東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

JR花輪線沿線を歩く旅 大滝温泉駅ー>扇田駅

2017年05月08日 | JR花輪線 歩き旅
2017年4月27日(木)大滝温泉駅ー>扇田駅 約6.4Km

急に空模様が怪しくなってきた。
空は雲に覆われていかにも雨が降りそうな黒い雲が出ている。
今日の天気予報では1ミリ以上の雨の確率はゼロパーセントだった。
予報の画面には☀マークが朝から夕方まで出ていたのだ。
それを信用して今日は雨具を持ってこなかった。
ああ、雨具を持ってくるんだったなと思ってもすでに遅い。



「道目木」というバス停があった。「どうめき」と読むのだろう、岩手には同じ読み方で「百目木」という地名がある。漢字もなまるのか?

米代川に沿って歩いていくとなにやら不思議な構造物があった。



ツタがからまりボロボロだ、見ると向こう岸にも同じものがある。



これは昔のつり橋の残骸に違いない。
橋は無くなったがこれはコンクリート製なのでそのまま残してしまったということだろうな。



とうとう雨が降り出してきた。
まだポツポツ程度だが風も出てきて急激に寒くなってきた。



濡れたまま強い風の中を歩き続けると体温が奪われて風邪をひいてしまうかもしれない。
とりあえず扇田駅までは歩くしかない。



線路のわきのキロポストを撮影しようとして、ふと見ると森の中に鳥居があった。



が・・どこかヘンなのだ。



望遠レンズに変えて覗いてみると・・・



鳥居の上の横棒、あれを笠木というのだそうだが、なんと「塩ビパイプ」であった。
あの水道管などに使う塩ビパイプだ。
木と塩ビパイプのコラボと言うことかなあ。
でもなんだかすごい違和感があるな。

かなり古い鳥居らしく柱もかなり傷んでいるようだ、笠木が朽ちて落ちたのだろう。
ちゃんと木材を使って笠木をつけたかったが柱の強度が不安だったので、軽い塩ビパイプで代用した、というのがわたしの推理である。

でもどこか遠く山の方から「たしかに日本の神様は鳥居の材質、色にあまりこだわらないんだけどねえ、でも塩ビパイプはちょっとなあ」という声が聞こえたような聞こえなかったような・・・

その鳥居のわきを列車が通過していく。





扇田の町へ入って行くと、りっぱな門があった。



この門は明治中頃のもので、地主屋敷のものだと案内にあった。





たしかに武家屋敷の門と比べても遜色のない立派な門だ。
その隣が郵便局で建物を隣の地主門と違和感がないような造りにしているのもよろしい。





町の街灯には鶏の絵があった、比内鶏に違いない。





町中には無料の休憩所があったが中にはだれもいない。



だれもいないと意外に入りづらいものでガラス越しにチラと見ただけで通り過ぎる。

マンホールにも比内鶏が描かれいる。



こちらは正面を向いた比内鶏。



でも知らない人が見たらなんの絵なのか悩むことだろうな。





おや、なにやら小屋のようなものが連なっている。



まるでホームレスの住居(おお、矛盾した表現だ)のように見えるがなんだろう。
道路の反対側を見ると扇田市日駐車場の看板があった。



ここは市日の会場なのだった。
歴史のある市なのだろう看板の文字がかすれて読めなくなっている。
帰宅後調べてみたら扇田の市は300年の歴史があるのだという。
この場所で45年ほど前から毎月0と5のつく日に開催されているそうだ。



扇田駅に到着だ。






この駅では高い梁に時計がかけてあった。



いたずら防止の為なのだろうか。




つづく
コメント
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