコも満足な量をしていることなど、
改善傾向にあり、先生は「一歩前進」と言ってくれた。

先生と今後の方針を話し合ったり、
4日同様、注射でステロイドを注入するなどしているうちに、
腹水漏れも一旦は治まった。

「やれやれ」と「あちゃー」の繰り返しなのだけど、
「やれやれ」の間が長くなり、
穏やかな時間だけが流れるようになるといいなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腹水漏れ

2015-01-06 | 犬&猫との暮らし
4日、カヤは検査続きで疲れただろうし、
ストレスも溜まったのだろう。
帰宅後、また水便・軟便を繰り返した。

それは片づければいいことなので造作ないことだけど、
何が私を慌てさせたかというと、
腹水がじわじわと漏れ出てきたことだった。

検査用の腹水を抜いた注射針は、至って細い針だった。
そんな穴も塞がらないほど、カヤの修復力は低下しているのか?!

漏れ出たままでは、マズイでしょう。

診療中の酒井先生が電話に出てくれ、
対処法を教えてくれたのだけど、
圧迫止血の方法と同じで、そこを圧迫するしかないという。

仕方なく手を消毒してから、
ガーゼで漏れ出ていると思われる部分を圧迫。
しばらくすると乾いてきたので、ヤレヤレ。

が、しかし、カヤが動き回ると、また
いつの間にかじんわりと漏れ出している。

カヤは軟便という以外は、特に体調が悪そうな様子もなく、
相変わらず汚れたピヨちゃん人形をくわえて、
くるくると回ったり、布団に隠そうとしたり。
じんわり腹水をにじませながら……。

止められたかと思うと、じんわりの繰り返し。

おかげでその夜は、カヤの腹部に手を置いたまま
眠ることになった、とっても不自然な体勢で。
なんか肋骨がよじれちゃった気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カヤ、とりあえず頑張ろう

2015-01-04 | 犬&猫との暮らし
軟便・下痢が続いていたせいか、
カヤはここのところ、よく水を飲む。
嘔吐はしないし、ぐったりした様子もなかったので、
大腸炎くらいならと、それほど深刻に考えていなかったのだけど、
低蛋白血症(低アルブミン血症)は油断できない病気らしい。

アルブミンは、体内で水分をキープし、
血液を正常に循環させる浸透圧の調整機能があるそうで、
アルブミン量が低下すると、血液の量が減って流れが悪くなったり、
細胞内に水分がしみ出て行き、その結果、
腹水や胸水として溜まることになるのだそうだ。
血栓症を引き起こし、生命に関わることもあるという。

低蛋白血症の原因はいくつかあり、
「肝硬変、ネフローゼ症候群(腎臓疾患)、腫瘍……」
聞いていると楽観できないものばかり。
先生は、カヤの場合、
おそらく蛋白漏出性腸炎による低蛋白血症だろうという。

内視鏡検査をすれば、正確な診断がつくらしいのだけど、
酒井先生のところでは内視鏡検査ができないことと、
内視鏡検査は今のカヤには負担が大きいということで、
とりあえず今なすべき最善策として、ステロイドを注射してもらった。

ケージの中で子犬を産むためだけに生かされてきたカヤに、
「ぬくぬくしていて居心地がいいなあ」とか、
「なでてもらって気持ちいいなあ」とか、
個別に愛情が注がれる安寧を味わわせてあげたいと思っていた。

最初はそれが、たとえ1年でも2年でも、
いや、1カ月でも2カ月でもいいと思って引き取ったのだけど、
今思えばそれは、当初の決意表明のようなもので、
低蛋白血症は容態が急変すること、
つまり、急死することもあるという現実に、
ええーっ、まだカヤは1年半しか家庭犬として生きていないよぉと、
諦めきれない気持ちでいっぱいになるのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カヤ、低蛋白血症に

2015-01-04 | 犬&猫との暮らし
抗生物質のおかげか、カヤのゼエゼエは少し治まったのだけど、
年が明けても、便の状態が不安定で、
おなかの張りが気になっていた。

