ブーツの出し縫い

　今回はブーツ作りを進めます。

前回で本底を貼ったので、次は出し縫いをかけます。


出し縫いとは、ウェルトとミッドソール・本底を縫い付ける事です。

ステッチダウン製法はウェルトが無いため、出し縫いはアッパーの革とミッドソール・本底を
縫い付けています。

その他にウェルトがある靴・ステッチダウンの靴共に本底は縫い付けないで接着だけのものもありますね。


では、いつも通り順を追って説明しますね。


１、出し縫い前にヒールの付く部分の表面を削っておきます。

　写真を撮るのを忘れちゃいました・・・


２、出し縫いをかけます。

出し縫いは外注さんにお願いしています。
この職人さんは出し縫いをかけて６０年以上のベテランです。でも、とても元気な方ですよ!!


３、縫い終わったら余分な糸を切り、踵に釘を打ちます。

踵に“ノウチャ・シングル”と書いてあります。ノウチャは“濃茶”の糸で縫う。
“シングル”とは踵廻りには出し縫いをかけない縫い方です。


４、完成です。

どうです、良く見るワークブーツの感じになってきましたね！？


　普通に履く分には接着剤の強度が良くなっているので出し縫いをかけなくてもしっかり貼れば剥がれる事はないでしょう。

でも、ハードな履き方をしたりした場合の剥がれ予防と、出し縫いがかかっていると雰囲気が良くなりますよね。




トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格　：　ラスト(木型)代　　￥ 20,000（税込￥21,000）　※初回のご注文の場合は必要になります。
　　　　　　ブーツ代　　　　￥115,000（税込￥120,750）～


　
連絡先等は
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