あのニューヨークタイムズが、、!
先月のことだがニュースを見ていたらあのニューヨークタイムズ誌が「2023年に行くべき52所」に盛岡市を、、、なんとロンドンに次いで2番目に挙げたとの報道があった。
それ以降、岩手県ではテレビ、地元の新聞などでこの話題で持ち切りである。
なんと言ったって世界のニューヨークタイムズだからなあ、有名だし権威もあるし。
【盛岡城跡公園は紅葉の時期がよい。】
地元民としてはうれしいが、なぜ盛岡市が選ばれたのかが気になるところだ。
岩手県には世界遺産の中尊寺や三陸海岸、八幡平とその周りの温泉郷など観光地はあるのだが、盛岡市内には若者が楽しめる盛り場や施設などほとんど無い。
【桜の名所、高松の池。昔はここでスケートが出来た。】
レンガ造りの旧岩手銀行本店とか盛岡城跡公園はあるが半日もあればひととおり見て回れる。
城下町だけど今では昔の町並みはほぼ消えてしまったし。
【岩手銀行赤レンガ館の近くには老舗レストランも多い。】
実に地味~な、街なのである。
旅慣れたライターさんにとって、そこがよかったんだろうな。
【市内どこからでも望める岩手山は雄大。】
古都京都、金沢とか見所の多い町は世界中から観光客が集まる、そうすれば観光客向けの土産物店、レストラン、ホテルが乱立し世界中にある観光都市と同じになってしまう。
いわゆる「観光公害」といわれるものだ。
イタリアのある町ではあまりに観光客が多くなりすぎて市民生活に支障が出ているということで「観光客は来るな!」という運動もあるのだという。
【市内を流れる中津川に架かる橋には擬宝珠、木製の欄干がとてもよい。鮭が遡上する川だ。】
盛岡市は世界にアピールできるほどの観光資産は無いけれど、新型コロナ(Covid19)騒ぎで景気が沈滞している街としてはぜひ観光客に来てもらいたい。
『なにもない街』というのもこれで魅力なのだがなあ。
【岩山展望台からは盛岡市内と岩手山が一望できる。散策におすすめ。】
旅行に来たんだから「買い物もしなきゃ、夜は飲みに出かけなきゃ、有名な神社仏閣へも行かなきゃ」と欲張りたくなるのがビギナー観光客。
そんなもんだから、旅行から帰って「あー疲れた。明日からの仕事だよつらいなー」となってしまう。
わたしは東南アジアを旅するのが好きで、タイの田舎町に2か月ほど滞在したことがある。
その町も盛岡市と同じように鉄道駅、バスターミナル、ショッピングエリアがコンパクトにまとまっていて歩いて回れる大きさだった。
観光資源が無いというのも同じで観光に力を入れている国なのにまるで観光客の姿を見かけないところまで同じだ。
その「なーんにも無い」というところがわたしには魅力だった。
のーんびりと過ごす毎日、市場で買い物をし屋台で夕食をとる。
まるでその町で暮らしているかのような体験が魅力だった。
【岩手県といえば宮沢賢治、石川啄木。盛岡市内にもゆかりの地がある。】
ニューヨークタイムズの記事を見て盛岡市を訪れるのはどんな人たちだろう。
まさかロンドンやニューヨークのような大都市を期待して来るとは思えないし。
だがこのような田舎町(というほど田舎でもないが)に魅力を感じるのはお年寄りが多いのではと思う、若い人は「記事を見て盛岡まで来たけれど、なんにもないから半日で飽きてしまった」となるんじゃないかな。
【盛岡市といえば盛岡冷麺、じゃじゃ麺、わんこそばが有名だが素敵なコーヒーショップも結構あるのだ。】
盛岡市にはお年寄りを呼び込むような企画をつくって、「盛岡でゆっくりと過ごしてみませんか?」と宣伝をしてもらいたいな。
『よくおでんした』とかキャンぺーンのネーミングもお年寄り向きにしてね。
【真冬の盛岡市はとても寒く積雪も多い。冬はお年寄りにはつらいかも。】
*「よくおでんした」は「ようこそいらっしゃいました」の方言。
