今日は、チョットいい話を、って言うか、お昼にあったお話です。
仕事で、倉敷インター付近を通っていたところ、丁度、インター手前の信号にかかりました。
ふと、高速入口を見ると、そこに一人の坊主頭の男性が立っていました。
年の頃なら、20代後半くらいのちょっと小太りの男性で、手に「中国道入口」とマジックで書いたスケッチブックらしきもの持っていました。
こりゃ、ご丁寧に、高速の入口を教えてあげているのかな?と思っていたのですが、よく見てみると、足元には、大ぶりのデイパック・・・。
まさか・・・・? ヒッチハイク? こんなところで? ありえないでしょう・・・。
と、思っていると、信号が青に変わり、その場をたり去ることに・・・。
かなり気になったのですが、仕事へ・・・・。
20分後、仕事を終え、来た道を引き返していくと・・・いましたよ。まだ、彼が・・・。
まぁ、当たり前っちゃ、当たり前なんですけどねぇ・・・。それにしても、いつから、ここに立ってるのだろう?とか、考えていると、これまたいいタイミングで、信号が赤に・・・。
止まって、彼を見ていると、半ばあきらめ顔。そりゃ、そうだろ。普通に考えて、こんなところで車が止まるか?
まぁ、トラックの運ちゃんとかなら、止まって乗っけてくれたりもするのかなぁ・・・んなことないか。とか、妄想していると、いきなり、彼が、走り出したんです!
それも、高速の入口の方に・・・。そして、その先には・・・・止まってましたよ!白いハイラックスサーフが!
ビックリ!しましたよ。ってか、感動しましたよ!まさか、ここで、このタイミングで、この光景を目撃できるとは! 何と、ドラマチック!
彼も、動揺していたのか、足元にあったデイパックを置きっぱなしで走り出していたので、途中で引き返して、手に取り、その車に走って、近寄って行きました。
ちょうど、その時、信号が青に変わり、車を進めたのですが、その窓越しに、白い車の助手席から、女の方が下りてきて、その彼に話しかけている姿を見ることができました。
彼が、その車に乗れたかどうかは、確認できなかったのですが、その光景に、ちょっと感動してしまいました。
先週末、秋葉原では、無差別殺人が起こったように、どこかギスギスした世知辛い世の中になってしまっている昨今、困っている人に手を差し伸べると言った光景をリアルタイムで見ることってなかなかないですよね。
この出来事に遭遇して、今日一日、とても清々しい気持ちで、仕事をすることが出来ました。
いや~ドラマよりもドラマチックな出来事って、本当にいいもんですよね。ちょっとイイお話でした。
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