少し前のことになりますがNHKのテレビ番組である鍛冶屋さんのことを放送してました。
跡継ぎのいない鍛冶屋さんにお弟子さんが入り、その様子を放送してたんです。
観ていて 『お師匠さんがいるって良いものだなぁ
』 と感じました。
(その番組に出ていた鍛冶屋のお師匠さんがステキな方だったのもありますが・・・・・)
私には靴作りのお師匠さんはいないのでチョットうらやましい感じがしました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_uru.gif)
私は靴の専門学校に一年間通い、学校の特別授業で “手製靴” を学びました。
(あれ
卒業証書ってもらったけっな
)
“手製靴” で習った内容はハンドソーンウェルト製法とマッケイ製法でした。
“底付け” と言われる吊りこみから先の作業ですね。
手製靴の講師は昔 靴職人さんだった方でしたが “お師匠さんと弟子” という関係ではありませんでしたね。
特別授業の内容も作るための基礎的な事だけなのでカリキュラムに従って進めていくだけで講師の方のノウハウも軽く教えてもらえる程度でした。
もちろん、とても勉強にはなりましたし、オーダーでワークブーツを作る仕事をしているのもこの特別授業を受けたからだと思っています。
その後、趣味として作っていた靴は授業で教わったことをテキストを見ながら進めたり、分からないところは自分なりに考えたり他の人に聞いたりして作っていたのを思い出します。
数人に聞くと違うやり方や意見が多く “どれが正しい” というわけではありませんが、自分で考えたり実際に作ってみないとどれがベストなのかが分からないこともしばしばありました。
そして今の作り方になっています。
学校で習った作り方とはけっこう違う部分も多いです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
そして底付けの作業に移る前に必要なのは木型と型紙、製甲(アッパー縫製)です。
ここは人から教わることより 数をこなす事と考えたりよく見たりすることが重要なんだと思います。
私は幸運にも靴メーカーで勤めていたころに それこそイヤというほど木型を見たり、型紙を裁ってきました。
木型の良し悪しもそうですし、木型に載せるデザイン線一つで靴の雰囲気や履き心地も変わってしまいます。
デザイン線は良し悪しという簡単な基準ではなく、その靴の雰囲気を左右するものなんですよね。
例えば婦人靴の雰囲気を持ったラインで紳士靴やワークブーツなどを作るとどうしても華奢なものになってしまいます。
逆に紳士靴を作り馴れている職人さんは婦人靴を作るとどうしても色気の足りないパンプスやフィットブーツになっちゃうんですよね。
婦人靴も紳士靴もワークブーツも同じ “靴・ブーツ” という括りになりますが、作り手からするとまるで別物なんですよ。
木型にも似たことが言えると思います。
つま先の形から全体のバランスまで婦人靴と紳士靴、ワークブーツでは同じサイズの木型でもかなりの違いがありますからね。
トンリョウのワークブーツに使用しているモデル木型はすべてのタイプを私が削りました。
こだわりもあったんですが 『このぐらいの革の厚みで中底はこれぐらいの厚み』 などを考えると自分で削ったほうが修正の回数が少ない気がしたんですよね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
モデル木型作りも今までたくさんの木型を見てきたからできたんだと思ってます。
時間はかかりましたが自分の思い描いていた木型になってます。
(使っていると汎用性を考えて足入れの部分で修正が必要になる場合もありますけどね。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/8c/bbc51e6e2fe9e49e6620ff85268b712c.jpg)
今ではプルオンタイプの木型が5種類、編み上げ用の木型が2種類あります。
このモデル木型からお客さまの足に ある程度合わせた状態で木型屋さんに一足の木型を作ってもらってます。
その後は作ってもらった木型をお客さまの足に合わせて調整していきます。
靴・ブーツの作りやラインの取り方、アッパーの仕立ても他の職人さんとは少し違う部分があるかもしれませんね。
これからも良い部分は吸収して、自分で作っていても 『ここはこういう風にしたらもっと良いかな?』 と感じるときは改善していかないとですね。
このシューズももう少し履いたらいろいろと解ってくるところが出てくるかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f7/ddcc1dbc1294fcb742c85798950f6a6e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/72/b7e1c43c93bc64ac55602e2c323cd478.jpg)
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917 / 090(2634)0207
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
※不在の事がありますので先にご連絡をください。
