<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

フェレット

2012年04月13日 |  ブログ
そういえば、大阪の地下街で
「フェレット」を連れて散歩している人を見た。

散歩?地下街で?
だめでしょうー・・・。

初めて本物のフェレットを見たけど
「だめでしょーあのペットは・・。」
と思いました。

何がダメって・・。

もともとフェレットは野生ではなくペットや家畜用に作られたものらしく
野生のものは「いたち」と呼ばれるものですね。
でも、イタチはイタチ。
ペットに向いてない気がするのは私だけですか。

動物は大好きなので
人間に飼われていいものと、悪いものとは
本能的にわかるんですよね。

いたちは元々獰猛な肉食獣。
ペット用として飼われ、人にも懐きやすいようですが、
気を付けないといけないことがたくさん。

だから単にかわいいからと飼えるペットじゃない気がします。

人がたくさんいる梅田の地下街に何故フェレットが・・・。
そしてリードを引っ張りながらフェレットの好奇心旺盛な様子に
ご満悦そうな飼い主。

日本のペット事情も考えれば考えるほど複雑だけど、
住宅事情も鑑みて、最後にペットにかわいそうな思いをさせないことだけを祈ります。

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「海洋天堂」

2012年04月13日 |  映画
やっとDVDが発売になり観ることができました。
ほんとに待ち長かった。

「海洋天堂」

福岡で上映された時はやはり見にいけず、今回の発売までおあずけをくらっておりました。

感想は?
もっとなんというか、商業的な映画だと思っていました。
ここまで地味だとは・・。
お金がかかってない、いい映画には違いないけど地味だなあって。

途中まではそう思って見ていたんです。
しかし終盤に差し掛かり、それはなんとも言えない感動が襲ってきて
涙が止まりませんでした。

自閉症の社会的問題がテーマなので、
ある意味、演技にリアリティがなければ訴えかけられるものは少ないと思います。

しかし、自閉症の21才の「大福」を演じた「文章」
そして父親の「心誠」を演じた「ジェット・リー」
この二人の演技が、リアルであればいいというところを越えた何かがあった。
観た人の心を揺さぶったのは
本当に彼ら本人の気持ちやまごころがそのまま伝わったからだと思います。

観客をいかにも泣かそうとする大仰な演出意図がない。
ただ心根の優しさが人の琴線に触れ涙を誘うと、そういう感じでした。
だから、きっと、
観客のひとりひとりが泣いたところは違うと思う。

末期ガンに冒された父親が、自閉症の息子が幸せに生活していけるようにと
短い、限られた時間の中で精一杯の努力を続ける姿が描かれています。

周りの人の協力もあり、父親の死後もなんとか生活していけるようになった大福、
彼の心の中は覗けないけれど、
天使のような瞳に癒されます。

悪人が一人も出てこない。
そして淡々と描かれている。
大きなドラマがあるわけでもない。
父と息子の日常がただ画面に流れているだけ、
言ってみればそういう映画です。

そしてこれも映画だなぁ、と思う。
そうなんです。
こういう地味で素晴らしい映画はたくさんの人に観てもらいたい、
そしてそれを可能にしたのは「ジェット・リー」の力です。
彼をキャスティングできたのは「奇跡」だと監督は言います。
国際的スターを起用して全世界の人に見てもらえる。
監督としてこれ以上の喜びはないんではないでしょうか。

自主上映会の呼び掛けもなされています。
子供から大人まで安心して観れるし、
なにより「親子の愛」を深く感じられる作品だから
やっぱりたくさんの人に観てもらいたいなー。

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