<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

「蒼穹の昴」

2010年08月30日 |  TVドラマ
録画みてます。

こないだは「Mother」号泣でしたが、
これまた素晴らしいドラマです。

中国映画やドラマは、基本全部吹き替えです。
それは「普通語」がもともと普及されてなかったということと、
普通語を話す役者が少なかった名残だと思います。
中国は広くいろいろな言葉があるからです。
香港で上映するときは広東語、韓国は韓国語、など
あらゆるアジア圏で吹き替えられているからですね。
字幕もさまざまです。

このドラマももちろん日本人の声も吹き替えですが、
中国語を話せない日本人ががんばってしゃべっています。

口のあけ方はもちろんその通りではないですが、合わせてあるのはわかります。
裕子さんは台詞も多く、相当苦労されたと思います。
日本語でない言葉をしゃべりながら感情を入れるのは至難の業ですね。

年齢にあったお化粧もされていて、素顔に近い状態です。
それが、実物の西太后の写真のイメージに近くてびっくりです。

見進めて行くうちに、西太后にしか見えなくなってしまいました。
西太后の細かな心理描写は見事です。
清朝の時代の紫禁城の中も、本当にこうだったのでは?
と興味深かったです。

衣装や髪の飾りなどとても豪華で、素晴らしいと思いました。
頭が重そうなので、華奢な裕子さんは大変だったのではないでしょうか。

西太后お付きの宦官、「春児」を演じている「余少群」はとても魅力的な俳優さんです。
裕子さんと一緒の場面が一番多かったので、
親子のように仲良くなって、別れがつらかったとか・・。
辮髪が良く似合い、いっぺんにファンになってしまいました。

これは確かBSのドラマですが、
総合で再放送があればいいのに、と思います。
裕子さんの代表作が又生まれたような気がします。

ほんとに、歳を重ねた裕子さんはますます素敵になりました。
どの役もはまり役で、偉大な俳優だと私は思ってます。


コメント (2)
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