トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

古いもの・伝統のあるものが良いもの?

2020-03-16 18:07:09 | Boots
私の作るワークブーツは手作業で行う工程が多いです。


木型の調整から始まり型紙、製甲、つり込み、すくい縫い、コバ削り、仕上げ等。



元々靴やブーツ作りは手作業で行う工程が多いものなんですが既製品の場合はつり込みやすくい縫いに機械を使って作るものが多いです。





トンリョウで製作しているハンドソーンウェルト製法はグッドイヤーウェルト製法の元になった製法ですが今でもビスポークシューズなどのオーダー靴ではめずらしくない製法ですね。



なぜグッドイヤーウェルト製法ができたのに今でもハンドソーンウェルト製法で作られているのかというのは理由があるからです。



このブログでもグッドイヤーウェルトとハンドソーンウェルトの違いを何度か紹介しましたがその違いがあるからこそ今でも2つの製法が存在してるんだと思います。





靴やブーツ作りだけではなく、他のものでも昔からあるものと新しいものがありますよね。


たとえば車です。


今の車はスイッチを押すとエンジンがかかるようになってますが昔はエンジンをかけるスイッチどころかセルモーターすら無かったんですから。



どんどん進化していって今の車がある訳ですが車好きの方の中には古い車が好きな方も多いですよね。


バイクの進化もすごいと思います。


私は乗ったことがありませんが今のバイクは 『モード切替』 のスイッチがあり、街中で乗るときとツーリングなどで乗るときで乗り味?を変えることができるそうです。
混合気を作るパーツも小型バイクは別として、キャブレターからインジェクションが当たり前になってますしね。



私の乗ってるカワサキさんは40年も前のバイクなので最新技術とは縁遠い乗り物ですが楽しく乗るには十分なバイクです。



『古いから』 という理由だけで乗ってるのではなく、16歳からバイクに乗り始めて何台ものバイクに乗った結果、今のカワサキさんのエンジン特性が一番自分に合ってると思い乗り続けてます。




ブーツ作りに関してもハンドソーンウェルト製法が 『古いから・伝統があるから』 という理由で製作しているわけではありません。



ハンドソーンウェルトにはたくさんの良いところがあるからです。



なので革は鞣し方が昔ながらのものとか、昔からある革だからといった理由で仕入れることはありません。

革問屋さんに行き、実際に数枚の革を見せていただき私が 『良い革』 だと思ったものを仕入れてます。

革は鞣し方や染色方法で昔とは違うものが増えてます。


昔の方が良かったものもありますが昔の革のすべてが良いのかと言うとそうではないと思います。


今の技術があり、昔は作れなかった革もありますし、出せなかった色もあります。




トンリョウで在庫している革です。

鞣しに重点をおいた革や風合いを引き出してる革などさまざまです。

『良い革』 って一言では言えませんからね。







製作してるブーツも機械を使った方が良いというか合理的な部分は機械を使ってますよ。



伝統や歴史だけで言えばトンリョウのブーツはまだまだです。



でも履くお客さまの事、用途を考えてお客さまに合った1足を作るよう心掛けてます。








































トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 21,000(税込¥23,100) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代     ¥108,000(税込¥118,800)~




 
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917  / 090(2634)0207
U R L : order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。


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