豊かさの意味

GUAMは以前スペインに支配されていた時代があり

その当時の風習も残っている。

それぞれの村などでは週末に教会に行って外でバーベキューなどをし

みんなでご飯を食べたりしているフィエスタと呼ばれるものがある。

ちょっとしたイベントのように見えるかも知れない。

実際、小さなイベントはよくあるのだけれど。。。

そんな時は、見知らぬ人にでも食べていってと声をかけてくれたりする。

かつての日本にもあったような、

そんなみんなで共有しようというおもてなしだ。

そんなに飛び抜けて豊かという感じではないけれど

食べ物や飲み物を差し出してくれる。

お年寄りから小さな子供まで

みんなで楽しそうにおしゃべりをしているのを見る。

近所の人たちが集まってたわいのないことを話している。

男の人たちも幾つになっても楽しそうだ。

小さな子供たちもみんな知っているので子供たち同士走り回り、

お年寄りも近所の赤ちゃんや子供をあやしていたり

大人も子供もそれぞれが楽しんでいる。

ものが豊かになり、教育や物質にかけるものもさらに多くなり

そのためにさらに良い学校、良い会社、もっとお金を稼ぐことへと

自分が豊かであること、自分の家族が豊かであること

そんな風に個の豊かさばかり求めるようになった。

何かの折にボランティアをするのなら

そこに見返りや自己優越感などの感情や考えがある。

何もなく、特別な時でもないのに

人々と豊かさを共有するということはあるだろうか？

特別な日でもないのにみんなで楽しくおしゃべりをして集う。

定年後の男性たちがワイワイ楽しくおしゃべりをする機会。

お互い困った時はお互い様という関係は日常にあるのだろうか？

人と人との繋がりが日常から切り離されてしまったのではないか？

物質的に豊かになると共に失われたもの。

真の豊かさとは何だろうか？

自分が思う豊かさ、それを手にしているだろうか？

自分が手に入れていると思う豊かさはあなたの心を豊かにし

他人も豊かにできるものなのだろうか？