湯瀬温泉駅ー>八幡平駅 約4.5Km 2017年4月16日(日曜日)
駅の写真を撮ってから先へと進む。
駅すぐ近くの踏切の表示にはSLが描かれていた、まだ新しい標識なのだがなぜSLを描いたのかなあ。
好摩駅から60Km地点。
道の両側は急峻な山がそびえていてその間を米代川が流れており、川に沿って線路と国道が通っている、上を見上げれば東北道の陸橋である。
東北道を車で通るとこの辺りはトンネルと橋の連続である。
と、橋の上になにやら動物のようなものが見えた。
近づいてみるとタヌキだった。
はて?なぜ橋の上で。ちょっとした不思議である。
野生動物の交通事故は歩いているとときどき目にするが、橋の真ん中でタヌキが倒れているのは見たことがない。
まだ時間がたっていないのだろう、つやつやとした毛並みが風に揺れている。
車に轢かれたののならそれらしい跡があるだろうと思うが、周りに血やブレーキの跡も無くてまるでここで寝ているかのように見える。
可哀そうだなと思う。どんな生き物だって不慮の死はイヤだろうに。
少し行くと湯瀬渓谷の案内板があった。
ここに車を止めて河原へと降りて行けるようだが「熊とハチに注意」と書いてある。
しかもスズメバチと書いてあるのが恐い。
わたしの知り合いでスズメバチに刺されて危うく命を落としそうになった人がいるのだ。
この坂を下って鹿角市八幡平へと入って行く。
岩手県に八幡平市というのがある。町村合併の時に市の名前を八幡平市と名付けようとしたところ、こちら秋田県の八幡平からクレームが入ったことがあったけなあ。
左手にレンガ造りの建物が見えてきた。
三菱マテリアル碇発電所である。
いつもは車からチラと見るだけだが今日は建物の近くで見れる。
なんと明治40年の運転開始なんだそうだ、すでに110年が経過している。もっとも発電機は最新型に変えられているそうだが。
水力発電はじつにエコである、原子力発電所は耐用年数はたった40年だそうだ。
まんいちの事故のリスクも考えるとむりやり原発にしなくてもよいのでは?と考えるのだが、このような水力発電だけでは日本の産業の電力をまかないきれないということだろうなあ。
わたしの育った田舎町にもこのようなごく小規模の発電所があった。
わたしが小学生だったころは「電休日」というのがあった。
記憶では毎週金曜日が「電気が休みの日」だったはずだ。
金曜日は電気が来ないのでランプの灯りで暮らすことになる、ランプのホヤ(ガラスの部分)は煤で汚れるからその掃除をするのがわたしの仕事であった。
このような体験をしている人はほとんどいないだろうなあ。
レンガの建物は趣があってじつによいものだ、大震災にも耐えたのだからこれからも頑張ってもらいたいものである。
発電所の向かいに八幡平橋がある。
なぜか唐突に赤い欄干と擬宝珠という・・いったいなぜなのか?
どうやらここが湯瀬渓谷への入り口ということらしい、それで雰囲気を出すためにこのようなデザインにしたものだろう。
たしかにここから見る秋の紅葉はすばらしいのだ。
だがわたしが好きなのはこの橋のすぐ近くのこの石積みである。
最近はコンクリートブロックで固めた風情のないのが多いが、ここは石の大きさが揃っていて美しいのだった。
目まぐるしく変わる天気のなか先を急ぐ。
鳥居があった「お、ステンレス製の鳥居か」と近くでみると鉄骨に銀色の塗装をしたものである。
丈夫そうでよいが情緒という面ではイマイチかな。
ニワトリの絵が描いてあるマンホールの蓋を発見。
鹿角市はニワトリが名物なんだろうか。
帰宅後インターネットで見ると「声良鶏」といって国の天然記念物なんだそうだ。
日曜日ということもあるのか人気のない町中へと入って行く。
八幡平駅に到着だ、時刻は10時5分。ここまで2時間歩いた。
こじんまりとした駅舎である、あまりにこじんまりしすぎてトイレと間違えてしまいそうだ。
この駅も向こう側のプラットホームは使われていない、というより線路が撤去されているのだった。
待合室にはベンチがなくてその代わりに縁台のようなものがある、寝そべって列車を待つにはよさそうだが、はて使い勝手はどうなのか。
