2018年 監督 鄭義信
在日韓国人を描いた 貴重な映画だと思う。
一家族の物語ではあるけれど、
いじめで中学生の息子が自殺してしまうくだりは
見ていて本当に辛かった。
昭和44年、45年が舞台だけど
ちょうど私も中学生くらいの頃だ。
私が生まれた小倉には「紫川」という川があって
その川沿いには家とも呼べないような
掘っ立て小屋がいくつも並んでおり、
すぐ近くに住んでいたこともあり
親からは「絶対にあそこの子たちに近づいてはならない」と言われていた。
とにかく子供心に
昔話の「鬼」のような存在と深く植え付けられた。
確認したことはないがたぶん「朝鮮人」の方たちが住んでいたのだと思う。
今、住んでいる家の近くの公道にずっと前から
「私有地」とでかでかと書いているところがあった。
「通行禁止」と書かれていた。
市はそれを消す。
そしてまた書かれる、という
いたちごっこのようだった。
それから何十年も経つけれど、今は
その道沿いの家の壁に大きく
「日本国は嫌い、日本人は嫌い、、、」
と長文が書いてある。
「これは俺の土地だ」「醤油屋の佐藤さんから買った」を繰り返すキムサンホ演じるお父さんの言葉を聞きながら
どんなに嫌いな仇のような国でも
住み続けなければいけない不幸を、
たぶん、このお父さんのように「明日はきっとええ日になる」と思わず
ずっと不満を抱えながら生きている人もいるだろう、と
そういうことをすごく考えた。
知らない間に繰り返してきた差別。
何も知らない子供に差別を教えてきた親。
いろいろ考えさせられる映画なので
是非是非どうぞ。
でも、嫌韓の方はちょっとHPを見て考えてどうぞ。
「焼肉ドラゴン」
在日韓国人を描いた 貴重な映画だと思う。
一家族の物語ではあるけれど、
いじめで中学生の息子が自殺してしまうくだりは
見ていて本当に辛かった。
昭和44年、45年が舞台だけど
ちょうど私も中学生くらいの頃だ。
私が生まれた小倉には「紫川」という川があって
その川沿いには家とも呼べないような
掘っ立て小屋がいくつも並んでおり、
すぐ近くに住んでいたこともあり
親からは「絶対にあそこの子たちに近づいてはならない」と言われていた。
とにかく子供心に
昔話の「鬼」のような存在と深く植え付けられた。
確認したことはないがたぶん「朝鮮人」の方たちが住んでいたのだと思う。
今、住んでいる家の近くの公道にずっと前から
「私有地」とでかでかと書いているところがあった。
「通行禁止」と書かれていた。
市はそれを消す。
そしてまた書かれる、という
いたちごっこのようだった。
それから何十年も経つけれど、今は
その道沿いの家の壁に大きく
「日本国は嫌い、日本人は嫌い、、、」
と長文が書いてある。
「これは俺の土地だ」「醤油屋の佐藤さんから買った」を繰り返すキムサンホ演じるお父さんの言葉を聞きながら
どんなに嫌いな仇のような国でも
住み続けなければいけない不幸を、
たぶん、このお父さんのように「明日はきっとええ日になる」と思わず
ずっと不満を抱えながら生きている人もいるだろう、と
そういうことをすごく考えた。
知らない間に繰り返してきた差別。
何も知らない子供に差別を教えてきた親。
いろいろ考えさせられる映画なので
是非是非どうぞ。
でも、嫌韓の方はちょっとHPを見て考えてどうぞ。
「焼肉ドラゴン」
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