びっくりするくらい頻繁におならをする。
プウ~ッと可愛い音をたてることもあるが、
ほとんど無音で、とっても臭い。よほど腸の具合が悪いらしい。

でも、いくらガスが溜まっているからといって、
妊娠しているような、ぽっこりしたおなかになるものだろうか。

いや~な予感。

今日から新年の診察が始まったので、朝一番でカヤを連れて行く。
いろいろな検査が必要になるかもしれないと思い、
念のためATMでお金をおろしてから(トホホ)病院へ。

やはり、あれこれ検査が必要であった。

腹部のX線検査の結果、腸にガスも溜まっていたけれど、
先生が心配していたように、腹水も溜まっていた。
腹部のエコー検査でもそれを確認し、
胸部のエコー検査では心臓が萎縮していることが判明。
そして、胸水も溜まっていたのだ。ガ~ン。

採血した後、検査のために腹水と胸水を少量抜いた。
X線やエコーで見る限り、
おなかの張りほど、腹水は溜まっていない様子である。
腹筋がしっかりしていれば、こんなに張り出さないそうだ。
散歩も運動もさせてもらえない繁殖犬は
基本的な筋肉すらつけられずに生きているのだね。むごいなあ。

検査の結果を待っている間、
カヤは診察室で、ビッシャーッ!と盛大に血が混じった水便を噴射。
あたふたと、また看護師さんと一緒に床掃除。

血液検査の結果、
アルブミンという蛋白質の値が異常に低かった。
通常2.2~3.9g/dlなければいけないところ1.1g/dl。
総蛋白も7~8g/dlなければいけないところ4g/dlしかない。
カヤは「低蛋白血症」に陥っていたのです。

ああ~、また新たな病名の登場である。戦闘開始ってこと?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒さに弱いカヤ

2015-01-02 | 犬&猫との暮らし
年の瀬にカヤが体調を崩した。
血が混じったゼラチン状の腸粘膜が排泄され、
夜中に喘鳴のようにゼイゼイと咳き込み、
痰が切れないのか、ゲホッ、ウエッとえづく。


病院に連れて行こうと思っていながら、
先延ばしにしたばかりに、
ボッチのような最悪な事態を経験したばかりだったので、
おかしいと思った翌日、
昼間の用事を何とか早めに済ませて、
カヤを夕方の診療に間に合わせて病院に連れて行った。

検便用のブツは取り置いてあったのだけど、
カヤは病院の待合室で「おなかの調子が悪いんです」と
言わんばかりの便をひり出した。
冷たい外気に触れたことと連れ出された緊張のせいかな。

思いがけず新鮮な検便用のブツを提供することになったけど、
検査用に先生が取っていった後、
私は看護師さんと一緒に待合室の床を掃除・消毒した。

以前、一度便の中に鉤虫の卵が見つかったことから、
今回それも疑われたけれど、鉤虫疑惑は払拭され、
結局、冷えや抵抗力の低下による大腸炎でした。
咳やゼエゼエ、ゲホゲホは気管支炎。

「この時期、おなかを壊す子や気管支炎になる子は多いですよ」と先生。
そんなに弱くて犬がつとまるのか……、と思ったけれど、
少なくとも変化する外気に触れることなく、一定の気温のなか、
6年も7年もケージの中だけで過ごしていたカヤには、
気温の変化が堪えるのかもしれない。
しかも8、9歳であれば、もうシニア犬だしね。

師走の半ばに、知り合いのトリマーさんの所に同伴した際、
カヤを寒さにさらすことになったし、
長時間に車内で待たせることにもなり、
トチ、ブナ、クリにも何でもないようなことでも、
カヤには不安や極度の緊張を伴うことで、
体温調節も「一生懸命」することなのだろう。

年末年始は抗生物質のお世話になっているのだけれど、
気管支炎はまだ完治しない。
夜中に目を覚まして、私の布団にもぐりこもうとやってくる。
肩にかかった布団をめくってやると上手に入ってきて、
私の脇腹辺りにぴったりと寄り添って丸くなる。

そうやって1人と1匹の年が暮れ、
そうやって1人と1匹の年が明けた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする