２０２４ Ｇ１ 東京優駿（日本ダービー） 予想！

やって参りました！今年の３歳馬の頂点を決める「日本ダービー」です。先週、ルメール騎手が歴史が変わる桜花賞２ケタ着からの大逆転でチェルヴィニアでオークスを制しましたが、今週も、レガレイラでウオッカ以来の牝馬による日本ダービー制覇を目論んでいます。

１冠目、皐月賞を制したジャスティンミラノも当然、２冠を目指しているわけで、レベルの高い３歳世代のダービー馬の栄誉はどの馬が手にするのか？

早速、例年通り、「虎の巻」により買い目を絞っていきます。ここ数年使ってる「消しデータ」はいいテンプレになっているので、今年もそれを使って予想していきます。（データで重複する馬は一度名前が出たら以後、割愛していきます。）

まずは、「日本ダービー」の「格」というものが一番出る「戦績」から。

「１勝馬」、昨年、１勝馬の「ハーツコンチェルト」が「１７年ぶり」に馬券に絡みました。まぁ、現４歳世代はレベルが低い年だったので、１勝馬でも絡めたとみることもできますが、データ的には覆されたものなので、新たに「１勝馬は、２０００ｍ以上の重賞で連対歴のある馬のみ。さらに重賞で２回以上馬券対象にはなっていること」という項目に変更。ということで、消えるのは⇒該当馬無し（やはり、今年はレベルが高い）

「重賞未連対馬」は「消し」です。過去、１0年以上にわたりこの条件は継続しております。消えるのは⇒「サンライズアース、ダノンエアズロック、ミスタージーティー」が消し。

続いて臨戦過程から絞っていきます。

皐月賞直行組は、「１～3着馬」さらに「皐月賞出走で掲示板以下からの巻き返すには、前走で重賞連対必至。」が条件です。

さらに、精査してみると、「皐月賞を６着以下から、巻き返した馬は、皐月賞で、４番人気以内の馬のみ」ということも追記しておきます。⇒「エコロヴァルツ、サンライズジパング、ビザンチンドリーム」が消し。

ただし、過去１０年、この項目を満たしたとしても、皐月賞２ケタ着から馬券に絡んだ馬は１頭もいません。⇒出走取り消しになりましたが「メイショウタバル」が消し。

次に、トライアル組。トライアル組は「青葉賞連対馬」と「京都新聞杯連対馬」のみ。可能性として「青葉賞」は、馬券対象外からも過去馬券に絡んだことはあるのですがその場合、「３勝馬で、1,800ｍ以上の重賞勝ち鞍があること」。さらに、「青葉賞勝ち馬以外、連対したとしても、それ以前の重賞に未出走」なら、「消し」です。消えるのは⇒対象馬無し。

あと、青葉賞勝ちの馬も含め、「上り最速」で勝った馬のみしか馬券になっていません。⇒「シュガークン」が消し。

キタサンブラックの弟にして、ダービー請負人武豊騎乗のこの馬がデータに引っかかって消えました・・。期待していた１頭で当然人気になる馬だとは思うのですが、「虎の巻」を信じて、消します。

同じく、2着馬の「ショウナンラプンタ」も上り最速ではないので「消し」です。

「京都新聞杯組」。過去１１年でここから馬券に絡んだのは３頭。キズナ、サトノラーゼン、ロジャーバローズ。この３頭に共通するのは「ディープ産駒で、１枠１番を引けた」ことです。ここまで、揃わないと馬券に絡めないのか？と・・。それより以前に馬券に絡んだのはハーツクライ、インティライミ、トーセンホマレボシ。この３頭と先ほどの３頭に共通するとしたら「父サンデー系」であること。過去データを「１１年」としたのは、今年の勝ち馬ジューンテイクはこのレースを勝った父「キズナ」ですから、血統面では可能性はあります。しかし、引いた枠は「２枠３番」

オカルト的に思えるかもしれませんが、ここまで、１枠１番の馬しか絡めないということは、そのくらいのアドバンテージがないとこの組は、馬券に絡めないと推測されるので流石にデータ的には買えません。⇒「ジューンテイク」は消し。

もう一つのトライアル、「プリンシパルS」組は、「２０００ｍ以上の重賞連対か、マイル以上の重賞勝ちのある１番人気で連対した馬のみ」。⇒すでに、消えている「ダノンエアロック」なので消しです。

そしてNHKマイル組。ここ数年は馬券絡みしてないですが、ＮＨＫマイルＣ組は、「勝ち馬を含めて、１８００ｍ以上の重賞勝ちか、２０００ｍ以上のレースで勝ち鞍のある馬のみ。皐月賞からの転戦なら、リフレッシュ度が重要で、調教が前走以上のパフォーマンスなら、買い。」とのこと。ここで消えるのが⇒「ゴンバデカーブス」が消し。

そして、「ローテーション」から。「皐月賞より前からのローテーションからくる馬は消し」というものがあったのですが、３年前にシャフリヤールに覆されてしまいました・・。

まぁ、あの馬は、毎日杯でトンデモないタイムで勝った馬でしたからね・・。とは言え、ローテ面からは消しとは言えなくなりました。

ただ、その内容を精査してみたら、やはり、そのくらいのレベルの馬じゃないと馬券には絡めないのではという結論に至りました。シャフリヤールは、毎日杯で勝ちましたが、その前にG3の共同通信杯でも3着に好走していました。やはり、そのくらいの馬じゃないと皐月賞組とは勝負にならないのではないと判断しました。