跡継ぎのいない鍛冶屋さんにお弟子さんが入り、その様子を放送してたんです。
観ていて 『お師匠さんがいるって良いものだなぁ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0230.gif)
(その番組に出ていた鍛冶屋のお師匠さんがステキな方だったのもありますが・・・・・)
私には靴作りのお師匠さんはいないのでチョットうらやましい感じがしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_uru.gif)
私は靴の専門学校に一年間通い、学校の特別授業で “手製靴” を学びました。
(あれ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
“手製靴” で習った内容はハンドソーンウェルト製法とマッケイ製法でした。
“底付け” と言われる吊りこみから先の作業ですね。
手製靴の講師は昔 靴職人さんだった方でしたが “お師匠さんと弟子” という関係ではありませんでしたね。
特別授業の内容も作るための基礎的な事だけなのでカリキュラムに従って進めていくだけで講師の方のノウハウも軽く教えてもらえる程度でした。
もちろん、とても勉強にはなりましたし、オーダーでワークブーツを作る仕事をしているのもこの特別授業を受けたからだと思っています。
その後、趣味として作っていた靴は授業で教わったことをテキストを見ながら進めたり、分からないところは自分なりに考えたり他の人に聞いたりして作っていたのを思い出します。
数人に聞くと違うやり方や意見が多く “どれが正しい” というわけではありませんが、自分で考えたり実際に作ってみないとどれがベストなのかが分からないこともしばしばありました。
そして今の作り方になっています。
学校で習った作り方とはけっこう違う部分も多いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
そして底付けの作業に移る前に必要なのは木型と型紙、製甲(アッパー縫製)です。
ここは人から教わることより 数をこなす事と考えたりよく見たりすることが重要なんだと思います。
私は幸運にも靴メーカーで勤めていたころに それこそイヤというほど木型を見たり、型紙を裁ってきました。
木型の良し悪しもそうですし、木型に載せるデザイン線一つで靴の雰囲気や履き心地も変わってしまいます。
デザイン線は良し悪しという簡単な基準ではなく、その靴の雰囲気を左右するものなんですよね。
例えば婦人靴の雰囲気を持ったラインで紳士靴やワークブーツなどを作るとどうしても華奢なものになってしまいます。
逆に紳士靴を作り馴れている職人さんは婦人靴を作るとどうしても色気の足りないパンプスやフィットブーツになっちゃうんですよね。
婦人靴も紳士靴もワークブーツも同じ “靴・ブーツ” という括りになりますが、作り手からするとまるで別物なんですよ。
木型にも似たことが言えると思います。
つま先の形から全体のバランスまで婦人靴と紳士靴、ワークブーツでは同じサイズの木型でもかなりの違いがありますからね。
トンリョウのワークブーツに使用しているモデル木型はすべてのタイプを私が削りました。
こだわりもあったんですが 『このぐらいの革の厚みで中底はこれぐらいの厚み』 などを考えると自分で削ったほうが修正の回数が少ない気がしたんですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
モデル木型作りも今までたくさんの木型を見てきたからできたんだと思ってます。
時間はかかりましたが自分の思い描いていた木型になってます。
(使っていると汎用性を考えて足入れの部分で修正が必要になる場合もありますけどね。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/8c/bbc51e6e2fe9e49e6620ff85268b712c.jpg)
今ではプルオンタイプの木型が5種類、編み上げ用の木型が2種類あります。
このモデル木型からお客さまの足に ある程度合わせた状態で木型屋さんに一足の木型を作ってもらってます。
その後は作ってもらった木型をお客さまの足に合わせて調整していきます。
靴・ブーツの作りやラインの取り方、アッパーの仕立ても他の職人さんとは少し違う部分があるかもしれませんね。
これからも良い部分は吸収して、自分で作っていても 『ここはこういう風にしたらもっと良いかな?』 と感じるときは改善していかないとですね。
このシューズももう少し履いたらいろいろと解ってくるところが出てくるかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f7/ddcc1dbc1294fcb742c85798950f6a6e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/72/b7e1c43c93bc64ac55602e2c323cd478.jpg)
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917 / 090(2634)0207
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。