中山競馬場で行われた80回皐月賞(3歳・牡牝・GI・芝2000m・1着賞金1億1000万円)は、道中後方でレースを進めた福永祐一騎手騎乗の1番人気コントレイルが、4コーナーで大外を回って追い上げ、内から抜け出しを図っていた3番人気サリオスとの直線での一騎打ちを制し、これに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分0秒7(稍重)。
△コントレイルが圧巻の1冠。思った以上に回復した馬場もあって豪快に外差しが決まりました。パンパンの良馬場ならこの馬だと思っていましたが、この馬場でも、強かったです。
というか×サリオスもメッチャ強かった!
この2頭、抜けてました。御見それいたしました。未対戦の2頭のマッチレース。令和スタンダードになりつつある、ローテーション無視で、いきなり勝ち負けするわけですから、データも当てにならないものになるのかなぁ・・。
まぁ、この2頭は、「G1馬」でしたから、実力あってもの。G2、G3レベルの重賞勝ちくらいの馬では、こうはいかないものだと思います。(昨年のサートゥルナーリアもG1馬でしたし)
それにしても、このまま無事に行けば、「日本ダービー」もこの馬かなぁ・・。不利な内枠、重馬場も克服しましたし、直線の長い東京は、さらに良さそうです。「ディープインパクトの最高傑作」の可能性まであるこの馬。期待が膨らむばかりです。
福永騎手も、これで、「クラシック完全制覇」の偉業達成。おめでとうございます。
2着の×サリオス、こいつもバケモノでした。こちらも、年明け初戦、マイルまでの経験しかない馬でも連対するんですからね。
予想でも、書きましたが、時計が速い時には、マイルの経験が大事だということは、わかっていましたが、今日の馬場では、ちょっと厳しいのではと思ったのですが、思った以上に回復して、やや重でも、走りやすい馬場だったのかもしれません。パワーとスピードのあるこの馬にとっては逆にいい馬場だったのかも。
現段階では、マイラーだと思うのですが、今日の感じだと、まだまだ伸びしろはありそうで、ダービーもで楽しみです。ハーツクライ産駒だけに、完成はまだ先でしょうし、4歳以降は、この馬が、マイル~2400mは、大威張りかもしれません。
この2頭、ローテ度外視でしたが、今後、クラシックを目指す、レベルの高い馬は、こんな感じになってくるのではないかと思います。
クラシックを目指す馬は、年々、早い時期から賞金加算しなければならなくなってきてますし、調教のレベルや、外厩のレベルも上がってきてるので、トライアルを使う馬よりも、2歳G1チャンピオンは、強いのかもしれません。
おそらく、フルゲートのレースもやってるし、いきなりでも、大丈夫だと思います。
ただ、トライアルもちゃんと、機能しています。2歳G1に間に合わない馬でも、やはり、乗り替わりのないトライアル勝ち馬は評価するべきでした。
3着のガロアクリークはその最たるもの。ヒューイットソン騎手が連続で騎乗して時点で買いでしたね・・。やっぱり、日本人よりも外国人騎手は本気度が違います。
連チャンで乗ってきたら素直に「買い」です。この馬、自分の調教判断でも、「2番手」に評価したくらいいい動きをしていたのですが、変に見つけてしまった「データ」で消してしまいました・・。素直に、「虎の巻」のデータで獲れていた馬券。悔やまれます・・。あと、この日、芝のレースは、「キングマンボ」×「サンデー系」の馬がやたらきてたのですが、今回、この馬がその両方の血を持っていたので、気にはなっていたのですが、まんまとやられた気分です・・。
5着に▲サトノブラック。思ったほど、伸びませんでしたね・・。皐月賞は、弥生賞よりもペースが速くなるので、弥生賞の勝ち馬って案外馬券にならなくて、逆にダービーで巻き返すってパターンが多いです。
ただ、今年は、弥生賞は重馬場のMペースで、今回、馬場が悪いと思っていた皐月賞では、出番があるのでは?と思ったのですが、これまた、思った以上に馬場が回復したこともあり、足りませんでしたね・・。この馬、どちらからというと、小回り向きの脚にも感じます。まだ、直線の長いコースで、速い脚を使ってないので分かりませんが、上位2頭を脅かすことは難しいかもしれませんね。
◎ダーリントンホールも、思った以上に馬場が回復したことがよくなかったですね。今回、「重馬場~やや重」想定で予想していたもので、重馬場でこその「欧州血統」や「ステイ血統」の馬を上位評価していたのですが、思った以上に馬場が渇いて、キレ負けした感じですかね・・。
△ビターエンダーは、狙いすぎでしたかね・・。やはり、共同通信杯2着からでは荷が重いか・・。このパターンで来たのは、ドゥラメンテだったのですが、あの馬は、器が違ってたからな・・。津村騎手も馬場は読めていたと思いますが、馬の力がたりませんでしたね。
○ヴェルトライゼンテは、もっとやれると思ったのですが案外な結果。この馬に勝った、コントレイル、ガロアクリークが先着してるので、この馬が基準馬だったか・・。
今回も、馬場に泣かされたというか、印が全く逆でした・・。なかなか、厳しい展開です。仕切り直して、天皇賞で、巻き返したいです。
ということで、虎の巻を更新です。
「トライアル勝ち馬で、ジョッキーの乗り替わりのない馬、(ただしリーディング上位・5位くらいまでの騎手や、外国人ならOK。)+トライアル(共同通信杯連対を含む)で権利を獲った人気薄(6番人気以下)+中山重賞勝ちでトライアル敗退馬+中山重賞勝ちのある2000m無敗馬(3戦以上)」
・無敗の2歳G1馬は、力が抜けているので、休み明け初戦でも、調教でしっかり動けていたら買い。
・1800m重賞勝ち馬(札幌2歳S、東スポ2歳、きさらぎ賞、共同通信杯、スプリングS)で、中山、阪神の2000m連対のある馬は、高確率で馬券に絡む。
・共同通信杯からの直行で、馬券になるには連対、必至(57kgで連対ならなお良し)。
・年明け初戦なら、「G1勝ち馬のみ」、「きさらぎ賞」と「京成杯」からなら、「勝ち馬のみ」なのですが、その馬たちは、「3勝馬」という実績がありました。異ローテなら(京成杯、きさらぎ賞、アーリントンC、毎日杯)なら「3勝馬」です。
・若葉S組は前々走、連対必至(特に重賞やオープンで。オープン特別なら2000mを1着、重賞ならマイル以上で連対した経験のある馬のみ)
・トライアル5着以下からの巻き返しは、中山重賞勝ち馬のみ。
・トライアル3着で権利を獲った馬は、それ以前に重賞で連対経験がある馬のみ。
・トライアル掲示板組でも0,5秒以上差で負けた馬は消し。
・前走、2000mより長い距離を走っていた馬は消し。
・1800mのレースで馬券対象になっている馬は、このレースにあっている。特に東京、京都、中山1800mレースで馬券対象になってる馬(オープン以上、重賞勝ちがあればなおよし)
・パンパンの良馬場なら「1800m以下のレースでの勝ち鞍か、中山2000mでの勝ち鞍」がある馬が馬券になる。
・サンデーの血をもっていない馬は、疑ってかかる。逆に人気薄ならサンデーの血がある馬を買うべき。
・中央競馬場で勝ち鞍のない馬は、消し。
・重賞2勝以上(1800m以上)の馬で、連対率100%の馬は買い。
以上・・・。これで、来年はバッチリか
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