2012年05月08日(火) 名取駅 - 北白川駅 歩いた距離約28Km
午前6時半に起きだした。
さっそく朝食にする。
朝食といっても昨日スーパーで買ったコッペパンとインスタントコーヒーだけだ。
たった10分で朝食が済んでしまった。
車を河川敷に停めたまま歩いて船岡駅へと向かう。
駅舎はお城のような雰囲気の建物だ。
屋根には{しゃちほこ」まで乗っている。
駅前の郵便ポストも昔ながらの円筒形なのだ。
造りが凝っているのは良いが知らない旅行者なら駅だと思わず通り過ぎてしまうかもしれない。
午前7時半すぎの下り列車で今日の出発地駅の名取駅まで戻る。
通学時間帯なので高校生で満員状態だった。
7時45分に名取駅に着いて歩き出す。
仙台空港が近いので上空にジェット機の姿が見えてくる。
地震で大きく傾いた家があった、ずいぶん危なっかしいがどうやら人が住んでいるようだ。
午前8時30分に館腰駅に到着した。
仙台空港までの「仙台空港アクセス線」が出来るまではこの駅が仙台空港への最寄り駅だった。
その当時はこの駅までJRで来てシャトルバスで空港へ向かうのが、早くて安かったのだ。
だがいまはシャトルバスは運行されていないようでバス停に時刻が出ていなかった。
仙台から岩沼までは東北本線と国道4号線はほぼ平行して走っている。
交通量の多い国道を歩く。
やっと岩沼市内へと入った。
相変わらずマンホールの蓋を見かけると写真を撮る。
9時20分に岩沼駅に到着。
駅前は再開発の工事中であった。
ここで10分ほど休憩する。
この地域も洪水に長年悩まされきた地域のようだ。
市内を行くと「二木の松」の案内表示があった。
松尾芭蕉も奥の細道で句に詠んでいるとのこと。
「二木の松史跡公園」として整備されている。
その近くには「竹駒神社」がある。
この歩き旅はできるだけ東北本線沿って、寄り道をせず歩いているので名所旧跡に立ち寄ることはないのだが、ここは経路上にあったので立ち寄ってみた。
日本三大稲荷といわれるだけあって広い境内は明るさと荘厳さが調和した神社だ。
敷地内に幼稚園があり園児たちが散歩に来ていた。
神社を急ぎ足で見て回り、また歩き旅へと戻る。
柴田町へと入る。
東北本線沿いの舗装されていない農道を歩く。
菜の花が満開だ。
11時50分に槻木駅に到着。
ちいさな美術館を思わせるような外観の駅舎である。
ここでも駅舎の写真を撮っただけで歩き出す。
白石川を渡るとリコーや日立など大きな工場が見えてくる。
もうすぐ午後1時なので昼食にしたい。
イオンショッピングセンターがあったがラーメン店は休みだった。
そのまま歩き続けていたら車を停めている河川敷に着いてしまった。
昼食は自宅から持って来た賞味期限切れのカップ麺で済ませてしまった。
情けない昼食だが費用の節約になったのでよしとしよう。
昼食を食べ終えたら、また歩き出す。
船岡駅から大河原駅まで南下するのだが、川沿いの桜並木が美しい。
歩道がよく整備されているし木陰は涼しい風が吹いて気持ちよく歩けるのだ。
隣の駅まで続く3.5キロメートルの遊歩道だ。
時期が過ぎてしまい桜は散ってしまったが、桜が満開の時期はさぞかしきれいだろう。
「さくら名所100選の地」に選ばれているがうなづける。
午後2時45分に大河原駅に到着。
こぢんまりとした駅舎だがコンビニもある。
ここでも駅の写真を撮るだけにして歩き出す。
こんどは東北本線に近い県道50号線を歩く。
道幅が狭いのにスピードを出す車が多い、しかも踏み切りで一旦停車をしない車が多いのには驚いた。
いかに田舎道はいえ列車の運行本数の多い東北本線である、危険だなあと思う。
白石市へと入る。
やっと北白川駅が見えてきた。
午後4時15分に北白川駅に到着。
ここは無人駅だった。
JRで藤田駅まで戻る、運賃は190円。
車へ戻り、「天然温泉いい湯」へと向かう。入浴料は500円。
昼食をカップ麺にしたので夕食は吉野家の牛丼にする、味噌汁とコールスローのセットで490円。
夕食を終えるとあとはすることが無い。午後8時前だというのに河川敷へ戻りさっさと車で寝てしまう。
と、深夜になにやら歌のようなものが聞こえる。
時計を見ると午前2時だ、いったい何事かと外を見ると橋の下で男が大声で歌を歌っている。
カラオケの練習だろうか?それにしてもなぜ深夜の2時に?
歌は1時間以上も続いた。おかげであまりよく眠れなかった。