トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

底付けに使った道具達

2012-09-10 18:53:57 | 道具
 ブーツ作りの本底貼りまで終わった事なので、底付けに使った道具達を紹介します。



始めに、使った道具達です。

写真のコルクはすくい針のキャップとして使ってます。


では詳細を説明しますね。


まず、吊り込みに使った道具です。

写真上が“ワニ”です。ワニは革を引いたり、シワを取ったりする道具です。
写真下が“釘切り”です。本来の使い道は釘を切る為の道具ですが、これで仮止めした釘を抜いてます。

吊り込みの際に使った釘がこちらです。

写真左が踵廻り以外を仮止めする釘です。
写真右が踵廻りを固定する“タックス”という釘です。

2つの釘の違いはこんな感じです。

写真左が仮止め用の釘です。 まぁ普通の釘ですね。
写真右がタックスです。 これはチョット柔らかくできていてタックスの先が木型底面の鉄板に当たり潰れるように
なっています。釘の先が潰れる事によって吊り込んだ革が固定されます。


次は、すくい縫いに使ったすくい針です。

柄のおしり部分に糸を引いた時のチャンがくっついてます。
この針も新しいものや、切れが悪くなったら研ぐんですよ。


すくい縫いが終わった後に使用する道具がこちら

写真上はホームセンターで買ったハケです。ゴミを払う事と、柄の先でウェルトを平らに慣らします。
使い易くするために柄を曲げました。(キテマス、キテマス・・・ハンドパワーです!!【笑】)
写真下は“ヤットコ”です。ミッドソールや本底の端をつまんで圧着します。

ハケの柄の先は削って薄くしてます。

この薄くなった部分をアッパーとウェルトの間に入れウェルトの根本から平らにします。


 現在は機械生産の靴が増え(海外製品も増えてますね)、靴を作る職人さんが減っています。その為、このような
道具を作る職人さんも減っているようです。(さみしい事です・・・)

 機械生産が主流になる前は浅草は木型を叩く音がよく聞こえていたそうです。
その頃、木型は現在のプラスチックと違い 木を使っていました。その木型を叩く音がなんとも良かったようです。
(何年も前ですが、おじいちゃんの職人さんに聞きました)





トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,000) ※初回のご注文の場合は必要になります。
     ブーツ代    ¥115,000(税込¥120,750)~


 
連絡先等は
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南3‐24‐12
電 話 : 04-7361-8810
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。







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