先月のことだがニュースを見ていたらあのニューヨークタイムズ誌が「2023年に行くべき52所」に盛岡市を、、、なんとロンドンに次いで2番目に挙げたとの報道があった。
それ以降、岩手県ではテレビ、地元の新聞などでこの話題で持ち切りである。
なんと言ったって世界のニューヨークタイムズだからなあ、有名だし権威もあるし。
【盛岡城跡公園は紅葉の時期がよい。】
地元民としてはうれしいが、なぜ盛岡市が選ばれたのかが気になるところだ。
岩手県には世界遺産の中尊寺や三陸海岸、八幡平とその周りの温泉郷など観光地はあるのだが、盛岡市内には若者が楽しめる盛り場や施設などほとんど無い。
【桜の名所、高松の池。昔はここでスケートが出来た。】
レンガ造りの旧岩手銀行本店とか盛岡城跡公園はあるが半日もあればひととおり見て回れる。
城下町だけど今では昔の町並みはほぼ消えてしまったし。
【岩手銀行赤レンガ館の近くには老舗レストランも多い。】
実に地味~な、街なのである。
旅慣れたライターさんにとって、そこがよかったんだろうな。
【市内どこからでも望める岩手山は雄大。】
古都京都、金沢とか見所の多い町は世界中から観光客が集まる、そうすれば観光客向けの土産物店、レストラン、ホテルが乱立し世界中にある観光都市と同じになってしまう。
いわゆる「観光公害」といわれるものだ。
イタリアのある町ではあまりに観光客が多くなりすぎて市民生活に支障が出ているということで「観光客は来るな!」という運動もあるのだという。
【市内を流れる中津川に架かる橋には擬宝珠、木製の欄干がとてもよい。鮭が遡上する川だ。】
盛岡市は世界にアピールできるほどの観光資産は無いけれど、新型コロナ(Covid19)騒ぎで景気が沈滞している街としてはぜひ観光客に来てもらいたい。
『なにもない街』というのもこれで魅力なのだがなあ。
【岩山展望台からは盛岡市内と岩手山が一望できる。散策におすすめ。】
旅行に来たんだから「買い物もしなきゃ、夜は飲みに出かけなきゃ、有名な神社仏閣へも行かなきゃ」と欲張りたくなるのがビギナー観光客。
そんなもんだから、旅行から帰って「あー疲れた。明日からの仕事だよつらいなー」となってしまう。
わたしは東南アジアを旅するのが好きで、タイの田舎町に2か月ほど滞在したことがある。
その町も盛岡市と同じように鉄道駅、バスターミナル、ショッピングエリアがコンパクトにまとまっていて歩いて回れる大きさだった。
観光資源が無いというのも同じで観光に力を入れている国なのにまるで観光客の姿を見かけないところまで同じだ。
その「なーんにも無い」というところがわたしには魅力だった。
のーんびりと過ごす毎日、市場で買い物をし屋台で夕食をとる。
まるでその町で暮らしているかのような体験が魅力だった。
【岩手県といえば宮沢賢治、石川啄木。盛岡市内にもゆかりの地がある。】
ニューヨークタイムズの記事を見て盛岡市を訪れるのはどんな人たちだろう。
まさかロンドンやニューヨークのような大都市を期待して来るとは思えないし。
だがこのような田舎町(というほど田舎でもないが)に魅力を感じるのはお年寄りが多いのではと思う、若い人は「記事を見て盛岡まで来たけれど、なんにもないから半日で飽きてしまった」となるんじゃないかな。
【盛岡市といえば盛岡冷麺、じゃじゃ麺、わんこそばが有名だが素敵なコーヒーショップも結構あるのだ。】
盛岡市にはお年寄りを呼び込むような企画をつくって、「盛岡でゆっくりと過ごしてみませんか?」と宣伝をしてもらいたいな。
『よくおでんした』とかキャンぺーンのネーミングもお年寄り向きにしてね。
【真冬の盛岡市はとても寒く積雪も多い。冬はお年寄りにはつらいかも。】
*「よくおでんした」は「ようこそいらっしゃいました」の方言。