つづく。
駅の写真を撮ってから先へと進む。
駅すぐ近くの踏切の表示にはSLが描かれていた、まだ新しい標識なのだがなぜSLを描いたのかなあ。
好摩駅から60Km地点。
道の両側は急峻な山がそびえていてその間を米代川が流れており、川に沿って線路と国道が通っている、上を見上げれば東北道の陸橋である。
東北道を車で通るとこの辺りはトンネルと橋の連続である。
と、橋の上になにやら動物のようなものが見えた。
近づいてみるとタヌキだった。
はて?なぜ橋の上で。ちょっとした不思議である。
野生動物の交通事故は歩いているとときどき目にするが、橋の真ん中でタヌキが倒れているのは見たことがない。
まだ時間がたっていないのだろう、つやつやとした毛並みが風に揺れている。
車に轢かれたののならそれらしい跡があるだろうと思うが、周りに血やブレーキの跡も無くてまるでここで寝ているかのように見える。
可哀そうだなと思う。どんな生き物だって不慮の死はイヤだろうに。
少し行くと湯瀬渓谷の案内板があった。
ここに車を止めて河原へと降りて行けるようだが「熊とハチに注意」と書いてある。
しかもスズメバチと書いてあるのが恐い。
わたしの知り合いでスズメバチに刺されて危うく命を落としそうになった人がいるのだ。
この坂を下って鹿角市八幡平へと入って行く。
岩手県に八幡平市というのがある。町村合併の時に市の名前を八幡平市と名付けようとしたところ、こちら秋田県の八幡平からクレームが入ったことがあったけなあ。
左手にレンガ造りの建物が見えてきた。
三菱マテリアル碇発電所である。
いつもは車からチラと見るだけだが今日は建物の近くで見れる。
なんと明治40年の運転開始なんだそうだ、すでに110年が経過している。もっとも発電機は最新型に変えられているそうだが。
水力発電はじつにエコである、原子力発電所は耐用年数はたった40年だそうだ。
まんいちの事故のリスクも考えるとむりやり原発にしなくてもよいのでは?と考えるのだが、このような水力発電だけでは日本の産業の電力をまかないきれないということだろうなあ。
わたしの育った田舎町にもこのようなごく小規模の発電所があった。
わたしが小学生だったころは「電休日」というのがあった。
記憶では毎週金曜日が「電気が休みの日」だったはずだ。
金曜日は電気が来ないのでランプの灯りで暮らすことになる、ランプのホヤ(ガラスの部分)は煤で汚れるからその掃除をするのがわたしの仕事であった。
このような体験をしている人はほとんどいないだろうなあ。
レンガの建物は趣があってじつによいものだ、大震災にも耐えたのだからこれからも頑張ってもらいたいものである。
発電所の向かいに八幡平橋がある。
なぜか唐突に赤い欄干と擬宝珠という・・いったいなぜなのか?
どうやらここが湯瀬渓谷への入り口ということらしい、それで雰囲気を出すためにこのようなデザインにしたものだろう。
たしかにここから見る秋の紅葉はすばらしいのだ。
だがわたしが好きなのはこの橋のすぐ近くのこの石積みである。
最近はコンクリートブロックで固めた風情のないのが多いが、ここは石の大きさが揃っていて美しいのだった。
目まぐるしく変わる天気のなか先を急ぐ。
鳥居があった「お、ステンレス製の鳥居か」と近くでみると鉄骨に銀色の塗装をしたものである。
丈夫そうでよいが情緒という面ではイマイチかな。
ニワトリの絵が描いてあるマンホールの蓋を発見。
鹿角市はニワトリが名物なんだろうか。
帰宅後インターネットで見ると「声良鶏」といって国の天然記念物なんだそうだ。
日曜日ということもあるのか人気のない町中へと入って行く。
八幡平駅に到着だ、時刻は10時5分。ここまで2時間歩いた。
こじんまりとした駅舎である、あまりにこじんまりしすぎてトイレと間違えてしまいそうだ。
この駅も向こう側のプラットホームは使われていない、というより線路が撤去されているのだった。
待合室にはベンチがなくてその代わりに縁台のようなものがある、寝そべって列車を待つにはよさそうだが、はて使い勝手はどうなのか。
つづく。