昨日は不思議な偶然があった。
土曜日の夜、母からの電話で
明日、都内で用事があるだけれど
連れて行って欲しいとのことだった。
私は日曜日の予定を既に決めていたので
すぐには返事もせず折り返すということにした。
決めていた予定を変更するのも申し訳なかったけれど
かと言って、不慣れな電車での遠出を
一人でさせるのも心配なので
少し考えて、やはり予定を変更して母に付き合うことにした。
母が用事を済ませるまでに3時間ほどあったので
勉強でもしようと思って本も持参して行った。
とりあえずお昼ご飯でも食べようと
一人でぶらぶらしていると列を作っているお店があったので
普段ではしないけれど時間もあるし列に並ぶことにし
人気があるらしいお店でランチをした。
その後、近くに雑貨など興味深いものが色々と置いている
お店があったのでしばらくそこであれこれ見ていた。
その後、本屋さんをチラッと覗いてすぐに出て
別の古い小さな本屋さんに入った。
今度は何となく入口からゆっくり本を眺めることに。
ちょうど奥のところに
私の目に留まるような本があったので見ていると、
さらに好きな著者の本があったので手に取って眺めていた。
「私が探している本はあるはずがないよなア。。。」
と思った瞬間、
なんと、その隣にその本があるじゃないですか!!!
すっかり叫びたい気持ちでいっぱいになったとき
店主さんが「その人の本好きなの?ついさっき持ってきたんだよ」
と言って、これもあるよと別の本も持ってきてくれた。
少しお話ししていると「難しい本読むね」と言いながら
「不思議なこともあるねえ」
「ほんとにさっき持ってきたんだよ」と
とても不思議がっていて
「よっぽどその著者さんが読んでもらいたかったんだねー」と言った。
結局、何冊も買って帰ったのだけれど
やはり全ては完璧に出来ているのだとつくづく思った。
これを買おうとして、実は例の詐欺にあたったのだ。
手に入るものは手に入るし
入らないときは無理に手に入れようとしても手に入らない。
手に入らないのに
欲が大きくなり何としても手にしようとする。
現代では特に、
自然な流れでなく強引に手にしようとしている
その境界線を、無意識に越してしまっている。
それくらい、無理やり手にしていることが多いのだろう。
全ては必要な時に、必要なタイミングで
必要なものならば必ず手にするようになっているのに。。。