今年参戦の２頭の勝ち時計も特筆する程でもないし、上りもそれほど速くないし、このレース以前のレベルもそれほど高くないと判断して、参戦してきた２頭は消し。⇒「シックスペンス、ダノンデサイル」が消し。

さらに、「枠」　過去１０年のデータから、「７，８枠で馬券になるのは、２０００ｍ以上のＧ１，Ｇ２の重賞連対馬のみ」というものです。オークスは、「Ｂコース」で行われますが、日本ダービーは、さらに外に仮柵が設けられる、「Ｃコース」になります。７，８枠の馬番は、不利ですからね。これで消えるのは、⇒該当馬無し。

ただ、過去１０年、２０００ｍ以上のＧ１、Ｇ２を連対していたとしても、７，８枠に入ったら馬券になっていない馬の方が多いわけで、（過去５年でも、ジオグリフ、キラーアビリティ、サトノレイナス、タイトルホルダー、サトノフラッグ、ディープボンドが７，８枠で馬券外）やはり、７，８枠はかなり不利です。

今回、人気のジャスティンミラノ、シンエンペラーが、「7枠」に入ったのは少々気になるところです・・。が、今日の馬場の感じなら外差しも決まっていたみたいなので、極端に後ろからではなければ大丈夫そうだとは感じています。

ということで、データで残ったのは、「レガレイラ、アーバンシック、コスモキュランダ、シンエンペラー、ジャスティンミラノ」の5頭。例年ならもう1頭くらい復活させて６頭で勝負したいところですが、今年は、レベルが高い年だと予想しているので、このデータで残った馬以外から馬券に絡むという馬はいないと思いたい！

今年は絞ってこの5頭で勝負です。

とりあえず、個人的な印は、こんな感じ。

◎１５ジャスティンミラノ

○８アーバンシック

▲１３シンエンペラー

△６コスモキュランダ

×２レガレイラ

です。

５番手レガレイラ・・ホープフルSで買わず、皐月で本命を打った馬をここで5番手評価にしてしまうと、馬券下手の自分のパターンから言うと、逆に勝ち切ってしまう可能性があるかもしれないが、今年のメンバーでは、牝馬のこの馬では厳しいかと。ホープフルS組の年明けの結果が、思った以上に振るってない点、皐月賞はルメール騎手が乗れず、後手を踏んだとはいえ、6着は負けすぎ。チェルヴィニアのような一変を牡馬相手には難しいと判断。3着ならあると思うが、好枠1枠2番も出遅れると流れに乗れず、直線で外を回す展開にもなる可能性もある。皐月賞より、ペースが緩みそうで、ルメール騎手なのでそんなヘマは打たないと思うが、差し届かずもあるかと。ウオッカが勝った年は牡馬レベルが低かったし、木村厩舎の使い分けでこちらに回ってきた感も無くはないと思うので、5番手までの評価。

４番手コスモキュランダ・・皐月賞で買わずにここで買うのは負けパターンと言われてしまうかもしれないが、ジャスティンミラノとの追い比べでの2着は、能力の高さを示した結果。ダービーと相性のいい弥生賞勝ち馬だし、年明けの3戦で馬が変わった感もある。直線の長いコースでの勝ち鞍が無いので、中山専用機と言われるとその可能性もなくはないが、長くいい脚が使えるし、皐月賞で穴をあけた馬がフロック視され、ここでも人気がないなら買うという項目に当てはまる1頭。ただ、前走はモレイラ騎手だった点でマイナス点もあるので、4番手評価。

３番手シンエンペラー・・超良血馬が、現時点でこの世代の物差し馬に成り下がっている点は、いささか残念ではあるが、これが世界の競馬と日本の競馬との適性の違いというものなのだろう。ただ、適性的に違う日本の馬場でもこの成績を残しているのはやはりポテンシャルの高さだろうし、ここ4戦、小回りコースでのレースで、5戦ぶりに圧勝した東京コースに戻る点はプラスに感じる。過去、4戦、すべて重賞の２０００ｍで好走、スタミナは十分あることは証明されたし、前目で競馬ができるこの馬には展開は向きそう。ジャスティンミラノに差される可能性はあるが、展開次第で、頭まである可能性に賭けたい。ここで結果を残せば、凱旋門賞での期待も膨らむはずで、期待を含め3番手。

２番手アーバンシック・・皐月賞では無印。というのも、この馬はダービー狙いだと思っていたからこそ。このローテ、昨年のソールオリエンス、昔で言えばエイシンフラッシュとダービー馬になりうるローテだと思っていたので。血統的にはレガレイラと双子と言っていいもの。この配合はダービーを狙っての配合だろうし、牡馬、馬格のあるこちらの方が、ダービーでは能力が発揮されると判断。エフフォーリア、ソールオリエンスで苦渋を味わった横山武史騎手が、1番人気を背負わずにプレッシャーのない今回、3度目の正直でダービージョッキーになれるかが焦点。調教、枠、展開はこの馬には向きそうで初年度産駒で父スワーヴリチャードにダービー馬の栄誉をもたらすことができるか？！

本命ジャスティンミラノ。共同通信杯を勝った時点で、皐月賞を勝ったら、この馬がダービーを制し2冠達成する可能性が高いと考えていた。機動力もあり、末脚もある。俗にいう、「テン良し、中良し、終い良し」の3拍子揃った馬。血統も先週馬券になったキズナ産駒。ディープ産駒なき新時代のダービー馬になる可能性を秘めている。「ダービー馬はダービー馬から」の格言を信じ、今年はこの馬を本命で勝負です。

◎○▲△の馬連、◎○▲△×☆の３連複ボックスの強弱、３連単も少々購入して高配当を狙います！